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ホーム2024年4月REVIEW脱力調子でデカダン・スモーキーに柔らかくメロウ・サウンドを形成する、モードやファンクの洗礼を経たレイドバック感充分な今日流寛ぎテナーの軽妙快打! CD GREGORY GROOVER JR グレゴリー・グルーヴァー・Jr. / LOVABYE
商品詳細
★米マサチューセッツ州ボストンで生まれ育ち、現在はニューヨークに本拠を置いて活動している黒人テナーサックス奏者:グレゴリー・グルーヴァーJr.(30歳)の、クリスクロス・デビューとなる本盤は、ジョエル・ロス(vib)やアーロン・パークス(p)をフィーチュアしたクインテットを軸に、一部マシュー・スティーヴンスのギターも加わってくる体制での自作曲集。

★リキみを解いたソフトな丸みと微妙に引き摺るようなレイジー感に特徴を顕した滑脱トーンのテナーが、クール・スムースかつデカダン・スモーキーにけだるいグルーヴを体現し、またある時は脱力調子を保った上で適度にパンチを利かせたリズム・センス抜群の敏捷アクションを決めるところもある、総じてメロディアスだが甘すぎず黒いソウル・フィーリングにも富んだ今日流らしいモーダル・バップもしくはモーダル・ファンクの本道を行く、ちょっと醒めたイメージのしかしドライヴ感溢れる流麗プレイを軽やかに綴って中々テイスティーな魅力を放ち、
一方、半パーカッシヴな立ち回りの中にミルト・ジャクソンまたはボビー・ハッチャーソンの影をチラつかせるブルース色濃いヴィブラフォンや、硬質的ダイナミズム攻勢で抑え役を担うピアノ、らの活躍も各々きららかに際立った、全体としては主役テナーの陰影豊かで滑らかそして潤いある個性が奏効しシリアスでいてわりかしリラクシングな抒情世界を、ごくナチュラルに創出して見せる当世ならではの快投内容。

★今時らしくリズム・スタイルは幾分コンテンポラリーめでヴァラエティーに富むが、あくまで"アップデートされたストレートアヘッド・ジャズの正統"たる硬派な気概を示した、ハード・バップ→モード→ファンクの流れを自然に汲むアクティヴ・ブルージー奏演が歯切れよくも潤滑さをもって展開され、リズム・セクションの安定律動力と遊撃性を併せ持った機略縦横のサポートに上手く触発されながら、だがしかしマイペースを崩さず軽妙に宙を舞うグルーヴァーJr.(ts)の、独特の遊泳感を伴ったアドリブ技がまろやかに冴え渡って爽快だ。

→一貫して肩の力を抜きレイドバックした柔和で体温ある吹鳴が何とも心地よく、レスター系などとは全く違ってM-BASEファンクとかも潜り抜けた上での「現代版寛ぎテナー」のあるべき姿を巧まず提示したそのサウンド、その飄々とした語り口は殊の外新鮮で訴求力も絶大。グルーヴァーJr.の一人勝ちな印象もあるが、アーシー&ダイナミックに猛ハッスルするロス(vib)や、フューチャー・ファンク・ロックとも云うべきシャープ&ダークなヒネりワザで異彩を放つスティーヴンス(g)、らの助演も光っている。

01. 30 (1:21)
02. Bygone Towers (5:53)
03. May All Your Storms Be Weathered (4:39)
04. Joy (5:00)
05. Lovabye (4:57)
06. Stages (4:32)
07. 5660 (2:59)
08. Ambivalence (5:18)
09. Lovabye Theme (1:29)
10. In For A Pound Or Penny (5:43)
11. Cactus Lullaby (2:24) (ts & g duo)

Gregory Groover Jr. (tenor saxophone)
Joel Ross (vibraphone except 11)
Aaron Parks (piano except 11)
Vicente Archer (bass except 11)
Marcus Gilmore (drums except 11)
Matthew Stevens (guitar on 02, 03, 11)

2023年8月16日米ニューヨークシティのthe GSI Studios録音
2024年オランダ作品

レーベル:Criss Cross

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CD

脱力調子でデカダン・スモーキーに柔らかくメロウ・サウンドを形成する、モードやファンクの洗礼を経たレイドバック感充分な今日流寛ぎテナーの軽妙快打! CD GREGORY GROOVER JR グレゴリー・グルーヴァー・Jr. / LOVABYE[CRC 1419]

販売価格: 2,300円(税込)
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商品情報
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CRISS CROSS

★音楽一家に生まれたグレゴリー・グルーヴァー・ジュニアは、バークリー音楽大学時代よりハイネケン・ジャズ・フェスティバル、バークリー・ビアンタウン・ジャズ・フェスティバル、パナマ・ジャズ・フェスティバルなどのフェスティバル等に出演、卒業後もテナー・サックス奏者としての活躍のみならず教育者としても実績を持つミュージシャンだ。

★本作では、BLUENOTEの新作で躍進著しいジョエル・ロスを始め、アーロン・パークス(p)ヴィセンテ・アーチャー(b)マーカス・ギルモア(ds)と現代ジャズ・シーンを彩るメンバーのサポートを受け、滑らかな現代的テナーとブラック・スピリチュアリティを併せ持つブロウで個性を発揮する。Walter Smith IIIのプロデュース。

■録音:
Recorded on August 16, 2023 at the GSI Studios, NYC
Producer Walter Smith III
■2024年作品
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