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ホーム2025年7月REVIEW【送料込み価格設定商品】 ジョン・ゾーンやスティーヴ・コールマン辺りの流れを汲んだフリー・ファンク或いはM-BASEファンク系統のダークなリズミカル・アクション熱演が野性味満点に爆裂する壮快作! 国内制作CD CUBIC ZERO 立方体・零 / CREEPING MELIBE
商品詳細
★吉田野乃子。10歳からサックスを始め、高校時代には小樽在住のサックス奏者:奥野義典氏に師事、2006年夏、単身ニューヨークに渡り、NY市立大学音楽科卒業、ジョン・ゾーンとの出会いにより前衛音楽へ傾倒するようになり、ネッド・ローゼンバーグに師事、6人組バンド"SSSS"(Super Seaweed Sex Scandal)で2010年5月ドイツ-メールス音楽祭に出演しヨーロッパ・ツアーも行なったり、2009年からNYで活動している前衛ノイズ・ジャズ・ロック・バンド"Pet Bottle Ningen(ペットボトル人間)"でTzadikからアルバム2作品をリリースしたり、2014年にはベーシスト:ロン・アンダーソンのプログレ・バンド"PAK"のメンバーとして吉田達也(ds)らと日本ツアーを行なったり、同2014年よりソロ・プロジェクトをスタートさせ2015年に自己レーベルからソロ・アルバム「Lotus」をリリースしたりと、多角的活躍を経て2015年12月に帰国し、以来北海道シーンで益々精力的に活動している(ノイジー・フリーキー肌の?)突出個性派女性アルトサックス奏者=その吉田野乃子(1987年生まれ、北海道岩見沢市出身)をリーダーとする5人組のエレクトリック・ジャズ・ロック・バンド:Cube Zero 立方体・零の5年ぶりとなるサード・アルバム。曲はメンバー持ち寄りのオリジナル群。

★引き締まった堅牢トーンのアルトが、ある時は烈しくワイルドに異形の絶叫的咆哮を轟かせ、ある時はダークネス漂うグルーヴ・フレーズを紡ぎ、またある時はメランコリックに哀愁節を歌って中々精悍なる華を飾り、硬質でノイジーな掻き鳴らしワザと吟醸感あるブルージー・プレイを交錯させるギターもしくはエレキベースや、不穏で怪しいエレピ(或いはオルガン)の暗躍、もそれぞれに濃い存在感でスリリングに見せ場を繋いだ、全般にジョン・ゾーンやスティーヴ・コールマン辺りの影響も多分に感じられる一種のフリー・ファンクないしM-BASEファンク系統(ロックのインスト物っぽいところがあったりもする)のアクション熱演が、簡潔にサバサバと進められて結構壮快な昂揚感が味わえる会心打内容。

★コンテンポラリー・タイプのノリにノッた半舞踏的リズミカル・ビートの上で、吉田(as)を筆頭に各人のフリーキー&アナーキーだったりごくオーソドックスにメロディックだったりの手短にまとまったインプロヴィゼーションが次々炸裂する、という、基盤としてはファンク・ロックのインスト路線的枠組〜アウトラインが保たれた中で銘々の硬派ファンク調とかフリー・ジャズ調とかのソロが威勢よくも細密に展開してゆき、一貫して快適にノレるグルーヴ感が堅持された上での激動的ソロ合戦がフレッシュ・スリルも満点にスカッと愉しめる寸法だ。

★吉田(as)の、アルト本来の音色の美しさを活かしてのクール・メランコリー節であったり、一転してひたすらフリーキー&ヴァイオレントに野性味全開で暴れ倒す激烈吠えであったりと、その不敵で不良性みなぎったノワール・アクション・ヒロイン風の活躍が殊の外鮮やかに絵にハマッている他、切り裂くシャープな奇音で毒気を振りまく佐々木(g)、よく聴いてみるとわりかしマトモなブルージー・ファンク者の側面が際立つ本山(elp,org,synth)、といった具合でアジな聴きどころは多数。

01. The Third
02. Damascus
03. White Loverman
04. Standard
05. Miso Loverman
06. Methane Hydrate / Ignorance
07. Different Dimension
08. Too-Fool
09. Kona Loverman
10. The Devils By The Flowers On The Corner
11. Banana Loverman
12. Nicholson
13. Neuralgia
14. Bad Prescription
15. Roe Loverman
16. Supercalifragilisticexpialidocious
17. Creeping Melibe

*Cubic Zero 立方体・零:
吉田 野乃子 Nonoko Yoshida (alto saxophone)
佐々木 伸彦 Nobuhiko Sasaki (electric guitar)
本山 禎朗 Tomoaki Motoyama (electric piano, organ, synthesizer)
大久保 太郎 Taro Okubo (electric bass)
渋谷 徹 Toru Shibuya (drums, percussion, 銅鑼, 大太鼓, ジンギスカン鍋 = genghis khan pot)

2025年2月北海道札幌市のStudio Riccio録音

レーベル:野乃屋レコーズ

在庫有り
国内制作W紙ジャケット仕様CD

【送料込み価格設定商品】 ジョン・ゾーンやスティーヴ・コールマン辺りの流れを汲んだフリー・ファンク或いはM-BASEファンク系統のダークなリズミカル・アクション熱演が野性味満点に爆裂する壮快作! 国内制作CD CUBIC ZERO 立方体・零 / CREEPING MELIBE[NONOYA 015]

販売価格: 3,300円(税込)
数量:
商品情報
★北海道のエレクトリックジャズロックバンドのサードアルバム。シリアスな長編からユーモア溢れるインタールードまで情報過多の全17曲。

★北海道の5人組エレクトリックジャズロックバンドCubic Zero立方体・零、5年ぶりのフルアルバム。3作目となる今作ではメンバーの全員の個性的な楽曲を収録。メタル、ノイズ、プログレ、変拍子、ジャズスタンダード、映画音楽、アニソンオマージュなど、様々な表情を覗かせる。シリアスな長編からユーモア溢れるインタールードまで情報過多の全17曲。

★ジャケットアートはファースト、セカンドアルバムに引き続き、東京在住のアーティスト田巻裕一郎が手掛ける。今回のモチーフは実在するウミウシ科の生き物、ムカデメリべ。