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ホーム2023年10月REVIEW狂おしく叫び吠えるアブストラクトかつスピリチュアルな奔放アルト咆哮が結構テイスティー・グルーヴィーに映え渡った60年代末期の傑作ライヴ2編! CD MARION BROWN マリオン・ブラウン / GESPRÄCHSFETZEN & IN SOMMERHAUSEN
商品詳細
ブラック・スピリチュアル・フリー派アルトサックスの最尖端名手=ユニークなスタイリスト:マリオン・ブラウン(1931年米ジョージア州アトランタ生まれ、2010年フロリダ州ハリウッドで死去)の、本盤は、いずれも(旧西)ドイツのレーベル:Calig(本拠はミュンヘン)からリリースされた1960年代後期のライヴ・アルバム2作品、→ギュンター・ハンペル(vib,bcl)やアンブローズ・ジャクソン(tp)らとのクインテットによる1968年9月20日ミュンヘン(旧西ドイツ)での公演の模様を捉えた「Gesprächsfetzen」(Calig CAL 30 601)と、ハンペルやジャクソンらの他ジーン・リー(voice)も加わったフル状態でセクステットになる体制での1969年5月17日ヴュルツブルク(旧西ドイツ)に於ける実況編「In Sommerhausen」(Calig CAL 30 605)、以上の2タイトルを2in1カップリング収録したCD化版。まろやかなソフトネスを呈した端正できめの細かい面と、荒々しく叫び吠える風な暴圧感ある豪放ワイルド・フリーキー傾向の両極端を往来しながら、アブストラクトかつスピリチュアルに切々と慟哭するアルト吹鳴が中々鬼気迫る、と同時にしっかり旨味ある華を成し、クーリッシュ&半メタリックな流麗鳴動で聴く者を妖しい幻惑の世界へ誘うヴィブラフォンや、鋭くひしゃげた硬質トーンでちょっとテロリスティックに暴れ回るトランペット、加えて怪異な摺り足で躙り寄るベースやドシャバシャとけたたましく猛襲してくるドラム&パーカッション、重低音域をのたうつように唸るバスクラ、らの活躍も各々鮮烈濃厚に存在感を際立たせた、全体を通じ60年代末期のフリー・ジャズらしく熱い情魂とヤバめの破壊攻撃性溢れる完全燃焼の力投ぶりを、極めて生々しい臨場感をもってエキサイティングに愉しませてくれる濃密内容。大雑把に捉えるなら、前半の「Gesprächsfetzen」はどちらかと云うと激しいながらもドラマツルギー的構成意匠のもとに起承転結っぽく上手い按配でスッキリ交通整理されている印象があり、後半の「In Sommerhausen」は同様の面もあることはあるが総じてパーカッション群の乱れ打ちがこれでもかと飛び交うことでトータル・サウンドを掻き回し(更に、殆どベースの音が聞こえて来ない辺りも奏効)、よりアナーキーなカオス化が強まっているイメージがある(とは云えこちらにもちゃんと作劇ストーリー性はあって、両者を敢えて比べればという話)、といった特徴の道程の中で、終始一貫して気力もワザも充実しきったブラウン(as)の奔放自在なインプロヴィゼーションが殊の外傑出して鮮やかな冴えを、キレを見せて卓越している。→落ち着いた穏やかな息遣いで繰り出される半ばバピッシュ&ブルージーな憂きバラード節であったり、一転して異形で獰猛な抽象主義に徹した大暴れの咆哮攻勢であったりと、その音色から立ち昇る独特の色気や香り、芳醇なコクっぽさも手伝って誠に華々しくもこってりテイスティーな無双のスターたる響鳴=サウンドが颯爽と(揺るぎなく)立ち現れていて全く見事。幾分コワモテながら音空間に清涼剤効果を齎すハンペルのヴィブラフォンや、奇怪でシュールな強硬フリー・インプロヴァイザーとして登場して来つつも時折結構オーソドックスな旨口ハード・バッパーぶりも垣間見せるジャクソン(tp)、妖艶で神秘的かつパンキッシュなイカレたところもあるリー(voice)、といった辺りの超個性的奮闘も好インパクト。

01〜05=「Gesprächsfetzen」:
01. Gesprächsfetzen 14:59
02. Exhibit A 2:53 (solo as)
03. Babudah 7:25
04. Tomorrow Is The Beginning Of The End Of Yesterday 3:23
05. Aba 6:30

