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ホーム2025年10月REVIEWCD MIGUEL ZENON ミゲル・ゼノン / Live at The Village Vanguard
商品詳細
プエルトリコ出身のアルト・サックス奏者、ミゲル・ゼノン率いるカルテットの2025年新作アルバム「ライヴ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード」。

ゼノンの18枚目のリーダー・アルバムとなるこのアルバムは、2024年9月にニューヨークのヴィレッジ・ヴァンガードで2夜にわたってレコーディングされました。ゼノン自身のレーベル、ミエル・ミュージックからリリースされるこのアルバムには、ゼノン作曲の6曲に加え、ウィリー・コロンとエクトル・ラヴォー作曲の「エル・ディア・デ・ミ・スエルテ」(1973年)、ジルベルト・サンタ・ローザ作曲の「ペルドナメ」(1990年)のアレンジを含む、全曲新曲を収録。アルバムはゼノンのオリジナル曲「Abre Cuto Güiri Mambo」で幕を開ける。これはボサル(第一世代のアフリカ系スペイン語)で「耳を澄ませてマンボを聴け」という意味だ。「これらのリフ、マンボ、ハレオ、何と呼ぼうとも、多くの要素はリズム的な観点から生まれたものなんだ」とゼノンは語る。オープニング・トラックに続くのは「El Día de Mi Suerte」。ニューヨークを基調としたこのアルバムでさえ、ゼノンの故郷プエルトリコの雰囲気が色濃く漂っている。しかし、ジャズの歴史を通して、この二つの地は常に交流を続けてきた。ゼノンの音楽は、まさにその繋がりの産物なのだ。プエルトリコのサンファンで高校時代にサルサバンドで初めてプロとして働いた時のことを、ミゲルはこう振り返る。「リハーサルは故郷からかなり離れた場所でやっていたんだ。だから、そこへ向かう車中では、ウィリー・コロンとエクトル・ラボーばかり聴いていた。何度も何度もね。あのレコードは、ミュージシャンとしての私のDNAに深く刻まれているんだ」。2019年の『Sonero』や2011年の『Alma Adentro』など、他の人気曲のリ・アレンジと同様に、この曲も完成する頃には、ほぼゼノンの作品になっている。「オリジナルを再現しようとしているわけではないんだ」と彼は言う。 「オリジナルから自分なりの要素を引き出し、それを活かそうとしています。物語はオリジナルとは違うものになるかもしれませんが、それでもオリジナルの要素は聴き取れるはずです。」ヴィレッジ・ヴァンガードでの演奏経験が、「Coordenadas」のコンセプトの基盤となっている。メインテーマを創作するにあたり、ゼノンはヴィレッジ・ヴァンガードの地理座標と各バンドメンバーの出身地を調べた。サントゥルセ(ゼノン)、プエルトリコのマヤグエス(コール)、ベネズエラのカラカス(ペルドモ)、オーストリアのグラーツ(グラヴィシュニヒ)。彼はこれらの数字を音程にコード化し、自分が求める音楽になるまで調整した後、バンドに自由に演奏させた。その結果、4人のミュージシャンはこの有名な場所でのそれぞれのルーツを演奏し、ソロを演奏する時も、それぞれが故郷にいるような感覚を味わえる。タイトル曲「Vanguardia Subterránea」では、ゼノンは「クラブの歴史にインスパイアされたメロディックな詩」と呼ぶものを作り上げました。それをカルテットのための楽曲へと昇華させるため、彼は「途切れることのないグルーヴ、まっすぐでクリアな脈動を持つ何か」を加えました。そして、そのグルーヴに反して漂う何かを加えました。(新譜インフォより)

1.Abre Cuto Güiri Mambo - 7:19
2.El Día de Mi Suerte - 8:27
3.Vita - 7:51
4.Dale La Vuelta - 8:01
5.Coordenadas - 6:53
6.Vanguardia Subterránea - 6:08
7.Bendición - 7:15
8.Perdóname - 10:54

Miguel Zenón - alto saxophone 
Luis Perdomo - piano 
Hans Glawischnig - bass 
Henry Cole - drums

在庫有り
三つ折りデジパック仕様CD




CD MIGUEL ZENON ミゲル・ゼノン / Live at The Village Vanguard[MZ11]

販売価格: 3,300円(税込)
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MIEL MUSIC