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ホーム2026年1月REVIEW輸入盤CD SCANDINAVIAN ART ENSEMBLE WITH TOMASZ STAŃKO スカンジナヴィアン・アート・アンサンブル、トマシュ・スタンコ / THE COPENHAGEN SESSION VOL. 2 シリアスでグルーミーな現代ヨーロッパならではの甘くない硬質リリシズム世界がシャープ&サスペンスフルに創出される極めて完成度の高い感動的ユニーク作
商品詳細
★北欧の8人アンサンブル・チーム:Scandinavian Art Ensemble(2トランペット、テナーサックス、ヴィブラフォン、ピアノ、ベース、ドラム、女性ヴォイスから成る)の、ポーランド出身の伝説的トランぺッター:トマシュ・スタンコ(1942-2018)をスペシャル・ゲストに迎えて2016年2月デンマーク-コペンハーゲンで行なわれたスタジオ・セッションの第2弾アルバムが登場。

★リズム・セクションの端正でエレガントな様式美的鳴動にしっかりと支えられ、ノセられて、やる瀬なく唸るような昏いトランペットの咆哮や、レイジーで頽廃的なテナーの滑脱ブロウ、妖しい魔性漂う女性ヴォイスの呟き、思索性や内省感を孕んだピアノのメディテイティヴ弾奏、などが典雅かつ奥行き深遠に甘くない華を成し、ゆったりトグロを巻くが如き浮遊感渦巻くバラード・スタイルを大凡の基調としているがそれが次第に半アブストラクトな激しさを加えたインプロ合戦に推移したり、スタンコと思しき硬質でシビアげなトランペットの迫真砲撃を中心としてアコースティック最末期のマイルス・クインテットに似たサウンドが形作られたり、といった転回も見せて、詩情や唯美性とエッジの効いた破壊力とがごく自然に並立したピリッとした味わいのリリシズムの世界をスリリングに、そして幽玄豊かに愉しませる独創内容となっている。

★ECMの諸作とかにどこか底通するところのある、現代ヨーロッパの抒情派ならではの苦味走ったシリアスでハードコアなポエティック・サスペンス妙演がキレ味鋭利に進められてゆき、詩的ロマンティシズムには事欠かぬも甘さは微塵もなく精悍軒昂なソリッド感の保たれた鬼気迫る道程の中で、詩人であり真剣勝負のアクション師でもあるスタンコ(tp)並びに概ねスピリチュアル・ジャズの文脈でこれに続く他メンバー連のアドリブ奮戦が、極めて高密度に見せ場を分け合って大いに昂揚させられる。

★トランペットはスタンコを含めて3人いるので実のところ判別は中々困難なのだが、恐らくはスタンコと思われるうち1人の、強硬でビターな辛口の大立ち回りにあっても決して美を犠牲にしない、即ちクシシュトフ・コメダの精神を継承した行き方であったり、1960年代マイルスのフリー・ブローイング面を踏襲した感じのある烈しい雄叫びであったり、などの躍動ぶりがこの晩年においても全く衰えることなく益々意気盛んなハジけ具合を示していて実に見事で、また陰影に富んだ瞑想的ダイナミック・プレイに妙味を発揮するTuźnik(p)や、けだるさと猛々しさがない交ぜになったブオブオ吠えるデカダン&タフなHass(ts)、時には異形にミステリアスな夢幻トリップ感をじわり齎すSulkunen(voice)、らの敢闘も抜群の鮮度で光っていたりと、旨味&歯応えあるソロの聴きどころは豊富だ。

1. So Nice (7:53)
2. Morning Ballad (9:20)
3. 3rd For Eruption (2:35)
4. April Moon (3:56)
5. Anti-Freeze (8:51)
6. Sunrise (8:08)

Tomasz Dąbrowski (trumpet)
Snorri Sigurðarson (trumpet)
Thomas Hass (tenor saxophone)
Martin Fabricius (vibraphone)
Artur Tuźnik (piano)
Richard Andersson (double bass)
Radek Wośko (drums)
Johanna Elina Sulkunen (voice)

*special appearance:
Tomasz Stańko (trumpet)

2016年2月19日デンマーク-コペンハーゲンのThe Village Recordings録音

レーベル:April Records

在庫有り
輸入盤・見開き紙ジャケット仕様CD





輸入盤CD SCANDINAVIAN ART ENSEMBLE WITH TOMASZ STAŃKO スカンジナヴィアン・アート・アンサンブル、トマシュ・スタンコ / THE COPENHAGEN SESSION VOL. 2
シリアスでグルーミーな現代ヨーロッパならではの甘くない硬質リリシズム世界がシャープ&サスペンスフルに創出される極めて完成度の高い感動的ユニーク作[APR151CD]

販売価格: 2,530円(税込)
数量:
商品情報
APRIL

ポーランド出身の故トランペット奏者、トマシュ・スタンコの重要な再発見として世界中の批評家から絶賛された『コペンハーゲン・セッション Vol.1』の成功を受け、スカンジナビアン・アート・アンサンブルは第二弾にして最終章となる『コペンハーゲン・セッション Vol.2』をリリース。

★デンマークとポーランドのジャズ界では長年、スタンコとスカンジナビア、ポーランドのミュージシャンたちが参加した失われたレコーディング・セッションの噂が囁かれていました。セッションから約10年、スタンコの死後7年を経て、待望の音源がついに登場。巨匠スタンコの最もオープンで冒険的な姿を捉えています。

★今年初めにリリースされたVol.1は、世界中から絶賛されました。 Jazzwise(英国)は「スタンコはサウンドのアイデンティティと独自のアプローチを維持している」と称賛し、All About Jazz(米国)は「このアルバムは、彼の演奏の新たなニュアンスを引き出せる、はるかに若いミュージシャンを見つけることで、自らに挑戦するという彼の特徴的な意欲を示している」と評した。Citizen Jazz(フランス)は「本質を捉えた精密な芸術」と称賛し、多様性がありながらも音楽の一貫性を称賛した。

★2016年にThe Village Recordingsで録音されたこの2枚のアルバムは、スタンコの芸術性の全容を次世代との対話を通して明らかにしている。彼特有の叙情性と心に残る音色は紛れもないものだが、『The Copenhagen Session』では、彼が一歩引いて他者の音楽を受け入れ、新しいアンサンブルにサウンドを形作らせることも厭わない姿勢を示している。

★トランペット奏者のトマシュ・ドンブロフスキはこう回想する。「彼は私たちの音楽を演奏したかった。常に耳を傾け、常に探求していた」。その精神は『Vol.スカンジナビアの広がり、若々しいエネルギー、そしてスタンコの紛れもない歌声が融合し、時代を超越した何かを生み出した作品。

★北欧とヨーロッパの音楽シーンで確固たる地位を築いたスカンジナビアン・アート・アンサンブルのメンバーにとって、このプロジェクトは今もなお決定的な出会いであり続けている。ベーシストのリチャード・アンダーソンは簡潔にこう語る。「彼はエネルギーを一つにまとめ上げ、私たち全員をいつも以上に最高の演奏に導いてくれるんです。」(新譜インフォより)

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