ジャズのCD,LPをご紹介します。メジャーからマイナー、自主制作盤までジャズのCD,LPをお届け致します。



catfishrecordsをフォローしましょう

ホーム御予約商品輸入盤CD GIUSEPPE D'ANGELO ジュゼッペ・ダンジェロ / MYSTERIOUS TRAVELLER. THE MUSIC OF WAYNE SHORTER ブルージー・グルーヴィー&ダイナミック・スウィンギンなハード・バップ色濃いピアノ・トリオとチェンバー・ムーディーな壮麗ストリングスがフレッシュに絡むイタリア発ウェイン・ショーター名曲集
商品詳細
★イタリア-トリノを拠点に活動するピアニスト・作編曲家のジュゼッペ・ダンジェロがアレンジャー&コンダクター&アーティスティック・プロデューサーとして(演奏者としては参加していない)全体を仕切り、ピアノ・トリオ(ベーシストのステーファノ・リッソをリーダーとするStefano Risso Trio)とストリング・カルテット(Quartetto Eridano)を嚙ませた7人体制(ストリング・カルテットのみ又はピアノ・トリオのみという趣向も終盤で各々1曲ずつある)でウェイン・ショーターの名曲群を奏したソングブック・アルバム。

★現代クラシックの室内楽物っぽい荘厳さやサロン感覚とアンビエント系統・フューチャー系統の不思議なトリップ・ムードを交錯させるストリングスの折り目正しい妙演が、奥行きも深遠に整った背景音響を形作る中で、ピアノ・トリオのブルージー・グルーヴィーでハード・バピッシュそしてリズミカルな真っ当リアル・ジャズ然たる躍動ぶりが、粋で渋い吟醸味に満ちた魅力を鋭く放ってゆく、全体を通じストリングスの醸す雅やかなエレガンスとピアノ・トリオの正統硬派なコク旨さが妙なる融け合いを見せて、中々ファンタジック・ドリーミーな音空間に心地よく浸れる快演内容。

★アレンジ設計や進行構成面には適度に凝った、手の込んだ創意も認められるものの、大凡のところはジャズ・コンボ+ストリングスの定番路線らしい、即ち、ピアノ・トリオはあくまでメロディアス&リリカルにスウィンギンなハード・バップの道を行き、ストリングスは概ね後方からチェンバー・ムーディーにこれを盛り立てる、というパターンが基調となっていて、レパートリーがショーター作品群ゆえにある種の神秘性や幻想テイストも程好いスパイスとして立ち昇ってくる道程の中で、ピアノのニコーラ・メローニを中心花形とし、ベースのステーファノ・リッソも結構執拗に、饒舌に絡んでくる抒情派アクション的な行き方をノリよくテイスティーに愉しめる恰好だ。

★メローニ(p)の、ハンコック・ライクなモード系現代バピッシュ・ピアノの典型を示した、力学性と耽美性の混在するキレのいいダイナミズムに満ちたメロディック・プレイを変らず根幹とし、時折ショーター曲に引っ張られてミステリアス&イリュージョナルな方向へ滑ったり、ストリングスに引っ張られてクラシック・ピアノ風になったり、などの転回もあってメリハリ充分で飽きのこない清新な弾鳴キャラに仕上がっているところが好もしく、また、粘りを利かせてこってり芳醇に親分風を吹かさんとするスピリチュアルなリッソ(b)の猛ハッスルぶりや、後方支援に安住せず突発的に前面へ躍り出て衝撃力をもった横切り様をも見せるストリングスのゲリラ攻勢、も奏効して予断を許さず生鮮味の絶えぬ流れが創出されており見事。ショーター音楽の解釈としてはひとまず堅実(無難?)といったところか。

1. Mysterious Traveller
2. Adam's Apple
3. Pinocchio
4. Infant Eyes
5. Schizophrenia - Go
6. The Wildflower
7. The Soothsayer - Footprints
8. The Three Marias (strings only)
9. Fall (p-b-ds trio only)

Giuseppe D'Angelo (arrangement, conduction, artistic production)
Nicola Meloni (piano except 8)
Stefano Risso (double bass except 8)
Mattia Barbieri (drums except 8)
Sofia Gimelli (violin except 9)
Rebecca Scuderi (violin except 9)
Carlo Bonicelli (viola except 9)
Chiara Piazza (cello except 9)

2023年3月27-28日,4月2日イタリア-ピエモンテ州トリノ県ブリケラージオ(Bricherasio)のStudio Play!録音

レーベル:Dodicilune

御予約商品
輸入盤CD
入荷予定時期:2025年11月下旬 受注締切:2025年10月19日
※発注先案内の入荷時期を記載しておりますが、入荷時期は予告なく変更になる場合もございます。ご了承くださいませ。


輸入盤CD GIUSEPPE D'ANGELO ジュゼッペ・ダンジェロ / MYSTERIOUS TRAVELLER. THE MUSIC OF WAYNE SHORTER
ブルージー・グルーヴィー&ダイナミック・スウィンギンなハード・バップ色濃いピアノ・トリオとチェンバー・ムーディーな壮麗ストリングスがフレッシュに絡むイタリア発ウェイン・ショーター名曲集[ED 592]

販売価格: 3,150円(税込)
数量:
商品情報
Dodicilune

★「Mysterious Traveller. The music of Wayne Shorter」は、トリノ出身の作曲家、ピアニスト、編曲家であるジュゼッペ・ダンジェロの新作CDです。彼はこの作品において、指揮者、編曲家、そして2つの異なる音楽グループをつなぐ存在として参加しています。

★1つは、コントラバス奏者ステファノ・リッソ、ピアニストのニコラ・メロニ、ドラマーのマッティア・バルビエリによる「ジャズ」トリオ。もう1つは、ヴァイオリン奏者のソフィア・ジメッリとレベッカ・スクデリ、ヴィオラ奏者のカルロ・ボニチェッリ、チェロ奏者のキアラ・ピアッツァによる「クラシック」 クァルテット・エリダーノ(ソフィア・ジメッリとレベッカ・スクデリがヴァイオリン、カルロ・ボニチェッリがヴィオラ、キアラ・ピアッツァがチェロを担当)。

★このアルバムは、そのタイトルが示す通り、ジャズの歴史において最も重要なサックス奏者および作曲家の一人である、ニューヨーク出身の伝説的なアーティスト、ウェイン・ショーター(1933年〜2023年)へのオマージュである。

★60年以上にわたるキャリアと12回のグラミー賞受賞歴を持つ彼(ウェイン・ショーター)は、ビバップからエレクトリック・ジャズ、そしてオーケストラ的かつ精神的な深みを増した晩年期に至るまで、モダン・ジャズのあらゆる主要な変遷の主人公として、ジャズ・メッセンジャーズ、マイルス・デイヴィス、ウェザー・リポートなど、音楽史に名を残す偉人たちと肩を並べて活躍してきました。(メーカーインフォ)

■録音:Recorded on March 27-28 and April 2nd, 2023, mixed on July 3rd, July 18th, August 30th, 2023, mastered on January 13th, 2024 at Studio Play!, Bricherasio (To), Italy