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ホーム御予約商品ローランド・カークのモーダル・ハード・バップ期における絶頂の姿や、60年代ヨーロッパ・フリー・ジャズの真髄たるマンフレート・ショーフ一団の完全燃焼ぶりが鮮烈に捉えられた価値ある発掘ライヴ! 輸入盤CD ROLAND KIRK QUARTET, ANDRZEJ TRZASKOWSKI QUINTET, MANFRED SCHOOF QUINTET ローランド・カーク・カルテット、アンジェイ・トシャコフスキ・クインテット、マンフレート・ショーフ・クインテット / JAZZ JAMBOREE '67 VOL.1 (POLISH RADIO JAZZ ARCHIVES 33)
商品詳細
★ポーランドの公共放送局『ポーランド放送(Polskie Radio/Polish Radio)』所蔵の貴重な放送用音源を発掘ディスク化する「ポーランド放送ジャズ・アーカイヴズ」シリーズの第33巻。

★今作には、ポーランドの国際ジャズ・フェスティヴァル:ジャズ・ジャンボリーの1967年(10月)開催時(於ワルシャワ)のライヴ・レコーディングを収録したその第1集。ローランド・カーク(reeds)・カルテット(ロン・バートン-p参加)の5曲、地元ポーランドのピアニスト:アンジェイ・トシャコフスキ率いる2サックス入りクインテットの1曲、そして(旧西?)ドイツからマンフレート・ショーフ(tp,flh)率いるアレクサンダー・フォン・シュリッペンバッハ(p)やゲルト・デュデック(ts,ss)ら参加のクインテットの2曲、以上の全8曲。

★先ず前半のローランド・カーク編では、キュッと鋭く引き締まったトーンのサックス(最初はテナーかと思ったが幾分甲高く尖った辺りからしてストリッチか?)による、ちょっとコルトレーンっぽくもあるモーダル・スピリチュアルな熱情的アクション咆哮が気魄満点に(得意のホイッスルも交えつつ)炸裂して聴く者を理屈抜きに圧倒したり、一転して優しくも太く分厚く(バリトンかバスサックスのようにも聞こえる?)しみじみと哀愁を歌い上げるバラードで感動させたり、ストリッチやマンゼロも駆使した十八番の一人アンサンブルで賑々しくおおらかに座を盛り上げたり、またそれに呼応してピアノのファンキーとシーツ・オブ・サウンドの間を往来するパッショネートな奮戦も香味アクセント的に際立ったり、かと思えばカークがフルートを吹く#5辺りではきめの細かいクール&ロマンティックな雰囲気が高まって心地よく和ませたりと、ほぼ一貫してモード系ハード・バップ・ジャズにR&B寄りの漆黒グルーヴ感が程好く加味された、独自のカーク・ミュージック世界が絶好調に展開し大いに愉しませる。

★続くアンジェイ・トシャコフスキの1曲では、コメダとかにも底通するような「モード系の最尖端」を体現した不穏で暗く妖しいニュー・ジャズ熱演がサスペンスフルに繰り広げられて、その摺り足で躙り寄るかの如きアンニュイ&グルーミーなトータル・イメージと結構激烈さを含んだアルトの半アブストラクトめの即興ワザの対比で、快適・爽快な緊張が味わえる。

★そしてラストのマンフレート・ショーフ編は、硬質でドライな抽象度の高いピリッとしたフリー・ジャズ大会がシャープに決め込まれる中で、ショーフの灼熱の激情を孕みながら氷のようなソリッド・ビターな風合いに仕上げたハードボイルド・ブロウや、苛烈でありつつ旨口のスピリチュアリティも覗かせるデュデックの吠えっぷり、"乱調"に徹したシュリッペンバッハの破壊力・転覆力全開の暴れ倒し様、などが各々壮絶なインパクトをもって見せ場を競い合い、トータルとしてはこの時代のヨーロッパ流のタフなパワー・ミュージック・タイプのフリー路線と若干アメリカ的なスピリチュアル・ジャズとが融和した感じのコワモテ音空間をわりかしテイスティーに楽しませてくれる。といった具合で、3グループとも持てる気合と骨っ節エッセンスを凝縮したかのような力投の連続を見せる、極めて濃密な充実内容。

1. Fly By Night - Roland Kirk
2. Alfie - Burt Freeman Bacharach
3. Creole Love Call - Duke Ellington
4. The Inflated Tear - Roland Kirk
5. My Ship - Kurt Weil, Ira Gershwin
6. Gra słów - Andrzej Trzaskowski
7a. Mines - G.Dudek, A. von Schlippenbach, M. Schoof
7b. Turn 14 - Alex von Schlippenbach
8a. Virtue - Gerd Dudek / Alex von Schlippenbach
8b. Iron Perceptions - Alex von Schlippenbach

#1-#5:ROLAND KIRK QUARTET
Rahsaan Roland Kirk (tenor saxophone, stritch, manzello, flute)
Ron Burton (piano)
Steve Novosel (bass)
Jimmy Hopps (drums) (possibly percussion on #4)

#6:ANDRZEJ TRZASKOWSKI QUINTET
Janusz Muniak (soprano saxophone, tenor saxophone)
Włodzimierz Nahorny (alto saxophone)
Andrzej Trzaskowski (piano)
Jacek Ostaszewski (bass)
Sergiusz Piotrowski (drums)

#7,#8:MANFRED SCHOOF QUINTET
Manfred Schoof (trumpet, flugelhorn)
Gerd Dudek (soprano saxophone, tenor saxophone)
Alex von Schlippenbach (piano)
Buschi Niebergall (bass)
Liebezeit Jaki (drums) (possibly percussion on #8)

1967年10月12日-14日ポーランド-ワルシャワでのライヴ録音

レーベル:Polskie Radio

御予約商品
輸入盤CD
入荷予定時期:2024年12月下旬 受注締切:2024年11月15日
※発注先案内の入荷時期を記載しておりますが、入荷時期は予告なく変更になる場合もございます。ご了承くださいませ。


ローランド・カークのモーダル・ハード・バップ期における絶頂の姿や、60年代ヨーロッパ・フリー・ジャズの真髄たるマンフレート・ショーフ一団の完全燃焼ぶりが鮮烈に捉えられた価値ある発掘ライヴ! 輸入盤CD ROLAND KIRK QUARTET, ANDRZEJ TRZASKOWSKI QUINTET, MANFRED SCHOOF QUINTET ローランド・カーク・カルテット、アンジェイ・トシャコフスキ・クインテット、マンフレート・ショーフ・クインテット / JAZZ JAMBOREE '67 VOL.1 (POLISH RADIO JAZZ ARCHIVES 33)[PRCD 2182]

販売価格: 2,700円(税込)
数量:
商品情報
Polskie Radio

★ポーランドの公共放送局『ポーランド放送(Polskie Radio/Polish Radio)』の自主レーベル「Polskie Radio」が制作する、同局のポーランド放送のアーカイヴからポーランド・ジャズの貴重な遺産を発掘する「ポーランド放送ジャズ・アーカイヴズ」シリーズ。

★第33巻はワルシャワで行われたジャズ・ジャンボリーの1967年のライヴ録音。盲目ながら数十の楽器を演奏できたというアメリカのミュージシャン、ローランド・カーク率いるクァルテットやアンジェイ・トシャスコフスキ・クインテット、マンフレート・ショーフ・クインテットの演奏を収録しています。(新譜インフォより)