ジャズのCD,LPをご紹介します。メジャーからマイナー、自主制作盤までジャズのCD,LPをお届け致します。



catfishrecordsをフォローしましょう

ホーム2024年3月REVIEW壮烈!雄渾!ブラック・スピリチュアル・ジャズのエッセンスが濃密に詰まったタフ&エモーショナルな完全燃焼熱演の連続で圧倒する充実の大興奮未発表ライヴ!!! 輸入盤2枚組CD ALICE COLTRANE アリス・コルトレーン / THE CARNEGIE HALL CONCERT
商品詳細
★ジョン・コルトレーン夫人であり、晩期のジョン・コルトレーン・グループでレギュラーとして活躍、コルトレーンの死後はコルトレーンの音楽観を継承しつつ独自の要素(インド音楽傾向とかチェンバー傾向とか)も加味した、スピリチュアル&メディテイティヴな作風に高い評価を得ていた、ピアノ&オルガン&ハープ奏者:アリス・コルトレーン(1937年米ミシガン州デトロイト生まれ、2007年カリフォルニア州ロサンジェルスで死去)の、本盤は、ファラオ・サンダース&アーチー・シェップの2サックス、セシル・マクビー&ジミー・ギャリスンの2ベース、クリフォード・ジャーヴィス&エド・ブラックウェルの2ドラム、それにハーモニウム(オルガン?)のクマール・クレイマーとタンボーラ(打楽器)のトゥルシー・レイノルズも加わった、フル状態で総勢9人となる強力グループを率い、1971年2月21日NYのカーネギー・ホールで行なったコンサートの模様を収めた(一部はかつて音盤化されたこともあるようだが完全な形でのオフィシャル・リリースはこれが初めてとなる未発表発掘音源)、初の公式2枚組ライヴ・アルバム。

★キレ味シャープに躙り寄るドラムやパーカッション、重厚にウネり撥ねるベース、らに導かれて、華麗でエレガントかつ瞑想的な情念っぽさを孕んだハープのきめ細かい調べや、そよ風の如き爽やかさの内にしっかり切実な情魂を潜ませたフルート吹鳴、熱血でアグレッシヴな雄叫びを上げる絞りの利いたソプラノ咆哮、歪み音を多々含んだ張り裂けんばかりの執拗な慟哭を炸裂させるテナーの吠えアタック、憑かれたように疾駆する半打楽器的ピアノ弾奏、などが次々と現れては生々しくも幽遠なる奥深さを湛えたドラマティックで感動的な見せ場を飾ってゆく、全編揺るぎなく肝の据わりきった濃密この上ない敢闘内容。

★壮大雄渾の圧倒的スケールを有したアリス流スピリチュアル・ジャズの世界が、たおやかでありごっつり骨太くもある態のもとに確固として創出されてゆき、アリスのちょっと不思議な催眠効果を含んだ流麗ハープ・プレイや、サックス陣の生鮮にパッションがハジけるような激烈ブロウ攻勢が、これまた妖しく夢幻の空間へ誘うようなリズム・セクションの律動ビートの上でエモーショナルかつミステリアスに華を成すが、アリスがハープを奏しサックス勢が主にソプラノを吹く前半(Disc1)では悠久なる趣を感じさせるほどゆったりと穏やかに道程が進む一方、アリスがピアノを弾きサックス連がテナーを使う後半(Disc2)では一転して激烈でアナーキーなフリー寄りの大暴れ倒し状態となり修羅の音場が顕れる、といった具合でメリハリある中々劇的な流れに仕上げられていて、フレッシュな昂揚感が途切れない。

★アリスの、優雅さと内省傾向を併せ持った端正なハープ妙技ならびに、より荒削りでパーカッシヴかつイリュージョナルなピアノ弾奏、が何げに蠱惑性&中毒性満点のちょっと神秘的な魅力を放っている他、ファラオやシェップのひたすら屈強にモーダル・エネルギッシュな熱い叫び吠え至芸をフリーキー・トーン交じりで爆裂させるワイルドな暴れ様(コルトレーンが乗り移ったかの場面もある)も圧巻だったり、ベース&ドラムにも適所でソロ・スペースが与えられド迫力にしてこってりコク旨な妙味が堂々揮われたりと、インプロ・リレー・コーナーは中身のギュギュッと詰まった鬼気迫るような只事でない盛り上がりを呈していて、正に血沸き肉躍らされっぱなしだ。これは壮快。

