スタンダードの旋律を、慈しむように。トミー・フラナガン・トリオが奏でる、味わい深いバラード集。
★トミー・フラナガンが、ベースのトミー・ポッター、ドラムスのロイ・ヘインズとともに、スタンダードの旋律をじっくりと味わう1960年録音作『Moodsville, Volume 9』。Prestigeレーベル傘下のMoodsvilleは、バラードを中心に、ジャズの名手たちが楽曲本来の美しさと情感を引き出すことを目指したシリーズです。単に穏やかな音楽を届けるのではなく、演奏家それぞれの個性を保ちながら、旋律の魅力を丁寧に聴かせることに主眼が置かれています。
★フラナガンのピアノは、端正なタッチと自然なフレージングを軸に、旋律の一つひとつを無理なく歌わせていきます。「You Go To My Head」や「Born To Be Blue」では、ゆったりとしたテンポの中に繊細なニュアンスを織り込み、甘美な旋律の奥にあるほのかな翳りまで表現。一方、デューク・エリントンの「Come Sunday」はピアノ・ソロで演奏され、和音の響きと旋律の流れが静かに心に残ります。
★トミー・ポッターのベースはピアノの動きをしなやかに支え、ロイ・ヘインズのドラムスは控えめな音量の中にも確かな推進力を与えています。二人の支えがあるからこそ、フラナガンは旋律を急がず、音の間合いや和声の移ろいを自在に味わわせることができるのです。フラナガン自身のオリジナル曲「Jes' Fine」では、バラード中心の選曲にほどよい躍動感が加わり、三人が持つスウィング感と軽やかな反応も楽しめます。
★技術を誇示するのではなく、楽曲の魅力を見極め、必要な音を的確に置いていく。その姿勢にこそ、フラナガンのピアニストとしての成熟が表れています。ルディ・ヴァン・ゲルダーのスタジオで録音された本作は、Moodsvilleシリーズの美学と、フラナガン・トリオならではの洗練された対話が自然に結びついた一枚です。
Side A
1. In The Blue Of Evening
2. You Go To My Head
3. Velvet Moon
4. Come Sunday
Side B
1. Born To Be Blue
2. Jes' Fine
3. In A Sentimental Mood
Tommy Flanagan (piano)
Tommy Potter (bass)
Roy Haynes (drums)
★オリジナル録音データ
録音日:1960年5月18日
録音場所:Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, New Jersey
オリジナル発売年:1960年
★再発盤LP仕様
※オリジナル・アナログ・テープからのオールアナログ・マスタリング
※180g重量盤LP
※プレス:Quality Record Pressings (QRP)
※ジャケット:Tip-On仕様
【★Moodsville Acoustic Sounds Vinyl Series】
QRP (Quality Record Pressings)でプレスされた180グラムのヴァイナル盤で、オリジナル・テープから完全アナログ・マスタリングを施し、ティップオン・ジャケットに収められています。
Moodsville Acoustic Sounds Vinyl Series
御予約商品 180g重量輸入盤LP
入荷予定時期 : 2026年11月上旬 受注締切 :2026年10月25日
※発注先案内の入荷時期を記載しておりますが、入荷時期は予告なく変更になる場合もございます。ご了承くださいませ。
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