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ホーム2026年4月REVIEW輸入盤2枚組CD FRANCO D'ANDREA TRIO フランコ・ダンドレア / LIVE ブルージー・メロディックでいて半幾何学的硬質さ〜アクロバティカルさも備わったダンドレア流モーダル・ファンキー・バピッシュ妙技が鮮やかに冴え渡る円熟ライヴ!
商品詳細
★プロ歴60年を越え80代半ばに差し掛かるも今なお意気盛んにチャレンジングな音楽探究を続けるイタリアン・ハード・バップ・ピアノの大御所中の大御所:フランコ・ダンドレア(1941年イタリアのメラーノ生まれ)の、今回は、好評だった前作「Something Bluesy And More」と同じくガブリエーレ・エヴァンジェリスタ(b)&ロベルト・ガット(ds)との鉄壁トリオを率いての、2024年12月21日伊フェッラーラのトッリオーネ・ジャズ・クラブでの公演の模様を収めたCD2枚組の白熱ライヴ・アルバム。

★鋭角的キレ具合の中に作法に適った端正さと豪胆な勢いが同居する、陰影にも富んだ小石を転がす風な何とも味のある硬質タッチのピアノが、大凡のところリキまず衒わず自然体でフリーハンド・スケッチを愉しむかのような、バップ、ブルース、モードの三拍子に歌謡性を加えてバランスよく歩を進める、メロディアスな面も多々あるものの甘すぎずピリッとした幾何学的ダイナミズムを結構色濃く打ち出した適度に荒削りな敏活アクティヴ・プレイ、を嬉々として歯切れよく繰り出してテイスティー・グルーヴィーなコク深い妙味を揮い、撥ねのいいヘヴィー・ドライヴィングなベースやシャープな精確さで百発百中に的を狙い撃つ感じの芸の細かいドラム、らのフレキシビリティ溢れる機動的バックアップもノリとスリル全開で鮮やかに図に当たって、トータルなアウトラインを見る限り「スタンダードや有名ジャズメン曲をメイン・レパートリーとした正統派のハード・バップ系ピアノ・トリオ」に違いないのだがダンドレア(p)のいい意味でこちらの予想・期待を裏切る文脈作りの"ズラしのセンス"が奏効して、美メロの豊富さの反面そう安心してばかりもいられないフレッシュなサスペンスも満点な緊張の途切れぬ流れに仕上げられた、さすがの熟練、さすがの年季を痛烈に感じさせる中々懐の広い会心打内容となっている。

★歌心とスイング感を何より大切にする基本はリリカル・アクション・タイプの情趣に満ちた行き方が進められるが、太く分厚くウネるエヴァンジェリスタ(b)や鋭利機敏に斬り込んでくるガット(ds)に触発されつつ展開されるダンドレア(p)のアドリブ妙技、その語り口は、ごく素直に原曲に沿った端麗なメロディーを歌う面と、あまり素直でない敢えてヒネクレて予定調和を崩す面、とが半々ずつぐらいあって、清新味〜再起動気分の絶えないリアル・スリリングな道程が楽しめるという寸法だ。

→バップやモードのイディオムを使った力学性に富む殺陣アクションや、マッコイ的アグレッシヴさがいつの間にかR・ガーランド的小粋ファンキー・テイストに掏り替わる見事な軽快コードワーク、エヴァンスの流れを汲んだ弾性ある耽美指向のダイナミック&ロマンティック・フレージング、などの表情豊かなメロディック文体が悠然と芳醇に冴える一方、それとは真逆に、モンク辺りとはまた違ったソリッドなパーカッシヴさを強めて、アブストラクトとまでは行かないにしろアクロバティカル&メカニカルな半ば曲芸的立ち回り攻勢で安穏さを打ち破る風な、何げにハード・コアなジオメトリック至芸も気魄十二分に奮っていたりと、その剛柔自在のインプロヴィゼーションは絶好調で、しかも一貫してそれらのワザが作為なさそうにごくナチュラルな息遣いで一筆書きっぽく披露される感じの、そうした滑脱な語調に顕れる含蓄深さは絶品。

