CATFISH RECORDS

★限定特典ございます。(2026年卓上タイプカレンダー、ランチボックスサイズ・トートバッグ 限定数に達しました時点で特典終了)

★益々快調カナダの人気歌姫：ケイティ・ジョージ(カナダ-アルバータ州カルガリー出身)の、今回は、リズム・セクションに凡そ40人編成のムーディーな管弦アンサンブルを嚙ませた体制によるオリジナル曲集。

★荘厳優美さと軽妙瀟洒さを併せ持った魅惑のオーケストラ演奏に導かれて、きめ細かでトーンは高めの透明感と清流の如き潤いを湛えたクリーンなクール・ヴォイスが、歌詞とメロディーを一つ一つ慈しむ感じの優しく丁寧に語りかけるような、或いは真心込めて丹念に物語を読み聞かせるような、落ち着いたテンダネスと澄みきった爽涼な風合いに満ちた自然体のリキまぬ抒情派ロマンティック演唱を端正に、流麗に綴って、瑞々しくも洒脱でどこか儚げでもある滴の煌めきにも似た華を成し、演奏面のアレンジ意匠に顕れる1950年代頃のジャズ・ヴォーカルやポピュラー・ヴォーカルを思わせるシャレたノスタルジック感がまた得難い妙味を加えた、全体を通じ小粋な軽みやウィットっぽさそしてリラクゼーション溢れるセンスよき歌世界を最高の心地よさで愉しませる極楽内容。

★インティメイトでソフトなハートウォーミングさと極上のエレガンスが横溢する、至ってオールド・ファッションな寛ぎリリカル指向の行き方が簡潔かつ滑脱に快テンポで展開され、バック陣のスマート・スウィンギンで嫋やかな妙演に上手くノセられつつ、一座の花形ジョージ(vo)の、センシティヴにニュアンスがこもっていながらサラリと淡麗でもある、何げにサバけた歌い回しが涼やかに冴え渡って何とも素敵だ。

→基本としてはやはり1950〜1960年代辺りのアメリカ白人系抒情派ないしクール派のスタイルを参考にしたと思しき、しっとり艶やかな和みの語り節(ウィスパリングと云うほど静謐でもなく適度に動きがある)的アプローチを根幹としており、そのデリケートで柔らか&まろやかな殊の外ライト・スムースに軌跡を描く小唄性と洒落心に満ちた丹誠あるストーリーテリングでムーディーに魅了するが、一方でリアル・ジャズ・ヴォーカルならではのダイナミックなグルーヴ表現や吟醸的ブルージー節(スキャットも少々)なども、一部に転回としてごくナチュラルに盛り込まれて上手い按配で弾み&メリハリがつけられ、しかしトータルとしてはあくまで初々しい清潔感を絶やさぬキュート&メロウなガーリッシュ・キャラにおのずと破綻なく収束される、という、一聴懐古的でありながら今日流(ジョージ流)にアップデートもされたバランス絶妙な歌声のあり様は、過去の諸作を含めて最も親しみやすい(耳に優しい)仕上がりとなっており、ちょっと蠱惑的でさえある。

★リマシェール(p,arr,cond)の創意を凝らしたバックアップも秀逸。

1. That Doesn't Matter ザット・ダズント・マター
2. You'll Learn ユール・ラーン
3. Train Wrecked Dining Car トレイン・レクト・ダイニング・カー
4. If I'd've Known イフ・アイドヴ・ノウン
5. I've Been Kicking Myself アイヴ・ビーン・キッキング・マイセルフ
6. Sight To Behold サイト・トゥ・ビホールド
7. Memo 267 メモ・267
8. Pour For The Hour プール・フォー・ザ・アワー

Caity Gyorgy (vocal)
Mark Limacher (piano, arrangement, conductor)
Jonathan Wielebnowski (bass)
Nathaniel Chiang (drums)
Gen Micheletti (violin)
Edmund Chung (violin)
Jeremy Gabbert (violin)
Jeongah Choi (violin)
Danielle Greene (violin)
Isaac Willocks (violin)
Theresa Lane (violin)
Adriana Lebedovich (violin)
Lidia Lee (violin)
Diane Lane (violin)
Laurent Grillet-Kim (violin)
Peter Blake (violin)
Marcin Swoboda (viola)
Alisa Klebanov (viola)
Jesse Morrison (viola)
Jeremy Bauman (viola)
Josué Valdepeñas (cello)
Clare Bradford (cello)
Kathleen De Caen (cello)
Dave Morrissey (cello)
Patrick Staples (bass)
Joel Gray (trumpet)
Samamtha Whelan-Kotkas (trumpet)
Rich Scholz (trumpet)
Carsten Rubeling (trombone)
Kris Leslie (trombone)
Nikki McCaslin (trombone)
Dave Reid (trombone)
Jennifer Frank (horn)
Doug Umana (horn)
Maxwell Stein (horn)
Emily Phernambucq (woodwinds)
Cedric Blary (woodwinds)
Dustyn Richardson (woodwinds)
Brett McDonald (woodwinds)
Dan Davis (woodwinds)
Aidan Dugan (woodwinds)

＊composition: Mark Limacher and Caity Gyorgy (#1, #3, #5, #6), Mark Limacher (#2, #4, #7), Caity Gyorgy (#8)
＊lyrics: Caity Gyorgy

2025年3月27日,4月7日カナダ-アルバータ州カルガリーのthe National Music Centre録音

レーベル：spoon

御予約商品
2025年12月17日発売予定 受注締切：2025年11月14日
国内盤セミダブル紙ジャケット仕様CD