CATFISH RECORDS

1990年5月、ロサンゼルス生まれのアルトサックス奏者ハーブ・ゲラー（1962年よりベルリン在住）は、バルセロナのGemaスタジオにて卓越した国際的グループを結成した。彼は自身の叙情的な、バード由来の音色を、アメリカ人亡命者ケニー・ドリュー（当時デンマーク在住）、デンマークのベースの巨匠ニールス＝ヘニング・オーステッド・ペダーセン、イギリス人ドラマーのマーク・テイラー、そして二人の輝かしい若手トランペッター——デビューアルバム『Diamond in the Rough』を発表したばかりのアメリカ人ロイ・ハーグローブと、わずか17歳で将来を約束されたイギリス人ジェラルド・プレセンサー——と結びつけた。

当初は2枚組プロジェクトとして構想されていたが、当時リリースされたのはカルテット・セッション（『バードランド・ストンプ』、FSRCD-5046）のみであった。2枚目となる2人のトランペッターをフィーチャーしたセッションは、オリジナルのアナログテープが経年劣化により再生不能となるほど脆くなったため、数十年にわたり未発表のままだった。近年発見されたDATコピーにより、ついにこの物語を完結させることが可能となった。

待望のリリースとなる本作は、世代と大陸を越えて優雅さとエネルギー、そしてジャズの不朽の精神で結ばれた卓越したミュージシャンたちとの共演の中で、ハーブ・ゲラーが最高のインスピレーションを発揮した瞬間を捉えている。
—Jordi Pujol (FRESH SOUND プロデューサー）

01 Big Foot (Charlie Parker) 8:41
02.Summer Serenade (Benny Carter) 6:20
03.The Order (Herb Geller) 4:34
04.Ceora (Lee Morgan) 7:42
05.You Don't Know What Love Is (DePaul-Raye) 6:14
06.Hot House (Tadd Dameron) 4:25
07.Some Other Spring (Irene Wilson) 5:32

Herb Geller Quartet
Herb Geller (alto sax),
Kenny Drew (piano),
Niels-Henning Ørsted Pedersen (bass),
Mark Taylor (drums).

Guest trumpeters:
Roy Hargrove (#1 & 4),
Gerard Presencer (#3 & 5).
Recorded at Estudi Gema, Barcelona, May 24 & 25, 1990

Engineered and mixed by Paco Benages at Estudi Gema
Mastering: Marc Doutrepont (2025)
Liner notes and photos by Jordi Pujol © Fresh Sound Archives

Produced by Jordi Suñol & Jordi Pujol
Executive Producer: Jordi Pujol

こちらで試聴出来ます。

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CD