Marion Brown (alto saxophone)
Ambrose Jackson (trumpet except 02)
Gunter Hampel (vibraphone except 02) (bass clarinet on 03)
Buschi Niebergall (bass except 02)
Steve McCall (drums except 02)

1968年9月20日旧西ドイツ-ミュンヘンのModernes Theater Münchenでのライヴ録音

06〜11=「In Sommerhausen」:
06. Dance No. 1 11:03
07. Exhibit B 3:32 (solo as)
08. The Sound Of A Song 7:56
09. Malipieros Midnight Theatre 8:29
10. Il Ne Chant Pas 6:15
11. Dance No. 2 8:12

Marion Brown (alto saxophone) (flute? on 09) (笛? on 10)
Ambrose Jackson (trumpet except 07) (percussion on?)
Gunter Hampel (vibraphone on 06, 08, 09) (bass clarinet on 09, 10) (percussion on?)
Daniel Laloux (bass on?) (percussion on?) (possibly voice on 10)
Steve McCall (drums, percussion except 07)
Jeanne Lee (voice on 08, 09) (percussion on?)

1969年5月17日旧西ドイツ-ヴュルツブルク=WürzburgのBayerisches Staatskonservatorium der Musikでのライヴ録音

レーベル:Moosicus

在庫切れ
可能な限りお取り寄せ致します

CD


狂おしく叫び吠えるアブストラクトかつスピリチュアルな奔放アルト咆哮が結構テイスティー・グルーヴィーに映え渡った60年代末期の傑作ライヴ2編! CD MARION BROWN マリオン・ブラウン / GESPRÄCHSFETZEN & IN SOMMERHAUSEN[M 12192]

販売価格: 2,600円(税込)
数量:
商品情報
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Moosicus

1968年&1969年の歴史的ライブ録音のCD化。(CALIGの2作品を1枚のCDに収録。)
#1-5 →「Gesprächsfetzen」
#6-11 →「In Sommerhausen」


★アルト・サックス奏者のマリオン・ブラウンは当初、ジャズ・アヴァンギャルドの演奏家として過小評価されていましたが、アトランタからニューヨークに移り住み、ジョン・コルトレーンと共演するようになり、聴衆や批評家の注目を集めるようになりました。即興表現の可能性を発見することに専念していたブラウンは、実にクリアで美しい音を持っていました。

★1970年代初期には、アンソニー・ブラクストン、アンドリュー・シリル、ベニー・モーピン、ジャンヌ・リー、チック・コリアらと共演。このレコーディングでは、ドイツのジャズ・ミュージシャン、ギュンター・ハンペル(作曲家、ヴィブラフォン奏者、サックス奏者、フルート奏者、ピアニスト、バス・クラリネット奏者)と共演してます。

★息子のジンジは父のことをこう述懐している。「彼の奏法は彼の話し声のように聞こえ、歩き方は彼の歌と同じリズムだった。リアルな彼の姿を思い浮かべれば、すべてが理解できた。彼の音楽は、何よりもまず彼そのものだった。それは彼の魂の最も純粋な表現であり、彼の行いすべてが彼の音楽と同じ優しい力を持っていた。彼は実に自分のアートと常に一体であり、両者の間に隔たりはなかった」。(新譜インフォより)

1. Gesprächsfetzen 14:59
2. Exhibit A 02:53
3. Babudah 07:25
4. Tomorrow Is The Beginning Of The End Of Yesterday 03:23
5. Aba 06:30

Marion Brown (alto saxophone)
Buschi Niebergall (bass)
Steve McCall (drums)
Ambrose Jackson (trumpet)
Gunter Hampel (vibraphone,bass-clarinet)

Recorded live at Modernes Theater München, Munich, Germany, September 20, 1968.
(画像をクリックすると大きく見られます)
6. Dance No. 1 11:03
7. Exhibit B 03:32
8. The Sound Of A Song 07:56
9. Malipieros Midnight Theatre 08:29
10. Il Ne Chant Pas 06:15
11. Dance No. 2 08:12

Marion Brown (alto saxophone)
Daniel Laloux (bass,percussion)
Steve McCall (drums,percussion)
Ambrose Jackson (trumpet,percussion)
Gunter Hampel (vibraphone,bass-clarinet,percussion)
Jeanne Lee (voice,percussion)

Recorded live at Bayerisches Staatskonservatorium der Musik, Würzburg, Germany, May 17th 1969