ジャズのCD,LPをご紹介します。メジャーからマイナー、自主制作盤までジャズのCD,LPをお届け致します。



catfishrecordsをフォローしましょう

ホーム | LP > 輸入重量盤LPクール・スムースな思索瞑想性漂う仄暗い抒情面とダイナミックで結構泥臭く武骨な吟醸ブルージー面を併せ持ったコンテンポラリー・テナー絶好調! 180g重量盤LP WALTER SMITH III ウォルター・スミス三世 / RETURN TO CASUAL
商品詳細
★好調な上り調子が続いてすっかりおなじみ、現代感覚溢れるテナーサックスの個性的実力者:ウォルター・スミス三世(1980年米テキサス州ヒューストン生まれ)の、Blue Noteへの移籍第1弾となる今盤は、2014年発表の人気自主製作アルバム「Still Casual」の続編ともとれる、馴染みの相棒マット・スティーヴンス(g)やテイラー・アイグスティ(p)、ゲストにアンブローズ・アキンムジーレ(tp)ら、先作と同じ顔ぶれのコンボを率いた自作曲メインの一編。

★今日流のリズミカルな半舞踏的リズムがやがてはオーソドックスな4ビート・スイングに推移したりもする、中々自在な変化に富んだビート形成の上で、柔らかな丸みや滑脱さを強く感じさせる上手く力の抜けたマイルド・トーンのテナーが、ひたすら流麗に渦巻きウェイヴを描き続けるイメージの自然体でスムースな吹奏に終始しながら、そうした中でW・ショーター辺りにも通じる妖しい思索瞑想性を帯びたシリアス・アクションやコンテンポラリー・ファンク調のスタイリッシュなスマート節を繰り出しても見せる、表情豊かな躍動型リリカル・プレイを軽やかに綴ってスッキリ清々しくも行間深い華を成し、

一方、グルーヴィーであり不穏な暗躍めいた趣も仄めかすエッジの利いたギターや、ソリッド&スクエアーに抑え役を担うピアノ、凛々しく勇壮にハード・バッパーの矜持を顕示する客演トランペット、らの活躍も実にカラフルかつハマるべきツボにピタリとハマりきって鮮麗なる魅力を際立たせた、全編現代メインストリーム・ジャズの一典型=最新アップデート版たる快演が続いてフレッシュにノセ、昂揚させてくれる会心打内容。

★フュージョンやM-BASEファンクなどを通過した上で今現在のモード系ハード・バピッシュ・ジャズはこうあるべき、とスミスなりの解答を出したとも云えるアップトゥデイトな硬派ストレートアヘッド奏演、が精悍敏活に展開され、機略縦横に遊撃を仕掛けてくるリズム・セクションのスリリング&アタッキングなサポート、に適宜煽られる恰好で、スミス(ts)のごくナチュラルでいて伸びやかな力強さにも溢れた翳りあるビタースウィート風味のアドリブ奮戦が、一貫して抜群の鮮度をもって冴え渡っており素晴らしい。

→潤滑そしてクールにゆったりと波打っていたかと思えば結構泥臭く武骨そうな吟醸的ブルージー節を唸るところもあり、並行して独特のメディテイティヴな妖気と内省感孕むミステリアス・フレージングにも得難い本領が発揮されたりと、全般に、M・ターナー辺りとはまた違った切り口でショーターやマーシュの抒情面を継承したその語り口が、ちょっと不思議な風情もある自作曲の曲想とも相まってワン&オンリーの瑞々しく幽遠なる妙味を、煌めきを放っており、また、アキンムジーレ(tp)と絡む場面ではかつてのマイルスとショーターのコンビネーションを彷彿とさせるムードが醸成される、といったところも大きな魅力。やんちゃ系アクセント役スティーヴンス(g)や正統派ハード・バップ演出係アキンムジーレ(tp)、らの助演もしっかりデリシャスで好インパクト。

Side A:
1. Contra 
written by Walter Smith III
2. River Styx 
written by Walter Smith III
3. Pup - Pow (guitars are overdubbed?) 
written by Walter Smith III
4. Shine 
written by Walter Smith III
5. Mother Stands for Comfort 
written by Kate Bush

Side B:
1. quiet song 
written by Walter Smith III
2. lamplight 
written by Walter Smith III
3. Amelia Earhart Ghosted Me 
written by Walter Smith III
4. K8 + BYU$ 
written by Walter Smith III
5. REVIVE (ts & p duo) 
written by Walter Smith III 

