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ホーム2022年6月REVIEW硬派で勇み肌でアツい人情味に満ちたブルージーな吟醸至芸が続出する現代2管ハード・バップの真骨頂! CD THE COOKERS QUINTET クッカーズ・クインテット / THE PATH ザ・パス
商品詳細
★以前Do Right! Musicよりの諸作(元は自主盤?)が好評を博していた、カナダの2管ハード・バップ・コンボ:The Cookers Quintetの、今回は大御所:バーニー・セネンスキー(p)(1944〜)を迎えた磐石体制での一編。

★息の合ったフロント2管のアンサンブルがファンファーレの如く凛々しく勇ましく旗めいた後、渦巻くようなハード・ドライヴ感に溢れた逞しきテナーのダイナミック咆哮や、ピリッとスパイス感があって背筋の伸びたイメージの鋭敏なトランペット・ブロウ、陰影濃く骨太な岩石タッチ・ピアノの熱情的でありスマートでもある角張ったアクション弾奏、が各々千両役者然と華々しくも旨味たっぷりの見せ場を飾ってゆく、全編実に真っ当な正攻法勝負の敢闘が横溢してスカッと壮快に昂揚させ、ノセられっぱなしの会心打内容。

★歌心とスイング感を何より重視し、ファンキーなイナセ肌っぽいブルース傾向とパッショネートなモーダル面とを上手く使い分け、また融和させた、現代ハード・バップの真髄とも云うべき硬派にして人情味満点な、胸のすく娯楽活劇的雄渾驀進!、が歯切れよくも重みをもって堂々と展開され、風通しよさげで輪郭もクリアーな開放感ある直球型の行き方が続く中で、銘々の腰を据えて悔いなく完全燃焼する伸び伸びとしたソロ活躍が、いずれも颯爽たるスター性に溢れると同時に鮮やかなまでの大豊作ぶりを呈してゴキゲンだ。

★オリヴァー(ts)の、グリフィン辺りの流れを汲んだ滑脱なスクリュー・アタック的吠えっぷりが、とりわけ超芳醇で分厚いタフネスみなぎった豪放磊落そうな華やぎ様・盛り上がり様を見せていて傑出しており、エキサイトしてくるとコルトレーンに接近した熱血スピリチュアル攻勢へ突入してゆく辺りの問答無用の迫真力も圧倒的(全般にエリック・アレクサンダーとかに近似したところのある芸風だ)。

★一方ハーメル(tp)の、疾風迅雷のスピード感と硬質さを維持しつつ幾分かストイックげに、スクエアーにそしてしっかり精確に殺陣っぽい立ち回り節を貫くハードボイルドな躍動がまた、閃光が放たれるように眩くきららかな魅力を際立たせており、加えてセネンスキー(p)の、グループ全体をキュッと引き締める感じの「決して暑苦しさのないブルージーな」モーダル・プレイも、抑制の利いたさすが懐深い妙味を粛然と揮っていて絶品。

1. アン・ディスピューティッド
2. イン・ザ・ペイント
3. サミット
4. ザ・パス
5. ブルース・ダウン・ザ・ステアーズ
6. ポケット
7. キャニオン
8. ドント・ルック・ナウ

Tim Hamel ティム・ハーメル (trumpet)
Ryan Oliver ライアン・オリヴァー (tenor saxophone)
Bernie Senensky バーニー・セネンスキー (piano)
Alex Coleman アレックス・コールマン (bass)
Joe Poole ジョー・プール (drums)

2021年10月23日 カナダのヴァンクーヴァー録音

レーベル:Muzak

在庫有り
国内制作・二つ折り紙ジャケット仕様CD

硬派で勇み肌でアツい人情味に満ちたブルージーな吟醸至芸が続出する現代2管ハード・バップの真骨頂! CD THE COOKERS QUINTET クッカーズ・クインテット / THE PATH ザ・パス[MZCS 1450]

販売価格: 2,520円(税込)
数量:
商品情報
MUZAK

★名手バーニー・セネンスキーをゲストに迎えた最新アルバム!『ザ・パス』

★ハード・バップ〜モード・ジャズの魅力を今に伝えるカナダのジャズ・グループ、ザ・クッカーズ・クインテットの通算4作目となる最新作は、カナディアン・ジャズ・ピアニストの重鎮、バーニー・セネンスキーをゲストに迎えた、期待を裏切らないグルーヴィーなサウンド満載のジャズ・ファン必携のご機嫌なアルバム!

★ジョン・コルトレーンの隠れ名曲「Mr.Day」にオマージュを寄せたかのような冒頭「Undisputed」から5人は“ロック・ソリッド”と表現したくなるほどの力強さで突進する。ホレス・シルヴァーとアヴェレージ・ホワイト・バンドが2020年代にバッタリ出会ったという感じの「In the Paint」はアルバム随一のダンサブルなナンバーであり、妙に歌謡曲的なメロディとワルツ・タイムが絶妙に融合する「Canyon」が放つ華やぎも実に魅力的だ。モード・ジャズへのリスペクト満載のテーマ・メロディから一転、コール・ポーターの名曲「What Is This Thing Called Love?」のコード進行を基にしたアドリブへと流れゆく「Don’t Look Now」が放つ熱気も尋常ではない。ー(原田 和典 ライナーより)