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ホーム2026年4月REVIEW輸入盤CD IGOR GEHENOT TRIO イゴール・ゲノー / SHINING FACE 現代ヨーロピアンならではのクール&スウィート・テンダーなメロディーの泉たる耽美的ロマネスク傾向に、ダイナミック・スウィンギン&ブルージーなハード・バップ色も加味されたバランス絶妙の抒情派ピアノ・トリオ会心打!
商品詳細
★過去のIgloo諸作がいずれも好評だった、ベルギーのブリュッセルを主たる拠点として活動を続けるピアニスト:イゴール・ゲノー(ゲエノー?)(1989年ベルギーのリエージュ生まれ)(ダド・モローニやサルヴァトーレ・ボナフェーデらに師事)の、今回は新トリオによる自作曲中心の一編。

★端正できめ濃やかかつきららかに光沢を放つかのようなキレのある輪郭のクッキリしたクリスタル風タッチのピアノが、エレガンスや唯美性とダイナミズムやタフなパワーを一弾一弾の中に自ずと並立させた、トータルなアウトラインとしてはコンテンポラリー・ヨーロピアン浪漫派の一典型らしい、詩情溢れるマイルド・メロディック・プレイをある時は繊細神妙に、ある時は結構威勢よく豪胆に綴って、優しさと凛々しさの交差する爽やかな華を成し、ウネウネと曲線的に波打つベースや切れ味シャープにパンチ・アタック力をもって躙り寄るドラムの、各々遊撃性に長じたバックアップも安定したグルーヴ感と生々しくアクシデンタルなサスペンスを的確に高めきった、全体を通じ今日のユーロ系ならではの嫋やかな端麗さに富むと同時に至って分かりやすい、躍動感ある娯楽指向のポエティック演奏が貫かれて、スッキリと整理された道程をフレッシュ&グルーヴィーに愉しませる清々しい好投内容。

★取っ付きのいいメロディーや和声の美しさ・親しみやすさ+詩的情緒性と、規則正しく律動的に揺れ躍る芯のしっかりしたスイング感、を変らず拠り所とした、ジェントルイズムとテンダネスの宝庫たる極めて真っ当な抒情指向の行き方が中々歯切れよく続き、ラ・ロッカ(b)やオドーネ(ds)のちょっとたゆたうような浮遊感覚やリアル・インタープレイの手法も絡めつつの機敏で瞬発力ある立ち働きに上手く触発されながら、ゲノー(p)の美メロの泉然としたアドリブ妙技が一陣の青嵐の如くひたすら明澄に冴え渡って、何とも瑞々しい感動が味わえる。

→先ず一聴するとエヴァンスをヨーロッパ流にクール・ドライ化してルイス・ヴァン・ダイクとかにも底通するクラシックをルーツとした典雅さ・エレガントさを加えた、欧州耽美路線の正統たるメロウ・スウィートな個性が浮かび上がってくるが、それにとどまらず本盤ではわりかしダイナミック・スウィンギン&ブルージーな熱のこもったハード・バップ的転回も度々現れ、そこではハンコックやマッコイのスタイルを十全に研究した跡の窺えるパワフルなアクション派の側面も見て取れるなど、キャラ的にはヨーロピアン詩人であるのと並行してアメリカン・メインストリーム・ジャズへの深い憧憬をも有した幅のあるサウンド・イメージが確立されており、その弾鳴はエンタテインメントの理念にも適った哀愁漂う鮮度抜群の煌めきを立ち昇らせていて(幾分ポップともとれるバランス感覚の卓抜さも手伝い)絶品だ。

1. Shining Face (6:33)
2. All Of You (4:09)
3. Giulio (5:56)
4. Eyes Of Black Dog (3:37)
5. Random Life (4:22)
6. Big Foot (4:10)
7. Bulle (6:14)
*1, 3, 4, 5, 7 composed by Igor Gehenot
*2 by Cole Porter
*6 by Paul Bley

Igor Gehenot (piano)
Sal La Rocca (bass)
Umberto Odone (drums)

2025年5月ベルギー-ニール(Niel;アントワープ近く)のRockstar Recording録音

レーベル:Igloo

在庫切れ
可能な限りお取り寄せ致します

三つ折りデジパック仕様輸入盤CD


輸入盤CD IGOR GEHENOT TRIO イゴール・ゲノー / SHINING FACE
現代ヨーロピアンならではのクール&スウィート・テンダーなメロディーの泉たる耽美的ロマネスク傾向に、ダイナミック・スウィンギン&ブルージーなハード・バップ色も加味されたバランス絶妙の抒情派ピアノ・トリオ会心打![IGL 390]

販売価格: 2,900円(税込)
数量:
商品情報
IGLOO

光と影のコントラスト。成熟のピアノ・トリオが辿り着いた深淵。その光は、どこまでも美しい。

★ベルギー・ジャズ界の旗手、イゴール・ゲノーが放つ待望のトリオ最新作。本作の最大の聴きどころは、彼がこれまでのキャリアで磨き上げた「躍動するリズム」と「静謐な叙情性」の見事な融合。

★かつてのファンク・プロジェクトで見せた瑞々しい感性は、今作でいっそう深みのある音世界へと昇華。控えめながらも力強い芯を持つグルーヴが土台を支え、その上でリエージュ出身の彼らしい、胸を締め付けるようなメランコリックな旋律が優しく、時に鋭く響き渡ります。

★注目すべきは、共演者との親密な対話が生む「光に満ちたインタープレイ」。互いへの確かな信頼から生まれる陰影と輝きは、単なるピアノ・トリオの枠を超え、聴き手を包み込むような温かなエネルギーに満ちています。成熟を遂げたアーティストが誠実に音楽と向き合い、内面から滲み出た光を紡ぎ出した、ベルギー発現代ピアノトリオの注目作品です。