CD 1:
1. St. Louis Blues (W. C. Handy)
2. Caravan (Duke Ellington, Juan Tizol)
3. Livery Stable Blues (Alcide Nunez, Ray Lopez)
4. Sweet Georgia Brown (Ben Bernie, Kenneth Casey, Maceo Pinkard)
5. Lush Life (Billy Strayhorn)
6. I've Found A New Baby (Jack Palmer, Spencer Williams)
7. Epistrophy (Kenneth Clark, Thelonious Monk)

CD 2:
1. Nine Bars (Franco D'Andrea, Gabriele Evangelista, Roberto Gatto)
2. Doodlin' (Horace Silver)
3. Take The "A" Train (Billy Strayhorn)
4. Summertime (DuBose Heyward, George & Ira Gershwin)
5. A Love Supreme (John Coltrane)
6. Soft Wind (Benny Goodman)
7. Autumn Leaves (Jacques Prévert, Joseph Kosma)
8. Norwegian Wood (John Lennon, Paul McCartney)
9. Tenderly (Jack Lawrence, Walter Gross)

Franco D'Andrea フランコ・ダンドレア (piano)
Gabriele Evangelista ガブリエーレ・エヴァンジェリスタ (double bass)
Roberto Gatto ロベルト・ガット (drums)

2024年12月21日イタリア-フェッラーラ(Ferrara)のトッリオーネ・ジャズ・クラブ(Torrione Jazz Club)でのライヴ録音

レーベル:Parco Della Musica

在庫切れ
可能な限りお取り寄せ致します

輸入盤2枚組CD

輸入盤2枚組CD FRANCO D'ANDREA TRIO フランコ・ダンドレア / LIVE
ブルージー・メロディックでいて半幾何学的硬質さ〜アクロバティカルさも備わったダンドレア流モーダル・ファンキー・バピッシュ妙技が鮮やかに冴え渡る円熟ライヴ![MPR 199CD]

販売価格: 3,200円(税込)
数量:
商品情報
Parco Della Musica

揺るぎない安定感の中に宿る、生演奏の臨場感。三位一体の包容力が生んだ『魔法の夜』の記録。

★ダンドレア、エヴァンジェリスタ、ガットの極上トリオによる白熱のライヴ!
イタリアのジャズ・シーンで長く第一線を走り続けながら、円熟期を迎えた今もなお常に新しい道を模索し、野心的に活動を繰り広げる現代最高のピアニストの一人、フランコ・ダンドレアと、才能あふれる若きコントラバス奏者のガブリエーレ・エヴァンジェリスタ、そしてヨーロッパ有数の権威あるドラマーのロベルト・ガットによるピアノ・トリオ。2024年リリースの「Something Bluesy And More」(MPR174CD)の後もさらなる新たなアイデアを生み出し続けている彼らのライヴ・アルバムが登場します。

★ビル・エヴァンスやエリック・ドルフィー、セロニアス・モンクなどの歴史的名録音をレコードで聴きながら、いつかジャズ・クラブでのライヴをアルバムとしてリリースすることをずっと夢見ていたというダンドレアの願いがついに実現。実はこのライヴは元々リリースされる予定ではありませんでしたが、ライヴ後にその録音を聴いた3人とParco Della Musicaのプロデューサーであるロベルト・カットゥッチがその魔法のような完成度の高さに感銘を受け、迷うことなくアルバムとして残すことを決断したといいます。

★ブルースや初期のジャズから「キャラバン」「A列車で行こう」「サマータイム」といった永遠のスタンダードを経てビートルズまで、様々な表情を持った聴き応えのあるレパートリー。ダンドレアの特徴的なリズムと3人の親密なコミュニケーションが生むブルージーな感覚で、詩情豊かなパフォーマンスを披露しています。(新譜インフォより)