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ホーム2024年1月REVIEW軽やかに浮遊する柔和でクーリッシュなアルトや、エレガンス&ロマンティシズムの化身の如きピアノ、キレ味鋭く牧歌的情景を映すフォーキーなギターらがフレッシュに見せ場を繋ぐヨーロッパ耽美抒情路線のクリーンヒット! 帯付き国内仕様・輸入盤CD EVA KLESSE QUARTETT featured guest:wolfgang muthspiel エヴァ・クレッセ・カルテット / SONGS AGAINST LONELINESS ソングス・アゲインスト・ロンリネス
商品詳細
★既にリーダー・アルバムも幾つか発表しているドイツの女性ドラマー:エヴァ・クレッセ(1986年生まれ)の、アルトサックス、ピアノ、ベースとのレギュラー・カルテットによる、カルテットとしては5作目となる一編=ウォルフガング・ムースピール(g)が4曲にゲスト参加している。

★パンチを利かせて敏活にビートを刻むキレ味シャープなドラムや、やや粘っこくも太くウネり躍るコク深いベース、らにガッチリ支えられて、涼やかかつ軽やかにふんわりスイスイと宙を浮遊するようなアルトや、折り目正しく端麗で浪漫溢れる繊細ピアノ、フォーキー・ブルージーに優しくも鋭く牧歌的情景を映し出すギター、らのいずれも豊潤に歌うメロディック・プレイが奥行きと余情に富んだ雅趣ある魅力をじっくりと揮いきった、全編ヨーロッパ・リリカル派ならではのニュアンス濃やかで風流な音世界に心地よく浸らせてくれる中々の高密度内容。

★ユーロ系ポエティシズム路線の典型を示した、概ねバラード的コンセプトを基調とし曲によってリズム・パターンやテンポを刻々推移させつつ更にはしばしば浮遊型のスペイシーなインタープレイ調のやりとりで"アクション"の迫真スリルを顕すところも多々ある、基本はあくまで抒情指向の耽美性・美旋律性に溢れた詩的ロマネスク妙演がセンシティヴに、流麗に展開してゆき、精確な律動性ならびに強攻力あるダイナミック・ヒット技の一音一音に細かな機微のこもったクレッセ(ds)の、何げにグループ全体を上手く引っ張る立ち働き〜ナヴィゲートぶりや、結構強烈にバネの効いたハード・ドライヴィングな波打ちで頼もしくグルーヴを齎すミューエルバウアー(b)の分厚い轟鳴、といった辺りも空間底部を芳醇に固める快調な道程の中、リング(as)、フリシュコルン(p)、ムースピール(g)、らの滑脱にしてデリケートなアドリブ奮戦が生鮮度も抜群に瑞々しく煌めくような盛り上がりを呈して素晴らしい。

★一座の花形役を担うリング(as)の、コンテンポラリーなメロディー・センスに長けしかも至ってクーリッシュ加えて時折テナー並の音域をもカヴァーする、根はひたすら吟遊詩人気質っぽいマイルドなブローイングが、ブルース・フィーリングも潤沢に示しながら余裕を残した悠然たる幽玄映えを爽やかに見せていて先ずは傑出しており、また、陰影を含ませつつエレガントなロマンティストぶりにほぼ徹したフリシュコルン(p)や、何よりもこのグループに違和感なく融け込むことを最優先し要所要所でシャープ&ソリッドに独自の個性も発揮する(殊に#08や#10での鋭利なキレとスピード感ある立ち回り攻勢が秀逸)ムースピール(g)の立ち位置をわきまえた振る舞い、もそれぞれに清新で美味しいアクセント処を創出していたりと、ソロの聴きどころは極めて充実している。

01. minor is what i feel マイナー・イズ・ホワット・アイ・フィール (7:02)
02. glory glory misfits グローリー・グローリー・ミスフィッツ (6:27)
03. past, tense パスト、テンス (6:16)
04. achille island アキレ・アイランド (4:46)
05. der eremit デア・エレミット (2:52)
06. u-o-i-a (5:12)
07. intermezzo for people floating in fear インターメッツォ・フォー・ピープル・フローティング・イン・フィア (6:12)
08. hearts on hold ハーツ・オン・ホールド (5:21)
09. lied ライド (1:38)
10. du & ich ドゥ&イッヒ (5:59)
11. anthem (for the anthemless) アンセム (6:38)
12. song for dave ソング・フォー・デイヴ (4:40)
13. sergio stanco セルジオ・スタンコ (2:46) (p-b-ds trio)

Evgeny Ring エフゲニー・リング (alto saxophone except 13)
Philip Frischkorn フィリップ・フリシュコルン (piano)
Marc Muellbauer マルク・ミューエルバウアー (bass)
Eva Klesse エヴァ・クレッセ (drums)

featured guest:
Wolfgang Muthspiel ウォルフガング・ムースピール (guitar on 01, 06, 08, 10)

2022年2月独ベルリンのhansa studios録音

レーベル:Yellowbird (Enja分派) ウルトラ・ヴァイヴ (Ultra-Vybe)

在庫切れ
可能な限りお取り寄せ致します

デジパック仕様CD(帯付き国内流通仕様輸入盤;解説はつきません)


軽やかに浮遊する柔和でクーリッシュなアルトや、エレガンス&ロマンティシズムの化身の如きピアノ、キレ味鋭く牧歌的情景を映すフォーキーなギターらがフレッシュに見せ場を繋ぐヨーロッパ耽美抒情路線のクリーンヒット! 帯付き国内仕様・輸入盤CD EVA KLESSE QUARTETT featured guest:wolfgang muthspiel エヴァ・クレッセ・カルテット / SONGS AGAINST LONELINESS ソングス・アゲインスト・ロンリネス[ENJ 9809J]

販売価格: 2,540円(税込)
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ENJA

★ドイツの女流ドラマー、エヴァ・クレッセ最新作はオーストリアのギタリスト、ウォルフガング・ムースピールをフィーチャーしたコンテンポラリー・ジャズ大作!

★リッチー・バイラークの愛弟子フィリップ・フリシュコルンのピアノも美しい!
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