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ホーム2025年5月REVIEW強硬でダイナミックな力学指向の圧倒的迫真性とポップ&キャッチーな甘美メロディックさを併せ持つコンテンポラリー・リリカル・アクション・ピアノの最新型会心打! 国内制作CD 草田 一駿 KAZUTOSHI SOHTA / TRIONFI トリオンフィ
商品詳細
★クラシック・ピアノの修練をみっちり積んだ後、ジャズやロックに開眼し作曲活動も開始、ジャズ&ロックの双フィールド並びにCM音楽制作などで精力的に辣腕をフル発揮している若手ピアニスト:草田一駿(そうたかずとし)(1999年広島県生まれ)の、セカンド・アルバムとなる本盤は、エレキベース&ドラムとのピアノ・トリオ編成による一作;曲は全て草田自身の作曲&編曲。

★歯切れよく弾みのいい転がるようなドラムや、ブイ〜ンとヴォリューミーに重低音を震動・響鳴させギター似のメロディックなソロもとるエレキベース、らにガッチリ支えられ、触発されて、精細さや折り目正しさと鋭角的キレや勢い〜力学性を併せ持った中々骨太い鮮明タッチのピアノが、今日流ならではのリズミカルなファンク調のブルース&グルーヴ・センスを反映しつつダイナミズムも満点に哀愁の美メロを歌う、敏活で気魄に溢れた情緒型躍動プレイをシャキシャキ綴って凛々しく精悍な華を成し、この主役ピアノのコンテンポラリーな縦横の立ち回りに上手く呼応する感じでエレキベース&ドラムの機動ぶりもばっちりグルーヴィーに魅力を際立たせた、全編強靭なタフネス&ストロングネスとロマンティックなリリシズムの融合世界をひたすらノリよく愉しませる会心打内容。

★現代感覚豊かなノリにノッた半舞踏的ビートの上で、パワフルな殺陣アクションの迫真力とメランコリック&マイルドな歌心に満ちた一種のグルーヴ物っぽい激動感と雄渾の威風ある溌溂熱演、が闊達げに展開してゆき、モーダル・バピッシュ・ファンクやフューチャー路線の匂いも仄めく道程の中で、草田(p)の、モード・ピアノの奏法をあくまでクール&スマートに翻案し、潤沢なる甘美な歌謡性+ブルース・フィーリングも加味した、どことなくフュージョン(もしくはロックのインスト物とか)的味わいがチラつくところもあるフレッシュにアップデートされたアドリブ奮戦〜語り口の妙が、草田とは抜群の相性のよさを見せる宮地(elb)の雄弁な助演を格好のバディーに得て、どこまでもスッキリと、或いはスカッと瑞々しく胸躍る映えを、輝きを示してすこぶる爽やかだ。

→モーダル・ハード・バップ・ピアノの伝統をキッチリ汲みながらそのダイナミックで動きの烈しい力学手法をジェントル&スタイリッシュに更に今っぽく洗練し、そこへポップ&キャッチーな端麗メロディー・センスを加えて、ブルースの旨味も潜ませたトータルとしては屈強でありながら幾分ライトめのソフィスティケートなメロウ・サウンドに仕上げ、それを宮地のエレベが粋に待ち受けフォローする(この草田のピアノにはエレキベースの音が殊の外ピタリとジャスト・マッチしていて、エレベの起用は大正解だったと云える)、という、そうした、ソリッド&ストロングでいてスウィート&テンダーでもある音像の動向には"今"にしか出せない独自の妙味がある。これは清新この上なし。

1. Reincarnation
2. Memento Mori
3. Stargazer
4. Whirlwind
5. Metamorphosis
6. Unfocused
7. Michi
8. Nightingale

草田 一駿 (piano, composition, cover collage)
宮地 遼 (electric bass)
井口 なつみ (drums)

2024年1月8日&8月6日Collectera Studio録音
2025年日本作品

レーベル:ReBorn Wood

在庫有り
国内制作・紙ジャケット仕様CD



強硬でダイナミックな力学指向の圧倒的迫真性とポップ&キャッチーな甘美メロディックさを併せ持つコンテンポラリー・リリカル・アクション・ピアノの最新型会心打! 国内制作CD 草田 一駿 KAZUTOSHI SOHTA / TRIONFI トリオンフィ[RBW 0038]

販売価格: 3,150円(税込)
数量:
商品情報
ReBorn Wood (リボーンウッド株式会社)

★感情が溢れ出るエモーショナル・ジャズを展開するピアニスト、草田一駿が Playwright からリリースしたデビュー・アルバム『Flumina』から3年ぶりのセカンド・アルバムを<ReBorn Wood>から発売!

★クラシックピアノを基盤に持ちながら、ジャズやロックの影響を受け、独自の音楽世界を築いてきた彼の最新作が、リボーンウッドより発表される。本作は、ベーシスト 宮地遼、ドラマー 井口なつみ とのトリオ編成による作品。

★繊細なタッチと大胆な即興が交錯するピアノ、厚みのあるベースライン、リズミカルで鮮やかなドラムが織りなす、自由でありながら緻密なアンサンブルが特徴だ。『Trionfi』というタイトルが示すのは「勝利」「祝祭」といった意味。音楽が持つ喜びや熱量が、リスナーの感情を揺さぶるエネルギーとなり、新たな音の旅へと誘う。これまでフジロックフェスティバルへの出演や、ジャズ・クラシック・ポップスを横断する多彩な活動を続けてきた草田が、さらなる進化を遂げた一枚。(新譜インフォより)