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ホーム | LP > 輸入盤LPしっとり潤んだ優しさ&ロマンティシズム溢れる簡潔なスタンダード・バラード至芸とダーク・ビターなナイトメア的瞑想型インプロヴィゼーションが生々しいサスペンスを孕みつつ交差する無双のラスト・ソロ・ピアノ編 【送料込み価格設定商品 日本語解説付き輸入盤仕様LP】(限定生産) 菊地 雅章 MASABUMI KIKUCHI / 花道 II 〜 ファイナル・スタジオ・レコーディング Vol. 2 HANAMINI ・ The Final Studio Recording Volume II
商品詳細
★オールラウンドにして殊の外進取性に富んだ、日本のジャズ界を代表するモダン・ピアノの独創的名匠:菊地雅章(1939年旧東京府生まれ、2015年米ニューヨークで死去)の、本盤は、先にRed Hookからリリース(2021年)された「花道」の続編にあたる、最晩年の2013年12月米ニューヨークのKlavierhausで吹き込まれたファイナル・スタジオ・レコーディング=ソロ・ピアノ編の、「花道」第1集には収録できなかった残りの7曲を収めた待望のラスト・アルバム。

★繊細で端正な落ち着いた慎重さを感じさせる反面、思い切りよりダイナミックにプッシュ・アタックしてくるところもある、透明感や爽涼な潤いに溢れた、そして一つ一つの音がクッキリしたキレのいい鮮明さで生々しく浮かび上がってくる精悍クリアー・タッチのピアノが、スタンダード曲のバラード演奏においては一音一音を丹念に選び抜き、ゆったりしてながらも簡潔に切り詰められた無駄のない語り口で悲愁めいた深い情緒をしっとり優しく掬い上げるように描き出し、インプロヴィゼーション・トラックではより雄弁に幾分かアブストラクトな混沌へも足を踏み入れながら昏くビターな心象風景をじっくりメディテイティヴに映して妙なる余韻を残す、というある種の"魂の彷徨"を思わせる気魄のこもった誠実真摯なリリシズム溢れる全身全霊の敢闘を綴って、何とも得難い清新なる感動を満喫させてくれるさすがの濃密内容。

★ピーンと鋭い緊張感が全編を貫きながら、テンダネスやロマンティシズムと厳しく険しい硬質迷路性の間を往来するエモーショナル&ドラマティックな、表層はひんやりクールだがその内側に熱いものを秘めたセンシティヴでいて力強い妙演が中々丁寧に展開され、静穏・静謐で柔和な中に烈しいパッションをもひしひしと感じさせる、フレッシュ・スリリングこの上ない入魂プレイがさりげなく高い密度・濃度で続いて、一瞬も飽きさせず息つく隙もなく、全く見事な進行構成だ。

★スタンダードのバラード解釈にあってはあくまで原曲のテーマ・メロディーからそう大きく逸脱転回することなくごくシンプル・ストレートに、かつ丹誠込めて祈るように一聴作為なげな哀切フレーズを半ば反復的に紡ぎ、その虚飾を排した質素ともとれる安らぎある平易な筆致が実に含蓄豊かに幽玄めいた雅趣〜滋味を齎していてそうした懐深さと軽みに大いに感嘆させられ、かたや完全即興においては、暗がりを手探りでじわり進んでゆくが如き不安感とサスペンス漂うリアルな内省型の文脈形成にいつしか切迫感をもってグイグイ引き込まれてしまう、といった具合で、どこか諦念っぽいものも漂いつつ菊地の辿り着いた孤高の境地に深山幽谷的夢見気分で浸りきれる白眉の逸編。

1. Manhã de Carnaval (Luiz Bonfá & Antônio Maria)
2. Improvisation II (Masabumi Kikuchi)
3. Alone Together (Arthur Schwartz & Howard Dietz)
4. Improvisation III (Masabumi Kikuchi)
5. I Loves You Porgy (George Gershwin & Ira Gershwin)
6. Improvisation IV (Masabumi Kikuchi)
7. My Ship (Kurt Weill & Ira Gershwin)

菊地 雅章 Masabumi Kikuchi (solo piano)

2013年12月米ニューヨークのKlavierhausコンサート・ホール録音

レーベル:Red Hook 東京エムプラス

御予約商品
【送料込み価格設定商品】 国内仕様輸入盤LP (日本語解説付き)(限定生産)
入荷予定時期:2025年10月中旬〜下旬 受注締切:2025年10月2日
※発注先案内の入荷時期を記載しておりますが、入荷時期は予告なく変更になる場合もございます。ご了承くださいませ。


しっとり潤んだ優しさ&ロマンティシズム溢れる簡潔なスタンダード・バラード至芸とダーク・ビターなナイトメア的瞑想型インプロヴィゼーションが生々しいサスペンスを孕みつつ交差する無双のラスト・ソロ・ピアノ編 【送料込み価格設定商品 日本語解説付き輸入盤仕様LP】(限定生産) 菊地 雅章 MASABUMI KIKUCHI / 花道 II 〜 ファイナル・スタジオ・レコーディング Vol. 2 HANAMINI ・ The Final Studio Recording Volume II[RH1008LPS]

販売価格: 6,800円(税込)
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商品情報
RED HOOK

菊地雅章 没後10周年アニヴァーサリー・リリース!
菊地雅章のラスト・ソロ録音 第2弾!


☆元ECMプロデューサー、サン・チョンがプロデュースするRed Hook Records 最新盤!
☆菊地雅章の没後10周年企画。最後のソロ・スタジオ録音となった「花道」の第2巻が登場!
☆日本語解説付き輸入盤仕様!
☆180g重量盤の透明LP(クリア・ヴァイナル)も同時発売予定!

■元ECMの敏腕プロデューサー、サン・チョンが、長年の信頼関係を築いてきた菊地雅章と最後に完成させたスタジオ録音。サン・チョンが主宰するRed Hook Recordsから2021年にリリースされた「花道」の続編となる第2巻が、菊地雅章の没後10周年トリビュートとして登場!

■2013年12月、ニューヨークのKlavierhausコンサート・ホールでレコーディングされた、菊地雅章のラスト・ソロ・セッション。この第2巻には、第1巻と同じセッションで録音されたものの、未収録だった7つの追加トラックが収められています。第1巻では、菊地雅章が晩年に傾倒した即興演奏は1曲のみでしたが、今回は3つのインプロヴィゼーションを聴くことができます。即興を挟んで配置されるスタンダード・ナンバーは、「カーニバルの朝」、「アローン・トゥゲザー」、「愛するポーギー」、「マイ・シップ」など、1950年代後半に東京で音楽学生だった彼の形成期に深く結びついた作品群です。

★菊地雅章が亡くなるわずか2年前に録音されたこれらのセッションは、彼がもっとも内省的で感情豊かだった時期を捉えています。聴く者を親密な音楽の旅へと誘うこのアルバムは、個性的で変幻自在な名曲の解釈と、詩的で抽象的な美しさに満ちた即興演奏で構成されています。
※録音:2023年12月、Klavierhaus(ニューヨーク)

★「ペダルを踏んだ和音、時間の流れを変える休符、そしてかつて菊地の録音や演奏に典型的だった無意識的な発声の顕著な欠如によって、ここにある即興トラックは、まるで別の惑星からの瞬時のバラードのように響くことがある。逆に、彼のスタンダード曲の演奏は、即興的に響くことがある。」 (ベン・ラトリフ)