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ホーム2024年11月REVIEWブルージーな粋渋吟醸感に溢れたホーン陣の旨口バトルが愉しい、人情娯楽活劇指向のド真っ当ハード・バップ秀作!痛快!!! 輸入盤CD THE IRV GROSSMAN SEXTET アーヴ・グロスマン / SOUND ADVICE
商品詳細
★ルー・ソロフに師事したこともあり、米ニューヨークのクイーンズ区に本拠を置いて活動しているキャリアあるハード・バップ・トランぺッター:アーヴ・グロスマンの、2サックス入りの3管セクステット(デイヴィッド・ヘイゼルタイン-pやサム・ディロン-tsら参加)を基本に数曲ではトロンボーンも加わって来つつの一編。

★息の合ったカラフルで重層的なホーン・アンサンブルがファンファーレのように勇ましく轟いた後、ピリッとしたシャープな張りやキレに微妙な濁りの混じった硬質スモーキー・トーンのトランペットによる苦味走ったハードボイルド調のダイナミック・アクションや、コク深くドライヴ感に溢れつつレイドバックしたゆとりや含蓄を湛えたテナー・ブロウ、キュッと絞りの利いた熱気みなぎる精悍アルトのパッショネート攻勢、ソリッド&スクエアーなストイシズムを感じさせると同時に一定の節度や渋味を決して失わない"ハード・バップの化身"の如きピアノの吟醸的弾奏、おぼろでウォームかつどこか飄々としたアーシーなトロンボーン吹鳴、などが代わる代わる前面に躍り出ては色彩感と旨味に満ちた見せ場を繋いでゆく、全編ド真っ当なストレートアヘッド・タイプのブルージー・スウィンギン・バピッシュ快演が続いてスカッとノセられっぱなし、昂揚させられっぱなしなテイスティー・グルーヴィー内容。

★歌心とスイング感に主眼を絞り、伝統的ブルース&バップのフィーリング〜精神も巧まず潤沢に有する、ひたすらシンプル・ストレートな王道コースを突き進んで迷うところのない「ハード・バップらしいハード・バップ」大会が嬉々溌溂と歯切れよく力強く展開され、リズム・セクションの細かにツボを心得た瞬発力も抜群なイキのいいバックアップに上手く触発される恰好で、グロスマン(tp)以下銘々の気力の充実しきった悔いなく燃えるアドリブ活躍が雄渾かつ鋭利に冴えて、全く壮快だ。

★グロスマン(tp)の、甘さ控えめでスパイスの効いた、それでいて時折まろやかな牧歌傾向を垣間見せるところもある、バップ・トランペットの正統らしい立ち働きが確固として堅実な妙味を揮っている他、ハード・ドライヴィングにしてリラクゼーション溢れる悠々としたスムースな端正ブローイングで主役の座を懐深げに脅かすディロン(ts)や、熱血アグレッシヴ咆哮でキンキンしたアクセントを成すグールド(as)、円熟味満点で豊かな幽玄を漂わすさすが練達風流人のヘイゼルタイン(p)、所々に現れてはダウン・トゥ・アースな芳醇味を振りまく中々分厚いオコンネル(tb)、らの奮戦もそれぞれ存在感と美味さたっぷりに映えて、トータルとしては一種の群像劇的な、濃密に中身の詰まった豊饒世界に仕上げられている。

1. Sound Advice
2. X. Rays Dilemma (tp-p-b-ds quartet)
3. For The Moment
4. Fallen Hero
5. Lelani's Leap
6. Three Way Split
7. Nefertiti
8. Espresso (No) Bongo

Irv Grossmann (trumpet)
Andrew Gould (alto saxophone except 2)
Sam Dillon (tenor saxophone except 2)
David Hazeltine (piano)
Todd Coolman (bass)
Billy Drummond (drums)
Jimmy O'Connell (trombone on 3, 6, 8)

2023年12月3日米ニューヨーク市クイーンズ区ロング・アイランド・シティのGB's Juke Joint録音
2024年カナダ作品

レーベル:Cellar Music (Cellar Live)

在庫切れ
可能な限りお取り寄せ致します

輸入盤・見開き紙ジャケット仕様CD


ブルージーな粋渋吟醸感に溢れたホーン陣の旨口バトルが愉しい、人情娯楽活劇指向のド真っ当ハード・バップ秀作!痛快!!! 輸入盤CD THE IRV GROSSMAN SEXTET アーヴ・グロスマン / SOUND ADVICE[CMR 120523]

販売価格: 2,200円(税込)
数量:
商品情報
CELLAR LIVE

ニューヨークのトランペッター、アーヴ・グロスマンがCELLAR LIVEに登場。

★デイビッド・ヘイゼルタイン、ビリー・ドラモンド、トッド・クールマンという "ジャズの王道 "リズム・セクションに、ジャズに造詣が深く、個人的にも相性の良いホーン奏者、サム・ディロン、アンドリュー・グールドが加わった。 このレコーディング以前は、バンドはビ・バップの名曲のアレンジを中心に演奏していたが、アルバム・レコーディングでは、あまり知られていない名曲やグロスマンのオリジナル曲を取り入れている。(新譜インフォより)

Executive Producer: Cory Weeds
Produced by Cory Weeds and Irv Grossman
Recorded at GB's Juke Joint, Long Island City, New York on December 3rd, 2023
Engineered, mixed and mastered by Colin Mohnacs
Photography by William Brown
Design and layout John Sellards
2024年作品