★サンティアゴの芸術性は、常に境界を越える音楽を創造する能力によって特徴づけられてきた。母国ブラジルの伝統的な響きに根ざしながら、イギリスのロックの姿勢や現代ジャズの複雑な精緻さによって同様に形作られ、その結果として彼自身の独自の音楽言語を確立してきた。『Love in the Modern World』においてサンティアゴは、ローゼンウィンケルの作品群に新たなレンズを通して光を当てている。このプロジェクトの誕生は予期せぬものでありながら、心からの必然でもあった。ローゼンウィンケルはこう振り返る。
★『Love in the Modern World』は単なるトリビュートや模倣のアルバムではない。それは対話であり、サンティアゴがローゼンウィンケルの作品の核に耳を澄まし、自身の感性で応答する営みである。タイトル曲の最初の音から、リスナーは驚きに満ちた旅へと誘われる。収録された10曲は、サンティアゴの芸術性の証であると同時に、彼の深い感情表現力を示すものである。「Summer Song」「Spirit Kiss」「Zhivago」といった楽曲は、リスナーに既存のイメージを忘れさせ、まったく新しい形でそれらを再発見させる。各曲はささやき合う会話のように展開し、旋律と感情の微妙なニュアンスを明らかにし、何度も新たに恋に落ちることを可能にする。
★サンティアゴの歩みは、常に新たな音楽領域の開拓によって特徴づけられてきた。Brasilia-Brasil Trioでの初期から、ハミルトン・デ・ホランダ、エリック・クラプトン、ミルトン・ナシメント、ジョアン・ボスコ、ジョン・ポール・ジョーンズとの名高いコラボレーションに至るまで、彼は常に世界をつなぐことを追求してきた。前作『Song For Tomorrow』ではジョシュア・レッドマン、アーロン・パークス、カート・ローゼンウィンケルといった現代最高の音楽家を集め、大胆な声明を発表した。『Love in the Modern World』はその旅を継続するものであり、進化し続ける彼の芸術的ビジョンと、深い感情と誠実さをもって響く音楽を創造するという献身を反映している。(メーカーインフォ)
1. Love in the Modern World
2. Dream of the Old
3. Spirit Kiss
4. The Cross
5. The Polish Song
6. Gesture
7. Whispers of Love
8. Summer Song
9. Christmas Song
10. Zhivago
*All compositions by Kurt Rosenwinkel
Daniel Santiago(acoustic guitar)
Kurt Rosenwinkel(steel string guitar #6,9)
Michaela Bokova(voice #5)
grazyna auguscik(lyrics #5)
#1-3,5-10
2024年11月 Hartcore Studio,Berlin 録音
Rrecorded by Kurt Rosenwinkel
#4
2024年12月 Refinaria Studio,Brasilia
Rrecorded by Jota Dale
Mixed and Mastered by Kurt Rosenwinkel
Produce by Kurt Rosenwinkel
*日本語解説︓松永誠一郎
御予約商品
2025年11月5日発売予定
国内盤CD
国内盤CD DANIEL SANTIAGO ダニエル・サンチアゴ / LOVE IN THE MODERN WORLD ラヴ・イン・ザ・モダン・ワールド[MOCLD 1114]