Walter Smith III (tenor saxophone)
Matt Stevens (guitar except B-5)
Taylor Eigsti (piano) (celeste on A-5)
Harish Raghavan (bass except B-5)
Kendrick Scott (drums except B-5)

special guests:
Ambrose Akinmusire (trumpet on A-2, B-3)
James Francies (electric piano on B-4)

米ニューヨークシティのSear Sound Studio録音
2023年アメリカ作品

レーベル:Blue Note

在庫切れ
可能な限りお取り寄せいたします

輸入180g重量盤LP

クール・スムースな思索瞑想性漂う仄暗い抒情面とダイナミックで結構泥臭く武骨な吟醸ブルージー面を併せ持ったコンテンポラリー・テナー絶好調! 180g重量盤LP WALTER SMITH III ウォルター・スミス三世 / RETURN TO CASUAL[Blue Note 488 6622]

販売価格: 3,980円(税込)
数量:
商品情報
(画像をクリックすると大きく見られます)
BLUENOTE

★2006年のデビュー以降ハービー・ハンコックやジェイソン・モラン、テレンス・ブランチャード、マリア・シュナイダーなどと共演、常にシーンの先端で活躍を続けるサックス奏者ウォルター・スミス 3 世のブルーノート移籍第1弾作品。

■現在名門ヴィレッジ・ヴァンガードにて初となるリーダー公演を行っているスミス。本作は2014年に自主制作でリリースした『still casual』の続編とも言える作品で、ピアニストのテイラー・アイグスティ、ギタリストのマシュー・スティーヴンス、ベーシストのハリシュ・ラガヴァン、ドラマーのケンドリック・スコットが参加。さらにゲストとしてトランペッターのアンブローズ・アキンムシーレとピアニストのジェイムズ・フランシーズも加わり、本作へ熟練の深みを加えている。

■アルバムには9つのオリジナル作品とケイト・ブッシュのカヴァー1曲を収録。すべての楽曲は数週間のうちに作曲されたという。過去数年間、彼はスティーヴンスとの共同プロジェクト「イン・コモン」で作曲に対する様々なコンセプトのアプローチを模索し、洗練させてきたが、その成果を存分に堪能出来る1枚。(新譜インフォより)
(画像をクリックすると大きく見られます)
Produced by Walter Smith III
Recorded by Chris Allen at Sear Sound,New York,NY
Assisted by Steven Sacco
Mixed and Mastered by Chris Allen at The Mud Room,Bronx,NY
(画像をクリックすると大きく見られます)

関連
キレ味シャープかつドスの効いたドラムの重厚攻勢や、あくまで軽やかスムースな脱力調子を保ちながら渋い含蓄を滲ませる懐深いテナーの滑らかブロウが美味しく際立った現代サックス・トリオの謹製品 180g重量盤LP KENDRICK SCOTT ケンドリック・スコット / CORRIDORS
滑脱スムースでスモーキーな流麗悠然たるテナー・ブロウと荒削りでやんちゃげなエッジの効いたギターのファンク・アクションがスリリングに交錯する現代グルーヴ路線の会心打! CD WALTER SMITH III feat. Matthew Stevens ウォルター・スミスIII / IN COMMON III
ポスト・バップとファンクがカッコよく一体化した、ノリノリのグルーヴ感と妖しい翳りに富む清新コンテンポラリー・モーダル・アクション! CD WALTER SMITH III ウォルター・スミス・III / IN COMMON 2 イン・コモン 2
直球勝負で思い切りよく歌い、スイングする明朗旨口テナー絶好調! CD WALTER SMITH III ウォルター・スミス3世 / TWIO
ハートウォームでレイジー・グルーヴィーな、旨味溢れる2テナーのリラックス・セッション♪ CD JAN HARBECK QUARTET feat. WALTER SMITH III ヤン・ハルベック、 ウォルター・スミス / VARIATIONS IN BLUE
CD   WALTER SMITH III ウォルター・スミス III / III
キレ味シャープかつドスの効いたドラムの重厚攻勢や、あくまで軽やかスムースな脱力調子を保ちながら渋い含蓄を滲ませる懐深いテナーの滑らかブロウが美味しく際立った現代サックス・トリオの謹製品 CD KENDRICK SCOTT ケンドリック・スコット / CORRIDORS