ジャズのCD,LPをご紹介します。メジャーからマイナー、自主制作盤までジャズのCD,LPをお届け致します。



catfishrecordsをフォローしましょう

ホーム2025年7月REVIEW華々しいスター性と濃い旨味に貫かれたカラフルで超芳醇なソロ・リレー合戦が最高潮に盛り上がる現代ハード・バップ会心の一撃! 輸入盤CD VLADIMIR KOSTADINOVIC ウラジーミル・コスタディノヴィッチ / IRIS
商品詳細
★ウィーンを拠点に活動するセルビア出身の実力派中堅ドラマー:ウラジーミル・コスタディノヴィッチ(1980年セルビアのパンチェヴォ=Pančevo生まれ)の、本盤は、アレックス・スピアギン(tp)やジョー・ロック(vib)、ジェフリー・キーザー(p)らニューヨークのトップ・スター陣が顔を揃えた2管セクステット(最初の2曲のみサックスがクリス・ポッターに交代する)による一編。

★シャープな斬り込みとヘヴィーなパンチ・キックの両面攻勢で敏捷に迫るドラムの猛々しい暴れぶりに上手く触発され、煽られつつ、コク深いテナー・ブロウやパーカッシヴなヴィブラフォンのマレット捌き、端正でキレのあるピアノ弾鳴、精悍軒昂そうに破裂するトランペットの硬質咆哮、らがいずれも千両役者然と色彩感満点に見せ場を繋いでゆく、全編現代ハード・バップの正統らしい旨味のあり様もヴァラエティーに富んだ群像劇アクション風の勇壮熱演が続いて、スカッと昂揚させられっぱなしの会心打内容。

★硬派で雄渾な立ち回りの迫真力やスリルに溢れながら何より歌心とスイング感を大切にした、娯楽活劇路線の本道ド真ん中をまっしぐらに突き進む全き正攻法勝負のコンテンポラリー・バピッシュ快演、が熱く凛々しく展開してゆき、音場の底部を重厚に揺さぶるコスタディノヴィッチ(ds)のナヴィゲート手腕〜確固たる黒幕ぶりにも冴えたものを多々感じさせる一方、入れ代わりフロントに現れるソロイスト達の堂々たるスター性と熟した吟醸感に彩られたリレー合戦が、吹き抜ける青嵐のように爽やかな、そして豊饒な盛り上がりを呈してゴキゲンだ。

★ハチ切れんばかりのパッションをその一音一音に炸裂させるシピアギン(tp)の躍動燃焼、デカダンで渋くて少々くどいところがまた"味"なウェンデル(ts)の唸り吠え、打楽器的メタリック感とブルージーな美味さを融け合わせた清涼響鳴でさりげなく一つ抜きん出た華を成すロック(vib)のダイナミック・プレイ、折り目正しく質素で滋味あるキーザー(p)の抑え役ぶり、一ゲスト・ソロイストになりきって愉しげに哀愁のポスト・バッパーを決め込むポッター(ts)のシンプル・ストレート吹奏、などなど、それぞれにしっかりテイスティー・グルーヴィーで香り高い聴きどころのオンパレード。

1. Iris (10:06)
2. The World Keeps Ending And The World Keeps Going On (8:21)
3. Unborn Child (8:06)
4. Is There A Heart In This House? (6:15)
5. Echoes In Eternity (6:30)
6. Collectors Of Emotions (6:05)
7. Airegin (7:51)

Alex Sipiagin (trumpet)
Ben Wendel (tenor saxophone probably except 1, 2)
Joe Locke (vibraphone)
Geoffrey Keezer (piano except 6) (electric piano on 6)
Matt Brewer (bass)
Vladimir Kostadinovic (drums)
Unknown (child voice on 1)

*guest:
Chris Potter (tenor saxophone on 1, 2)

2024年9月5日米ニューヨーク市クイーンズ区アストリアのthe Samurai Hotel Recording Studio録音
2025年オランダ作品

レーベル:Criss Cross

在庫有り
輸入盤CD





華々しいスター性と濃い旨味に貫かれたカラフルで超芳醇なソロ・リレー合戦が最高潮に盛り上がる現代ハード・バップ会心の一撃! 輸入盤CD VLADIMIR KOSTADINOVIC ウラジーミル・コスタディノヴィッチ / IRIS[CRC 1425]

販売価格: 2,300円(税込)
数量:
商品情報
CRISS CROSS

★セルビア出身、ウィーンを拠点に活動する44歳になる実力派ドラマー、ウラジミール・コスタディノビッチによるセクステットによるクリス・クロス・デビュー作品。

★当時8歳の娘に因んで「アイリス」と名付けられた本作は、ニューヨークを拠点に国際的に活躍する先輩ジャズメンたちと、ワンチャンスの演奏でその実力を出し切り、白熱の演奏を繰り広げた注目作。(新譜インフォより)

PRODUCER : JERRY TEEKENS
RECORDING ENGINEER : MIKE MARCIANO
EDITING,MIXING AND MASTEREING: MIKE MARCIANO

■録音:Recorded on September 5, 2024 at the Samurai Hotel Recording Studio,NYC
■MIXED AND MASTERED AT SYSTEMS TWO,N.Y.
■2025年作品