CATFISH RECORDS

フリー・ジャズ系カルテット、アハメドの2025年作。『[Sama'a] (Audition)』は、2025年初頭に北ロンドンのThe Fish Factoryで行われた初のスタジオ・レコーディング・セッションを経てリリースされる2枚のアルバムのうちの第一弾です。2014年以来、[Ahmed] は、未来の音楽を探求し続けながら、Ahmed Abdul-Malikの音楽を発掘し、再構築してきました。10年以上を経て、彼らは初めてスタジオで制作する機会に恵まれ、エンジニア、Benedic Lamdinの協力を得て、このカルテットにとってこれまでで最も緻密な作品となった『[Sama'a] (Audition)』をリリースします。

耳の肥えたファンなら、このアルバムのトラックリストがアハメド・アブドゥル=マリクの『ジャズ・サハラ』のトラックリストだと気づくかもしれない。ピアニストのセロニアス・モンクやランディ・ウェストンとのコラボレーションで成功を収めた後、アブドゥル=マリクがリーダーとして初めて制作したアルバム『ジャズ・サハラ』は1958年にリリースされた。50年代後半のジャズの炎を北アフリカのフォーク・ミュージックの芯に灯し、ジャズのアラブ起源を想起させるこのアルバムは、時代をはるかに超えた独特でユニークなサウンドを生み出した。

マリクの『ジャズ・サハラ』にはピアノは使用されていない。そのため、アハメドのメンバー全員が常に取り組んでいるのは、異なる視点で考え、音楽がどのように機能するかを考え、リスクを冒して試してみることであり、それは並外れて心を揺さぶる想像力の偉業と言えるだろう。グループ即興戦略とワンテイク録音を駆使し、[Sama'a] (Audition) は、Jazz Sahara の全曲をたった1回のセッションでこなした。「Ya Annas [Oh, People]」と「Isma'a [Listen]」は未収録曲だった。2019年のアルバム「Super Majnoon」にも収録されている「Farah 'Alaiyna」は、2019年の萌芽期の「Ahmed」のゆっくりとした、陶酔的なストンプと繰り返されるフレーズが、高炉で溶鉱炉にかけられ、4倍のスピードで再生されたかのような、別格のサウンドに仕上がっている。その結果生まれた4つの万華鏡のような相対的ミニチュアは、これまでの「Ahmed」のレコードとは全く異なるスケールとプロポーションで動き、展開し、新たな想像力を掻き立てる。目が回るような陶酔感に満ちた音楽であり、他に類を見ない時空を移動するグループの驚異的な記録である。

1.Ya Annas [Oh, People]
2.Isma'a [Listen]
3.El Haris [Anxious]
4.Farah 'Alaiyna [Joy Upon Us]

PAT THOMAS - Piano
JOEL GRIP - Double Bass
ANTONIN GERBAL - Drums
SEYMOUR WRIGHT - Alto Saxophone

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輸入盤CD
入荷予定時期 : 2025年12月下旬 受注締切 :2025年11月16日
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