■2017年1月に録音されながら長く発表が見送られていた、故ヴィック・ジュリスの音楽性を捉えた心のこもったトリビュート・アルバム。ヴィブラフォン奏者トニー・ミセリを中心に、ジャンゴ・ラインハルトとホットクラブのレガシーに触発されたカルテットは、フランスの名曲を現代的なアレンジと豊かなインタープレイで再構築する。「Nuages」や「La Vie En Rose(バラ色の人生)」で聴かれるジュリスの演奏は、彼の逝去後、より一層の深みを帯びて響く。ミセリは、どんな曲も瞬時に吸収し自分のものにしたジュリスを「魂を持ったiPod」と称え、その音楽的記憶力と創造力に最大の敬意を表している。
■SteepleChaseのプロデューサー、ニルス・ウィンターによる丁寧なミックス、マスタリングによって、かつて棚上げされていたセッションは見事によみがえって作品化。深い友情と音楽への愛が結実した、ヴィック・ジュリスへの真摯なオマージュである。(新譜インフォより)
1. LA VIE EN ROSE (Edith Piaf)
2. AUTUMN LEAVES (Joseph Kosma)
3. MYSTÉRIEUSE (Joe Privat)
4. PETITE FLEUR (Sidney Bechet)
5. FAIS-MOI VALSER (Edith Piaf)
6. BELLEVILLE RENDEZ-VOUS (Benoît Charest)
7. SONGE D’AUTOMNE (Archebald Joyce)
8. PÈCHE A LA MOUCHE (Django Reinhardt)
9. OÙ EST-TU, MON AMOUR? (Renée Lebas)
10. BLACK AND WHITE (Django Reinhardt)
11. NUAGES (Django Reinhardt)
トニー・ミセリ(vibes)、
チコ・ハフ(bass)、
ダン・モナハン(drums)、
ヴィック・ジュリス(guitar)
Tony Miceli(vibes),
Chico Huff(bass),
Dan Monaghan(drums),
Vic Juris(guitar)
※録音:2017年1月
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