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ホーム2026年3月REVIEW国内盤CD BEN WENDEL ベン・ウェンデル / BaRcoDe +1 バーコード +1 ヴィブラフォンやマリンバらのアンビエントまたはミニマル系の要素を含んだ響鳴に太く分厚いテナーの武骨さある吟醸咆哮がフレッシュに絡む幻想的ユニーク世界
商品詳細
★NYブルックリンを拠点に活動し、SunnysideやMotéma Music、Concord、Edition等よりの諸作に好評を集めてきた個性派テナーサックス奏者:ベン・ウェンデル(1976年カナダ-ブリティッシュ・コロンビア州ヴァンクーヴァー生まれ)の、今回は、ジョエル・ロスを始めとする4人のヴィブラフォン奏者(それぞれマリンバやパーカッション、エフェクター等を併用)と組んだユニークなコンボ体制による自作曲メインの一編;日本先行発売&日本盤のみボーナス・トラック1曲追加。

★冒頭ではヴィブラフォンやマリンバらが一種のミニマル・ミュージック的なトリップ効果のある音空間を創出する中で、締まりの利いたテナーサックスがバピッシュ・ファンク・タイプのダイナミック咆哮を繰り出して雄々しくも旨味たっぷりの花形ぶりを見せてゆく、といった具合に、全体を通じ大凡のところヴィブラフォン者達がパーカッション役やベース役も兼ねてグルーヴ感溢れる音場環境を形作り、ジャズでありながらアンビエント系やフューチャー系、ニューエイジ系、ワールド系などの趣も豊富に漂う風景を描き出す一方で、主役テナーのどちらかと云うと純ジャズ的なコンテンポラリー体質のアドリブ・プレイが背景とのコントラストも鮮やかにコク深く映える、みたいな展開を基調とし、またヴィブラフォン連の夢幻ムード醸成にとどまらず結構しっかりブルージーな真っ当ジャズらしい立ち働きにも随所でスポットが当てられ美味いアクセントとなった、そういう風でアウトラインを見るなら、伝統に根ざした正攻法ジャズとイマドキならではの未来派音楽の鬩ぎ合いをフレッシュ・スリリングに愉しませる、中々高密度に練り上げられたユニークな敢闘内容。

★ヴィブラフォン勢の醸し出すヒンヤリ爽涼でファンタジック・ムーディーなイリュージョンっぽい世界観がじわり広がってゆきつつ、その中心ではウェンデル(ts)のある時はバピッシュ・ファンクの正統たる躍動感みなぎった肉太アクション・ブロウ、またある時はアンビエント路線に接近したクールに掠れ消え入るような儚げな繊細バラード吹奏、などが抜群の鮮度、抜群の瑞々しさと吟醸感でもってピリッとした見せ場を飾って大いに充実しているが、対するヴィブラフォン陣の概ねゲイリー・バートン以降の理知的モード・ブルース派肌な立ち回りもばっちりテイスティー・グルーヴィーに奮っていて快調。

★中でもJ・ロスの、マリンバも活かしきってエキゾティックに舞い躍るノリにノッた猛ハッスルの様がズバ抜けて好インパクト。ウェンデルの現代感覚に満ちたリリカル・インプロヴァイザーぶりも魅惑的に際立つが、トータルとしてはあくまで"音響"面に重きが置かれているため(そうしたウェンデルの吹鳴も)全体音像に破綻なくすんなり融け込み収束している、というちょっと不思議な風合いの、そして不思議なバランスで自ずと違和感なしに成立した抒情筋逸編。

1. Clouds
2. Mimo
3. Olha Maria
4. Repeat After Me
5. Birds Ascend
6. Lonely One
7. Floating 【日本盤ボーナス・トラック】

Ben Wendel (tenor saxophone, EFX)
Joel Ross (vibraphone, marimba)
Simon Moullier (vibraphone, chromatic balafon, EFX)
Patricia Brennan (vibraphone, EFX)
Juan Diego Villalobos (vibraphone, electric marimba, mallet station, percussion, EFX)

2025年1月16日&17日米NYCブルックリンのThe Bunker Studios録音

レーベル:Core Port (英Edition Records原盤)

在庫有り
国内盤CD





国内盤CD BEN WENDEL ベン・ウェンデル / BaRcoDe +1 バーコード +1
ヴィブラフォンやマリンバらのアンビエントまたはミニマル系の要素を含んだ響鳴に太く分厚いテナーの武骨さある吟醸咆哮がフレッシュに絡む幻想的ユニーク世界[RPOZ 10114]

販売価格: 2,650円(税込)
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商品情報
CORE PORT

★<ベン・ウェンデル3年ぶりのスタジオ最新作は、現代ジャズ・ヴィブラフォン奏者の代表的プレイヤー4人との共演という斬新すぎる内容。エフェクトも効果的に使用しつつ、各プレイヤーが兼任するマリンバパラフォンパーカッション、さらに多彩なマレット音色も相まって豊かなサウンドスケープを構築したまさに「傑作」アルバム。

★現代ジャズ界を牽引するサックス奏者ベン・ウェンデルが、3年ぶりのスタジオ作で提示したのは「サックス×4人のヴィブラフォン奏者」という驚きの新機軸。 本作最大の魅力は、ジョエル・ロスを筆頭とする新世代の実力者たちが繰り広げる、万華鏡のようなサウンドスケープにあります。マリンバやバラフォン、エフェクトを巧みに配した演奏は、打楽器特有の有機的な躍動感と、現代的な浮遊感を見事に融合させています。

★ウェンデルの鋭いリフが鍵盤打楽器の跳躍的なフレーズと共鳴し、立体的で瑞々しい音空間を構築。ジョビンの名曲カヴァー「Olha Maria」で見せる透き通った幻想的な響きから、パーカッションが唸る疾走パートまで、一音ごとに、未来につながるジャズの「今」を体感させてくれる新たなマスターピースです。

解説 : 逆瀬川 友太