ジャズのCD,LPをご紹介します。メジャーからマイナー、自主制作盤までジャズのCD,LPをお届け致します。



catfishrecordsをフォローしましょう

ホーム2022年8月REVIEW勇猛精悍にダイナミック・アタックを仕掛けてくるテナーとアルトのブローイング・セッション的バトルが楽しい会心スウィンギン・アクション編! CD SAM DILLON - ANDREW GOULD QUARTET サム・ディロン、アンドリュー・グールド / IT TAKES ONE TO KNOW ONE
商品詳細
★Cellar LiveやPosi-Toneよりの過去作品群が好評だったテナーサックス奏者:サム・ディロンと、そのサム・ディロンのPosi-Tone盤にも参加していたアルト&ソプラノサックス奏者:アンドリュー・グールド、というともにネイティヴ・ニューヨーカーであるNY拠点の新世代サックス覇者2人がフロントに立った双頭ピアノレス・カルテットの一編。

★息の合った2サックスのアンサンブルがファンファーレの如く勇ましげに轟いた後、ともに苦味走った表情で滑脱かつダイナミックに力強く躍動するテナーとアルト(またはソプラノ)のハードボイルドなソロ・リレーが非常に密度の濃い盛り上がりを見せてゆき、ベース&ドラムのツボを心得た闊達な律動スイングぶりも奏効して、歯切れよいノリと昂揚感を満喫させてくれるスカッとした会心打内容。

★硬派で雄々しくも歌心やブルース・フィーリングを忘れない、極めてストレートアヘッドなタフネスみなぎった真っ向勝負の現代ハード・バップ熱演が精悍軒昂そうに展開され、曲によってリズム・パターンやテンポには多彩な変化のつけられる決して一本調子に陥らないメリハリ&リフレッシュ力十二分の道程の中で、北川(b)やマクブライド(ds)の瞬発力に長けた中々芸の細かい遊撃的バックアップに上手く触発されながら、ディロン(ts)とグールド(as)が東西の両横綱然とひたすら真っ当なブローイング・セッション風のバトルを堂々繰り広げて、こってりした大豊饒地帯を形作っており全くゴキゲンだ。

★ディロン(ts)の、グリフィンやコルトレーンの流れを汲んだ、スケールも雄大に渦巻きを描き続けるが如き逞しくも流麗なる節回しが好調で、エキサイトしてくると更に音数多く「音の洪水」「シーツ・オブ・サウンド」・タイプのアグレッシヴ&エネルギッシュ大攻勢で聴く者を圧倒するが、反面、ブルース曲やファンク曲辺りではしっかりダウン・トゥ・アースな吟醸テイストの練られ様・熟成具合をも粋に発揮するなど、何げにバランスのとれた表情豊かな吹鳴キャラが清新に魅力を放っており、一方グールド(as)の、パーカー→キャノンボール系統のファンキー・バピッシュなイナセ肌旨口傾向とコルトレーン的速射砲撃捲くし立てアタック!を的確に使い分け、また融合した機動性充分の立ち回りもばっちりテイスティー・グルーヴィーに冴えていて好インパクト。

★都会的・頭脳的に聞こえ、と同時にちょっと質実剛健っぽく武骨そうにも聞こえてくる、当世流の若獅子らしい2サックスのパッショネートなブロウ対決が清々しい興奮を呼ぶ良質作。

1. Weeds
2. Crunch Time
3. Dill
4. It Takes One To Know One
5. Green
6. Way Over There
7. Solid G
8. Kickball

Sam Dillon (tenor saxophone) - right channel
Andrew Gould (alto saxophone except 2, 5) (soprano saxophone on 2, 5) - left channel
Kiyoshi Kitagawa 北川 潔 (bass)
Jimmy MacBride (drums)

2021年11月8日ニューヨーク市内ロングアイランドシティのGB's Juke Joint録音

レーベル:Cellar Music (Cellar Live)

在庫切れ
可能な限りお取り寄せ致します
見開き紙ジャケット仕様CD




勇猛精悍にダイナミック・アタックを仕掛けてくるテナーとアルトのブローイング・セッション的バトルが楽しい会心スウィンギン・アクション編! CD SAM DILLON - ANDREW GOULD QUARTET サム・ディロン、アンドリュー・グールド / IT TAKES ONE TO KNOW ONE[CM 110821]

販売価格: 2,100円(税込)
数量:
商品情報
(画像をクリックすると大きく見られます)
CELLAR LIVE

2019年にリリースされた「SAM DILLON / FORCE FIELD」(POSITONE)でも共演歴のある若手実力者、サム・ディロンとアンドリュー・グールドの2菅フロントによる2022年作品。ピアノレス・カルテットでストレート&タフ、機知に富んだブロウが繰り広げられる壮快作品。ベースは日本人ベーシスト、北川 潔が参加しています。