作曲と即興がせめぎ合う、大編成ジャズの現在形。二人のピアニストとバリー・ガイ率いるLJCOが描く《Double Trouble》の新たな展開。
【ココに注目!】
◎1989年から続く《Double Trouble》の第3版。 過去の構想を引き継ぎながら、新たなメンバーによって音楽を更新。
◎マリリン・クリスペルとアンジェリカ・サンチェス、二人のピアニスト。 異なる個性を持つ即興演奏家が、大編成のなかでどのような対話を生み出すか。
◎管楽器群の厚みと個々のソロの対比。 オーケストラの力強い響きと、奏者それぞれの即興が交錯するダイナミックな展開。
◎ライヴならではの緊張感と一体感。 構築された作曲と、その場で生まれる演奏の反応がひとつの大きな流れを形づくる。
★英国のベーシスト、作曲家バリー・ガイが率いるロンドン・ジャズ・コンポーザーズ・オーケストラ。その長い活動のなかで育まれてきた、構想豊かな作曲と自由な即興が交差する音楽を、二人のピアニストを迎えて新たな形へと発展させた意欲作です。
★《Double Trouble》の出発点は1989年。アレクサンダー・フォン・シュリッペンバッハ率いるグローブ・ユニティ・オーケストラとの共演を念頭に書かれたこの作品は、二人のピアニスト(アレクサンダー・シュリッペンバッハ、ハワード・ライリー)を軸とする協奏曲的な構想を持ち、オーケストラの集団演奏と個々の即興がせめぎ合う大作として発展してきました。1998年にはマリリン・クリスペルとイレーネ・シュヴァイツァーを迎えた第2版が生まれ、そして今回、クリスペルにアンジェリカ・サンチェスを加えた第3版へ。長年にわたって探求されてきた音楽が、新たな顔ぶれによって再び息を吹き込まれます。
★2025年11月1日、ベルリン・ジャズ・フェスティバルで収録された本作では、クリスペルとサンチェス、二人のピアノが作品の中心を担います。力強い打鍵と鋭い即興性を持つクリスペル、リズムやハーモニーを自在に組み替えながら独自の展開を生み出すサンチェス。それぞれの個性が大編成のなかでどのように響き合うのかが、本作の大きな聴きどころ。
★サックス、トランペット、トロンボーン、チューバによる厚みのある管楽器群に、ヴァイオリン、コントラバス、ドラムスが加わる編成も聴き逃せません。バリー・ガイの指揮とベースを軸に、各奏者のソロが浮かび上がる一方、個々の演奏はオーケストラ全体の流れと結びつき、音の塊が膨らみ、ほぐれ、再び大きなうねりとなっていきます。譜面に基づく構築的な展開と、その場で生まれる即興の緊張感。大編成ならではの迫力と、少人数の演奏にも通じる鋭敏な対話が、ひとつの作品のなかで共存しています。
★長年の活動を通じて、ヨーロッパの即興音楽を代表する大編成プロジェクトとして独自の歩みを続けてきたLJCO。その蓄積を受け継ぎながら、現在の国際的なメンバーによって新たな可能性を切り開く《Double Trouble III》。作曲家としてのバリー・ガイの構想力と、演奏家たちの即興が生み出す予測不能な展開を、ライヴならではの熱気とともに捉えた一作です。
1.Double Trouble III 55:26
Barry Guy bass, director
Marilyn Crispell, piano soloist
Angelica Sanchez, piano soloist
Michael Niesemann alto sax
Torben Snekkestad tenor & soprano saxes
Mette Rasmussen, alto sax
Simon Picard tenor sax
Julius Gabriel baritone sax
Andreas Tschopp trombone
Shannon Barnett, trombone
Marleen Dahms , trombone
Henry Lowther trumpet
Percy Pursglove, trumpet
Charlotte Keeffe ,trumpet
Marc Unternährer tuba
Phil Wachsmann violin
Christian Weber, bass
Lucas Niggli drums, percussion
Produced by Maya Homburger and Barry Guy
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CD
入荷予定時期 : 2026年12月下旬 受注締切 :2026年11月1日
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