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ホーム2025年5月REVIEWラテン・フレイヴァー濃いパーカッションのリズミカル躍動にノセられつつ、しかしあくまで硬派ハード・バッパーの道を貫くピアノのダイナミック・ブルージー・アクションが凛々しく雄々しく冴え渡ったアフロ・キューバン・バップの逸編 輸入盤CD BRAD TURNER TRIO PLUS ONE, ブラッド・ターナー / IT'S ALL SO
商品詳細
★ピアニストやドラマーとしても非凡だが従来は専らトランぺッターとして名を馳せてきたカナダの多才なヴェテラン名手:ブラッド・ターナー(1967年カナダ-ブリティッシュ・コロンビア州ラングリー生まれ)の、今回は自身はピアノに専念した、ベース&ドラム&パーカッションとのカルテット(パーカッション抜きのピアノ・トリオも2曲)による自作曲メインの一編。

★アフロ・キューバンなラテン・ジャズ・タイプの舞踏的リズミカル・グルーヴ感を呼び込むパーカッションの躍動に導かれて、硬質鋭角な骨太タッチのピアノが苦味走ったモーダル・バピッシュなダイナミック・アクションを炸裂させたり、半ダンサブルに上手くリズムに乗ってブルージーに哀愁を歌い上げたりの、剛柔併せ持ったメリハリあるアクティヴ・リリカル・プレイを敏活に綴って精悍かつ生鮮な魅力を放ち、おぼろにして太々とウネるベースやシャープ&精確にビートを刻むドラム、"南国グルーヴの化身"のようなパーカッション、らの活躍もハマるべきツボにアザやかにハマりきった、全体を通じラテンのリズムを十全に活かしながらしかしその中身はあくまで硬派な現代ハード・バップ、といった感じの質実スウィンギン世界を旨味と歯応え充分に愉しませる敢闘内容。

★ラテン型のスイング感と明朗な歌心を変らず二本柱とし、ブルース・フィーリングも潤沢に備わった、だが決して甘くない陰影とスパイス感あるキリッと凛々しく雄々しい真剣勝負のバピッシュ熱演、が気魄をもって軒昂げに展開してゆき、ダンカン(per)の舞踊感溢れる律動がノリノリ効果満点に煽ってくる中、ターナー(p)のこれに触発されて自身も踊るような素振りを見せるが基本的にはマイペースを保ってリアル・ハード・バッパーたる姿勢を崩さない、キレ味鋭く強固堅牢な立ち回り即興が迫力ある中々熱い盛り上がりを呈して壮快だ。

→大雑把に捉えるならハンコック辺りの力学面を踏襲してブルース・フレイヴァーを濃厚に加味した、とでも云えそうな、ダイナミズム全開の殺陣風大アクションとダウン・トゥ・アースな吟醸的節回しで頑として剛健に押してくる、骨芯の据わった分厚いタフガイぶりが奮いに奮っており、ラテン乗りでありながら強硬さ〜ストロングネスを妥協なく貫いたその雄姿は、背筋も伸びきった凄味さえ感じられて頼もしい限り。

1. Mr. Charles
2. Spring Peeper
3. Wondertramp
4. Can't Know How
5. All Ocean Views (p-b-ds trio)
6. Glory Days (p-b-ds trio)
7. It's All So
8. Love For Sale

Brad Turner (piano)
Darren Radtke (bass)
Bernie Arai (drums)
Jack Duncan (percussion, conguero except 5, 6)

2024年9月9日カナダ-ブリティッシュ・コロンビア州ヴァンクーヴァーのMonarch Studios録音
2025年カナダ作品

レーベル:Cellar Music (Cellar Live)

在庫有り
輸入盤・見開き紙ジャケット仕様CD



ラテン・フレイヴァー濃いパーカッションのリズミカル躍動にノセられつつ、しかしあくまで硬派ハード・バッパーの道を貫くピアノのダイナミック・ブルージー・アクションが凛々しく雄々しく冴え渡ったアフロ・キューバン・バップの逸編 輸入盤CD BRAD TURNER TRIO PLUS ONE, ブラッド・ターナー / IT'S ALL SO[CMF 090924]

販売価格: 2,200円(税込)
数量:
商品情報
Cellar Live

マルチ・インストゥルメンタリストのブラッド・ターナーが、ベーシストのダレン・ラドケ、ドラマーのバーニー・アライ、パーカッショニスト/コンゲーロのジャック・ダンカンを迎えて新作を発表。

★ブラッド・ターナーは、無数の方法で真実と美を伝える稀有なマルチ・アーティストだ。 そのチャンネルがトランペットであろうと、ピアノであろうと、あるいは彼が作曲した曲であろうと、ターナーは一貫して独創的な演奏を披露してきた。 この9曲からなる作品集では、1曲を除いてすべて彼が作曲したもので、その輝かしいピアニスティック・スキルを際立たせている。

★ベーシストのダレン・ラドケ、ドラマーのバーニー・アライ、コンゲーロ/パーカッショニストのジャック・ダンカンが数曲で参加し、アンサンブルを魅了している。 洗練されたハーモニーは予測不可能で、グルーヴは深く、メロディーラインには必然性が感じられる。 ピアニストとしてのターナーのタッチはニュアンスに富んでいる。 明瞭で流麗な演奏は、彼の楽器の使いこなし方を示している。 録音は最初から最後まで流れがあり、聴くのが純粋に楽しい。 すべてがまぎれもなくブラッド・ターナーなのだ。 (リニー・ロスネス 2024年12月 ニューヨーク)

Executive Producer: Cory Weeds
Produced by Brad Turner & Cory Weeds
Recorded at Monarch Studios, Vancouver, BC on September 9, 2024
Engineered by Sheldon Zaharko
Mixed and Mastered by Shawn Pierce
Production Manager: Dominic Duchamp
Photography by Tom Gould
Design and layout by Perry Chua