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ホーム2026年3月REVIEW輸入盤CD PIOTR BARON (ANDRZEJ DĄBROWSKI, DAREK OLESZKIEWICZ, BOGUSŁAW KACZMAR, PIOTR BARON) ピョートル・バロン / KAROLAK SONGBOOK スムース&スモーキーな洒脱紳士の極みたる和みの軽妙ブルージー・テナーや堅牢朴訥な純正バップ・ピアノがコク深く映えるポーランド発・寛ぎアーシー路線の謹製品
商品詳細
★今日のポーランド・ジャズ界を代表するモダン・テナーサックスの逸材=ヴェテラン名手:ピョートル・バロン(1961年ポーランドのヴロツワフ=Wrocław生まれ)を中心として組まれた連名ワンホーン・カルテットの、2021年6月に他界したこちらも同国を代表するハモンドB3オルガン&ピアノの手練の使い手にして名コンポーザー、ヴォイチェフ・カロラク(Wojciech Karolak:1939-2021)作の楽曲群を追悼の意を込めて奏したトリビュート・ソングブック・アルバム。

★引き締まったスレンダーな鳴り様を呈し高音部はアルトのようにも聞こえる(ひょっとしたら本当に一部=冒頭2曲とか、アルトを吹いているのかも知れないが確証はない)表情豊かでリキみの抜けた自然体トーンのテナーが、モーダル・パッショネートでありクール・スマートでもあるという絶妙の均衡点を保ちながらの、アーシーなブルース色に富んだごく滑らかに流れる感じの半脱力調子のメロディック・プレイを綴って、中々粋でイナセな吟醸感溢れる魅力を放ち、伝統的バップ・イディオム奏法を根幹としながらエキサイトしてくるとファンキー方向へ行ったり時たまモーダル・スピリチュアル方向へ行ったりもするピアノの、硬質感あるソリッド弾奏もシブい彩りを加えた、また手数多く的確に歯切れよいノリを提供するドラム&ベースの堅実な働きも奏効して、ワンホーン・ハード・バップの正統らしい極めてテイスティー・グルーヴィーな音空間に心地よく浸れる、何ともアジな安定安心の好内容となっている。

★明快で親しみやすいメロディーの美と波打つように律動するノリのよさ、にシンプル・ストレートにポイントを絞った、加えて楽曲そのものがいずれもブルース傾向の強い旨口の風趣を潤沢に帯びていることもあって、大凡のところダウン・トゥ・アースでソウルフルな余裕と節度あるリラックスした行き方が基調を成しており、インティメイトな和気あいあいムード漂う道程の中で、バロン(ts)やカチュマル(p)の至って平易で衒いのない直球型のアドリブ妙技がジェントルに、余情深く悠々冴え渡るという展開だ。

★バロン(ts)の、モード以降の現代流スタイルまで身につけた上で本作に限っては敢えて純正ハード・バップ流儀にほぼ徹した、風な、力は絶えず八分目以下に抑え、スムース&スモーキーな和み節の内側に独特のけだるさも仄めく好もしい軽みを湛えたレイジー・ブロウが、優しく懐広げで落ち着いていながらしかしその一音一音が理知的に計算されているかの如き趣もあるインテリ紳士タイプの妙味を巧まず揮っており、かたやカチュマル(p)の、バロンとは対照的に掛け値なしの精一杯な生粋バッパーぶりもけっこう勇み肌かつ燻し銀の魅力を放ってこれまたナイス。

1. Selector Junior (Wojciech Karolak)
2. Eight Plus Four (Wojciech Karolak)
3. Gem (Wojciech Karolak)
4. Blues Plues (Wojciech Karolak)
5. Ballada O Spełnionych Snach (Wojciech Karolak, Maria Czubaszek)
6. Byle Jak (Wojciech Karolak, Maria Czubaszek)
7. Go Right (Wojciech Karolak)
8. Pechowy Szczęściarz (Wojciech Karolak)
9. Ballada O Czasie Nieutraconym (Wojciech Karolak, Jonasz Kofta)

Piotr Baron ピョートル・バロン (tenor saxophone) (maybe alto saxophone? on 1, 2)
Bogusław Kaczmar ボグスワフ・カチュマル (piano)
Darek(Dariusz) Oleszkiewicz ダリウシュ・オレシュキエヴィチ (bass)
Andrzej Dąbrowski アンジェイ・ドンブロフスキ (drums)

2021年9月11日-12日ポーランド放送スタジオ録音

レーベル:Dux

在庫切れ
可能な限りお取り寄せ致します

三つ折りデジパック仕様輸入盤CD


輸入盤CD PIOTR BARON (ANDRZEJ DĄBROWSKI, DAREK OLESZKIEWICZ, BOGUSŁAW KACZMAR, PIOTR BARON) ピョートル・バロン / KAROLAK SONGBOOK
スムース&スモーキーな洒脱紳士の極みたる和みの軽妙ブルージー・テナーや堅牢朴訥な純正バップ・ピアノがコク深く映えるポーランド発・寛ぎアーシー路線の謹製品[DUX 1872]

販売価格: 3,250円(税込)
数量:
商品情報
DUX

バロン、ドンブロフスキ、ダレク・オレス。ポーランド・ジャズの実力者が集結し、巨匠ヴォイチェフ・カロラクの魂を温かく歌い上げる。

★2021年に世を去ったポーランド・ジャズの伝説的ハモンド・オルガン奏者、ヴォイチェフ・カロラク(Wojciech Karolak 1939-2021)。本作は、カロラクと長年苦楽を共にしたサックス奏者ピオトル・バロンらが、亡き巨匠に捧げたトリビュート・アルバムです。

★発起人のバロンのもとに、ポーランドの国民的歌手にして伝説的ドラマーのアンジェイ・ドンブロフスキ、そして「ダレク・オレス」の名で国際的に活躍するベーシスト、ダリウシュ・オレシュキエヴィチが集結。ピアノには、カロラクが愛したスタイルを受け継ぐボグスワフ・カチュマルを迎えました。全曲カロラクのオリジナル楽曲で構成され、哀しみだけではない、スウィングする喜びと温かなリリシズムが同居する、極上の「別れのブルース」がここに完成しました。(新譜インフォより)

★【ピオトル・バロンによるライナーノーツより抜粋】
『カロラク・ソングブック』。これは本来、ヴォイテク(カロラクの愛称)、アンジェイ、ダレク、そして私の4人によるアルバムになるはずだった。リハーサルなし、記憶の中にあるスタンダード・ナンバーを演奏するだけの作品として。
ヴォイテクがその録音に同意してくれたのは、ひとえに私がアンジェイをドラムの座に就かせることに成功したからに他ならない。しかしその後、ヴォイテクは逝ってしまった。私たちはまるで孤児のように取り残された。
その時、私はアンジェイとダレクにこう尋ねた。「やはり、このアルバムを録音しないか? ただし、全曲ヴォイテクの楽曲だけで構成して。彼への思慕から、彼がいないことへの“不服従”として、そして心の渇望を満たすために」と。
私たち3人は、そうすべきだと認めた。そうと決まれば、代役を見つけなければならない――もちろん不可能だが、ヴォイテクのスタイルに限りなく近い誰かを。そこで白羽の矢が立ったのがボグスワフ・カチュマルだ。彼はヴォイテクのアイドルであったウィントン・ケリーやジョージ・シアリングのスタイルに忠実なピアニストである。
アルバムのタイトルは『カロラク・ソングブック』。これはレクイエムであり、哀歌であり、別れのブルースなのだ。