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ホーム2026年3月REVIEW国内盤CD SHABAKA シャバカ / OF THE EARTH +1 アンビエントやエレクトロニカ、フューチャー系のトリップ感に満ちた枠組の中で、ハード・バップ&スピリチュアル・ジャズの精神溢れるテナー咆哮やバピッシュ・ラテン風のフルート吹鳴などがコク深く粋渋に映える独創作
商品詳細
★以前アマーロ・フレイタス(p,elp)のアルバムやミルトン・ナシメント&エスペランサ・スポルディング共演の近作などに名を連ねて多彩に個性を揮っていた他、自己名義でImpulse!から既に2作品を出している、英国ジャズ・シーン最尖端を突っ走る進歩派・未来派で鳴らしたマルチリード奏者にしてエレクトロニックな電脳メカの使い手:シャバカ(シャバカ・ハッチングス)(1984年英国のロンドン生まれ)の、ソロ名義での3作目となる本盤は、多重録音を徹底的に使った"超分身の術"的なソロ演奏集。日本盤のみボーナス・トラック1曲追加収録。

★アンビエント・タイプの電子音響やパーカッション鳴動、打ち込みサウンドなどが幻夢の如く空間に広がってゆく中で、ジャズ色濃いスピリチュアルなサックス・ブロウやちょっとライトなポップさを含んだフルート吹鳴、魅惑の低音で唸るポエトリー・リーディングとラップの掛け合わせ的ヴォイスの呟き語り、といった"生(ナマ)"に近い妙演の数々が中々グルーヴィーに座を華やがせる、トータルとしてはエレクトロニカ系のフューチャー・ジャズであり同時にまたスピリチュアル・ジャズの系譜も汲んでいるあくまで抒情指向の行き方が進められて、ノリよく心地よくそのトリップ世界に浸らせ、感動させてくれる手の込んだ快投内容。

★サイバーでエレクトロニックな音場環境がイリュージョナルに形作られつつ、そこに繰り出される管楽器をメインとしたソロ・プレイはとことん歌心を大切にしたメロディアスな情緒型のものであり、バップ・スピリットに富んだ野太いテナー咆哮やラテン〜ワールド筋の匂いを湛えたエキゾティックな民俗歌謡的バンブー・フルートの囀りなどがしっかりテイスティーに映えたりと、枠組としての半ばSF的な未来派の宇宙空間ムード(もしくはメディテイティヴ・テイスト)とアドリブにおける伝統志向のジャズらしさとが上手いバランスで鬩ぎ合い、また融和していて、一聴不思議げではあるが結構分かりやすく旨味溢れる道程を最後まで清新な気分のまま好テンポで愉しませる。

★多種多様な楽器が駆使されていて次から次への再起動気分〜リフレッシュ気分は絶えないが、中でも、テナーサックスでのハード・バップとスピリチュアル・ジャズのオーソドキシーを遵守した粋で渋い吹奏術や、多重録音でアンサンブルとして奏でられる重層的フルート群のバピッシュ・ラテンとポップス・インストの中間ぐらいのコンテンポラリーな調べ、辺りを聴くにつけ、外観はイマドキ風だが根は揺るぎない真っ当ジャズマン然たるコク旨感に貫かれており、エンタテインメントの理念にも適いその説得力は十二分だ。

01. A Future Untold
02. Those Of The Sky
03. Go Astray
04. Step Lightly
05. Call The Power
06. Dance In Praise
07. Ol' Time African Gods
08. Marwa The Mountain
09. Light The Way
10. Stand Firm
11. Space Time
12. Eyes Lowered
13. Those Of The Sea*bonus track

Shabaka Hutchings (tenor saxophone, flute, bamboo flute, clarinet, 尺八, electronics, voice, percussion, marimba?, 他)

2026年作品

レーベル:BeatInk (Beat Records)

在庫有り
国内盤・見開き紙ジャケット仕様CD


国内盤CD SHABAKA シャバカ / OF THE EARTH +1
アンビエントやエレクトロニカ、フューチャー系のトリップ感に満ちた枠組の中で、ハード・バップ&スピリチュアル・ジャズの精神溢れるテナー咆哮やバピッシュ・ラテン風のフルート吹鳴などがコク深く粋渋に映える独創作[BRC 813]

販売価格: 2,950円(税込)
数量:
商品情報
BEATINK

一人の求道者が編み上げた、全楽器独奏の宇宙。音の層に魂を刻み込む、21世紀の瞑想録。

現代UKジャズの最高峰として、シーンの最前線を更新し続ける存在、シャバカ (・ハッチングス)が、ソロ名義として3作目となる最新アルバム『Of The Earth』をリリース。本作は、自身が新たに立ち上げたレーベル〈Shabaka Records〉からリリースされる初のアルバムとなる。

かつて先人たちが管楽器の極致で精神の解放を求めたように、現代のカリスマ、シャバカもまた一つの「到達点」に立っています。驚くべきは、彼が、フルート、クラリネット、尺八、さらにはエレクトロニクスや自らの「声」までを駆使して、この音楽宇宙を独力で構築した点。

本作は、作曲から演奏、ミックスまでを一人で完結させた極めてストイックな結晶。往年のスピリチュアル・ジャズが持っていた「祈り」の響きが、幾重にも重なり合う繊細な音の層と見事に融合しています。伝統的な即興演奏の精神を継承しながら、最新の音響工作をも自在に操り、楽器との新たな関係性を模索するその求道的な姿勢は、ジャズという音楽の「正当なる進化」に他なりません。シーンの最前線が辿り着いた、内省と解放の記録。その深淵な響きに宿る魂を是非。