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ホーム2025年8月REVIEWダイナミズム満点のハードボイルドな精悍ピアノと歌心の権化たる朗々メロディック・トランペットが愉しげに張り合うワンホーン・ハード・バップの痛快クリーンヒット! 輸入盤CD DAVID KIKOSKI デイヴィッド・キコスキ / WEEKEND AT SMALLS
商品詳細
★NY主流派シーン第一線において現代ハード・バップ・ピアノの正統街道ド真ん中を長きに渡りまっしぐらに突き進んできた、その筋の筆頭ヴェテラン実力者にして多忙を極める大人気スター:デイヴィッド・キコスキ(1961年米ニュージャージー州ニューブランズウィック生まれ)の、今回は、ビリー・ハート(ds)&ジョー・マーティン(b)とのトリオに予てより親交深かった朋友=大ヴェテランのランディ・ブレッカー(tp)(1945〜)をスペシャル・ゲストとして迎えた(ブレッカーは全曲参加)、カルテット体制でのNYスモールズ・ライヴ編。

★硬質で鋭角なキレのよさやパーカッシヴ感と、滑らかさや潤い、を併せ持った、打鍵の強い精確なクリアー・ストーン・タッチのピアノが、モード色濃くジワリジワリと沸騰し煽ってくるような、それでいて一定の洗練されたスマートさも絶やさぬダイナミック・アクションを、時折ファンキー・ブルージーな吟醸感を盛り込みつつ展開させる、という基本は苦味走った硬派筋の躍動感溢れる敏活プレイを綴って精悍な魅力を揮い、これとは対照的にシャープな破裂感・突破力の中にもマイルドなリリシズムを自ずと保持したトランペットの、"歌心の権化"然たる情緒型メロディック・ブロウも悠々と拮抗しきった、全般にこの両雄のスリリングであり和気あいあいでもあるさりげなく絶妙のコンビネーションに担保されての友好的バトルを核とする、極めて真っ当な現代ハード・バップ大会が貫かれて壮快に愉しませ、昂揚させる白眉の充実内容。

★親しみやすい旋律の美や詩情と安定律動するスウィンギンなノリ、を何より最重視し、ブルース&バップ&モードの伝統的フィーリングもごくナチュラルに有した、単純明快なオーソドックス・エンタテインメント街道を嬉々として真っ直ぐに驀進するリリカル・アクティヴ・バピッシュ快演、が何ともイナセに繰り広げられ、雄弁に唄い波打つマーティン(b)や重厚でヴォリューミーかつスリリングにフェイントも効かせてくるハート(ds)、にガッチリ支えられ、触発されて、キコスキ(p)とブレッカー(tp)のともに自然体の普段着感覚をもって繰り出すアドリブ技が、ゴキゲンな豊作ぶりを呈して胸躍る思いだ。

★キコスキ(p)の、例によってハードボイルドな力学性に重心を置いた殺陣っぽいモーダル・ソリッド立ち回り攻勢と、軽涼なコードワークを活かした寛ぎファンキー節、を的確に使い分けての(主軸は前者)ドラマティックな活躍が毅然として凛々しく映える一方、そうしたキコスキの座長として全体をまとめる役割をも担った働きを横目に、あくまでマイペースで一ゲスト・ソロイストの立ち位置をとことん楽しむ風なブレッカー(tp)の、どこまでもまろやかによく歌い滑脱にスイングする、ゆとりを残した巧まぬ生粋メロディストぶり&吟醸バッパーぶりがまたナイス・デリシャスで絶品。

1. Winney's Garden
2. Shadow
3. There's A Mingus A Monk Us
4. Presage
5. Straight No Chaser
6. Moontide
7. Cecilia

Randy Brecker (trumpet)
David Kikoski (piano)
Joe Martin (bass)
Billy Hart (drums)

2024年9月9日米ニューヨーク市グリニッチ・ヴィレッジのSmalls Jazz Clubでのライヴ録音

レーベル:Cellar Music (Cellar Live)

在庫切れ
可能な限りお取り寄せ致します

輸入盤・見開き紙ジャケット仕様CD



ダイナミズム満点のハードボイルドな精悍ピアノと歌心の権化たる朗々メロディック・トランペットが愉しげに張り合うワンホーン・ハード・バップの痛快クリーンヒット! 輸入盤CD DAVID KIKOSKI デイヴィッド・キコスキ / WEEKEND AT SMALLS[CMSLF 011]

販売価格: 2,200円(税込)
数量:
商品情報
CELLAR LIVE

ピアニストのデイヴィッド・キコスキーが、ドラムのビリー・ハート、ベースのジョー・マーティンとのトリオ編成に、ランディ・ブレッカーをスペシャル・ゲストとして招き、スモールズ・ライブでのライブ作品を発表。

★スモールズ・ライブ・シリーズの最新作として、ニューヨークで高く評価されているピアニスト、デイヴィッド・キコスキーが、伝説的なビリー・ハートのドラムと偉大なジョー・マーティンのベースをフィーチャーした豪華なトリオを再結成し、長年の友人でありコラボレーターでもあるランディ・ブレッカーをスペシャル・ゲストに迎えて、生々しいライブ・イン・ザ・ルーム・セッションを繰り広げる。

★高い評価を得ているジャズ・ピアニスト、キコスキは1980年代にニューヨークのジャズ・シーンに登場し、ロイ・ヘインズ、ボブ・バーグ、ランディ・ブレッカーなどのトップ・プレイヤーたちと共演し、瞬く間に一流の演奏家としての地位を確立した。キコスキーは、その巧みなポスト・バップ・スタイルとのびのびとしたスウィング・プレイで知られている。セラーミュージックからリリースされたこの新しいアルバムは、4人の友人たちの親密な会話を捉えている。(レーベル・インフォより)

Executive Producer: Spike Wilner & Cory Weeds
Produced by: David Kikoski & Spike Wilner
Recorded at Smalls Jazz Club on September 9, 2024
Engineered, mixed and mastered by Colin Mohnacs
Design and Layout by John Sellards
Production Manager: Dominic Duchamp
Photography by William Brown