Disc 1:
1. Journey In Satchidananda ジャーニー・イン・サッチダーナンダ
2. Shiva-Loka シヴァ・ロカ

Disc 2:
1. Africa アフリカ
2. Leo レオ

Alice Coltrane アリス・コルトレーン (piano, harp, percussion)
Pharoah Sanders ファラオ・サンダース (tenor saxophone, soprano saxophone, flute, percussion)
Archie Shepp アーチー・シェップ (tenor saxophone, soprano saxophone, percussion)
Kumar Kramer クマール・クレイマー (harmonium)
Cecil McBee セシル・マクビー (bass)
Jimmy Garrison ジミー・ギャリソン (bass)
Clifford Jarvis クリフォード・ジャーヴィス (drums)
Ed Blackwell エド・ブラックウェル (drums)
Tulsi トゥルシー (tambora)

1971年2月21日米ニューヨークのCarnegie Hallでのライヴ録音

レーベル:Impulse!

在庫有り
輸入盤・三つ折りデジパック仕様2枚組CD





壮烈!雄渾!ブラック・スピリチュアル・ジャズのエッセンスが濃密に詰まったタフ&エモーショナルな完全燃焼熱演の連続で圧倒する充実の大興奮未発表ライヴ!!! 輸入盤2枚組CD ALICE COLTRANE アリス・コルトレーン / THE CARNEGIE HALL CONCERT[588 2868]

販売価格: 2,980円(税込)
数量:
商品情報
(画像をクリックすると大きく見られます)
IMPULSE
VERVE

★アリス・コルトレーンの未発表録音で、歴史的な1971年2月に行われた伝説のカーネギー・ホールでのコンサートのライヴ音源が遂に公式リリース。

■オリジナルのマルチ・トラック録音はインパルス・レコードに依頼されながらも当時はリリースされなかったという曰くつきの音源だが、 アリスのカーネギー・ホールでのリーダーとしての初公演という歴史的音源でもある。

■しかもパーソネルは ファラオ・サンダース、アーチー・シェップ、ジミー・ギャリソン、セシル・マクビー、エド・ブラックウェルというオールスター・グループ。

■このコンサートは、スワミ・サッチダーナンダのインテグラル・ヨーガ・インスティテュートの資金調達のためのもので、 アメリカで最初のザ・ビートルズのコンサートをプロデュースしたシド・バーンスタインがプロデュースし、ローラ・フィジィとザ・ラスカルズも出演したガラ・コンサートとしても当時話題となった。

■ジョン・コルトレーンの早すぎる死から4年後に行われ、インパルス!によって録音され、最終的にリリースされるこの魅惑的なパフォーマンスは、アリスがリーダーとして初めてカーネギー・ホールで演奏したステージ。 彼女は4枚目のソロ・アルバム『Journey in Satchidananda』をリリースしたばかりで、5週間のインド旅行でスピリチュアルな探求を深めていた。その夜のアリス(ハープとピアノ)のバンドは、2人のサックス奏者(ファラオ・サンダースとアーチー・シェップ)、2人のベーシスト(ジミー・ギャリソンとセシル・マクビー)、2人のドラマー(エド・ブラックウェルとクリフォード・ジャーヴィス)からなる大編成のジャズ・アンサンブルに、サッチダナンダのサークルの2人のメンバー、クマール・クレイマーとトゥルシー・レイノルズがそれぞれハーモニウムとタンボーラを演奏したという魅惑のジャズ・アンサンブルによる圧巻のサウンド。

■『Journey in Satchidananda』から2曲、そしてジョン・コルトレーン作の2曲を演奏。来るべきものの兆し、音楽的かつ精神的な出現の最中にあるアーティストの年代記のような役割を果たしたライヴ。

■クアドラフォニックで録音された音源を今回のリリースのためにステレオにデコード、Kevin Reevesによるカット/マスタリング。

■ローレン・デュ・グラフとアリスのプロデューサー、エド・ミシェルによるエッセイ付き。

■今年、impulse!およびヴァーヴ・レーベル・グループは、ジョン&アリス・コルトレーン・ホームと提携し、アリス・コルトレーンの深遠な仕事を1年間にわたって祝う予定。2月22日には、伝説のライヴハウス、バードランドにて、ラヴィ・コルトレーン、ミシェル・コルトレーン、ブランディー・ヤンガーなどによるスペシャル・ナイトが開催される。(新譜インフォより)

Live at Carnegie Hall,New York Feb 21,1971.