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ホーム2024年2月REVIEWタフ&ヘヴィー・ストロングなブラック・スピリチュアル派の権化たる重厚ダイナミック・テナー咆哮に独特のトリップ感やアンビエント色を含んだエレクトロニクス音響が妖しく絡む妥協なき鮮烈編! CD JD ALLEN JD・アレン / THIS
商品詳細
★コンスタントに新作を発表し続けて1ミリも揺るがぬ好調ぶりを見せている、硬派で鳴らしたNYブラック・モダン・テナーの猛者:JD・アレン(1972年米ミシガン州デトロイト生まれ;John Daniel Allen III)の、今回は、英ロンドンへ乗り込み、ロンドンの尖鋭畑で活躍するエレクトロニクスのアレックス・ボニー&ドラムのグウィリム・ジョーンズとの変則トリオで臨んだ自作曲集。

★エレクトロニクスの妖しい音響が独特のトリップ感やアンビエント系っぽいムードを醸し出し、キレ味鋭くもヒタヒタと不気味に躙り寄るドラムの遊撃も絶妙のサスペンスを齎す中で、肉太く重厚な骨芯の据わった剛健げトーンのテナーが情魂味こってりの雄叫び咆哮を屈強そうに繰り出し続けて、質実武勇なる逞しき華を堂々と成した、中々問答無用に昂揚させる一切の妥協を排したエモーショナルな敢闘内容。

★アレン自身の芸風や楽器編成も奏効して、ややフリー寄りのスピリチュアル・ジャズというイメージの強い硬派雄渾のアクション熱演が精悍軒昂に、エネルギッシュに展開され、アレン(ts)とジョーンズ(ds)のやりとりにはスピリチュアル・ジャズ然とした生々しいパッショネートな趣があるが、そこへボニーのエレクトロニクスが被ってくることでちょっと不可思議な実験色や幻惑性、SF的未来派テイストなどが加味されて予断を許さない空間が、道程が立ち現れており、そうした具合でボニー(electronics)の動向が上手い異端効果を上げる中、主役アレン(ts)のしかし結構マイペースで泰然と振る舞う黒い情念に満ちたインプロヴィゼーションが、冴えた豊作ぶりを見せていて壮快だ。

→コルトレーンを出発点としながら、より硬質冷厳なインテリジェンスも時には垣間見せ、が基本的にはアグレッシヴでスピリチュアルな、切迫感をもって太い渦巻きを描く感じのタフ&ヘヴィー・ストロングなダイナミズム攻勢で聴く者を理屈抜きに圧倒し、転回として幻想的哀愁描写や幾分サイバー・ドリーミーな詩情表現なども適宜盛り込んでメリハリもつける、という、全体を通じ至る所でボニー(electronics)がミステリアスに暗躍しているのに関わらずアレン(ts)の方はわりかしそんなことお構いなしに頑として我が道を貫く、その男気・侠気のあり様(感心していいのか苦笑すればいいのか分からないところもあるが)が殊の外イカしている。

1. This (6:03)
2. The Revelator (4:41)
3. Know Dogs Allowed (4:58)
4. Boom-Bap (3:40)
5. Beeyondsay (5:02)
6. Mx. Fairweather (7:13)
7. The Knight Of Swords (5:27)
8. See It, Say It, Sorted (4:59)

JD Allen (tenor saxophone)
Alex Bonney (electronics)
Gwilym Jones (drums)

2023年1月11&12日英国サウス・ロンドン、トリニティ・ブイ・ワーフ(Trinity Buoy Wharf)のLightship 95(Studio)録音

レーベル:Savant

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CD

タフ&ヘヴィー・ストロングなブラック・スピリチュアル派の権化たる重厚ダイナミック・テナー咆哮に独特のトリップ感やアンビエント色を含んだエレクトロニクス音響が妖しく絡む妥協なき鮮烈編! CD JD ALLEN JD・アレン / THIS[SCD 2209]

販売価格: 2,420円(税込)
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商品情報
SAVANT

デトロイト出身の硬派テナー奏者、JD・アレンによる最新アルバム

★オリジナリティの世界を貫くデトロイト出身のテナー奏者、JD・アレンによる最新アルバム『This』がSAVANT RECORDSよりリリース。
★JD・アレンは、1972年、アメリカ/デトロイト生まれのテナー・サックス奏者/作曲家。1999年、イタリアのレーベルRedからデビューし、Criss Crossでの諸作品を経て、ジョージ・ケーブルズ、ベティ・カーター、ロン・カーターらと共演した。1999 年に、Criss Cross からリリースされたアレンのファースト・ソロ・アルバム『In Search Of』は、イタリアのベスト・ニュー・アーティストに選ばれている。
★今作『This』では、メロディー、サウンド、リズムそれぞれの推進力が今作を構成する重要な3 つの要素となっており、同時に変則的な一枚に仕上がっている。決まった役割とそうでない役割を持ちあわせながら、流れていくサウンドの中でお互いの共通項を見つけるというプロセスがこのアルバムに意味を持たせている。一人ひとりの複雑な個性の”I AM” と”YOU ARE”、それらが組み合わさって今作『This』になるのかもしれない。(新譜インフォより)