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ホーム2023年7月REVIEWファブリッツィオ・ボッソ(tp)の客演も嬉しい山あり谷ありのドラマティックなメリハリ&色彩感に富んだイタリアン小コンボによる独創的組曲アルバム! CD DANILO BLAIOTTA TRIO+ ダニーロ・ブライオッタ / THE WHITE NIGHTS SUITE
商品詳細
★過去にも同レーベル(Filibusta Records)に幾つか吹き込みを残していた、イタリア-ローマ・シーンで活動するコンポーザー肌の辣腕ピアニスト:ダニーロ・ブライオッタ(1987年生まれ)の、本盤は、ドストエフスキーの「白夜」にインスパイアされた自作の組曲(全11楽章)を奏したコンセプチュアルな一編。

★編成的にはベース&ドラムとのレギュラー・トリオを基本軸としながら、人気トランぺッター:ファブリッツィオ・ボッソを始めとするゲスト陣(あとアルトサックス&バスクラリネットのアキーレ・スッチとギターのステーファノ・カルボネッリ)も次々と加わってくる、多様性に富んだ趣向。

★折り目正しく端麗にして独特の荘厳な重みを漂わせるところもある精妙タッチのピアノが、ある時はゆったりと半ばメディテイティヴに耽美的ロマンティシズムやスピリチュアリティを映し出し、ある時は硬質感&骨太さを強めてダーク・シリアスなファンク・グルーヴ技を鋭角的に炸裂させ、またある時はしっとり潤い豊かでスウィート・テンダーな詩情溢れるバラード表現にも転じる、という、中々表情多彩でドラマティックな機動型リリカル・プレイを綴ってカラフル&デリシャスに幅のある魅力を放ち、一方、微妙に濁った音色で怪しく不敵に暗躍するゲリラティックなギターや、音響そのものの圧倒的美しさ・艶やかさ・薫り高さに酔わせつつ安定して高度な技巧と構成力の卓抜さに裏打ちされた即興ワザで鮮やかに座をさらうトランペット、そしてまた、軽涼感と絞りを兼備したトーンで跳ね躍るように朗々と歌うファンキー&パッショネートなアルトもしくは地を這うが如く陰影濃くヘヴィーに嘶くバスクラ、といった辺りもそれぞれ存在感充分にテイスティー・グルーヴィーな華を添えた、アルバム全体は一つの組曲を成しているものの演奏内容は至ってストレートアヘッドなコンテンポラリー主流派ジャズの典型を示した快投が続いて、爽やかに愉しませ、また大いにノセられる充実内容。

★先ずは何より作曲面の意匠が冴えていて道程は山あり谷ありの変化に富んだ、即ち、ヨーロッパ浪漫派的アプローチがあったかと思えばソリッド&ノワールなファンク路線もあり、極めて真っ当なハード・バップが演じられる反面、激情ほとばしるアグレッシヴなスピリチュアル・ジャズの世界が創出されたり、深遠な瞑想的ポエムが歌い上げられたりと、ヴァラエティー豊富でちょっと煙に巻かれる感じもあるものの、個々の演奏を見るといずれもその完成度は高く、トータル的には組曲物ならではのそういう作劇構成的な創意をとりあえずは楽しむべきところではあるが、各人の気合の入ったアドリブ・ソロの数々にもきららかな名場面が多くて、清新気分のまま結構スリリングに、トントン拍子に聴き進ませてくれる。

★ブライオッタ(p)の、エヴァンス、ハンコック、コリアらの成果を踏まえ、ヨーロピアンならではの吟遊牧歌詩人風のフォーキー・テイスト或いは奥深い半内省型の哀愁ロマン的要素を多々加味した、ビタースウィートな翳りあるメロディック弾奏が含蓄豊かに本領を発揮していて卓抜な他、やはりボッソ(tp)の理屈を越えた圧倒的スター性とネイティヴ・メロディスト然たる晴朗至極の歌いっぷりとで全ての他者を霞ませる活躍(本作では3曲のみの参加ゆえ"ゲスト"の立ち位置に留まっているものの、これがもし全曲参加とかだったら完璧に主役のブライオッタを喰ってしまっていることであろう)がこれまたさすが出色。

01. First Night/St. Petersburg 2:49 (p-b-ds)
02. The Man In Tails 3:26 (g-p-b-ds)
03. The Meeting 4:55 (tp-p-b-ds)
04. Second Night/The Dreamer 6:47 (p-b-ds)
05. Nasten'Ka 3:43 (bcl-p-b-ds)
06. The Letter 0:32 (as & p duo)
07. Third Night/The Waiting 5:46 (tp-as-g-p-b-ds)
08. The Answer 0:34 (as-p-b-ds)
09. Intro 1:01 (p-b-ds)
10. Fourth Night/The Idyll 5:42 (tp-bcl-g-p-b-ds)
11. The Morning 2:08 (solo piano)

Danilo Blaiotta (piano, composition)
Jacopo Ferrazza (double bass except 06,11)
Valerio Vantaggio (drums except 06,11)

*featuring
Fabrizio Bosso (trumpet on 03,07,10)
Achille Succi (alto saxophone on 06,08) (bass clarinet on 05,10)
Stefano Carbonelli (guitar on 02,07,10)

2021年4月録音

レーベル:Filibusta Records

在庫切れ
可能な限りお取り寄せ致します

見開き紙ジャケット仕様CD

ファブリッツィオ・ボッソ(tp)の客演も嬉しい山あり谷ありのドラマティックなメリハリ&色彩感に富んだイタリアン小コンボによる独創的組曲アルバム! CD DANILO BLAIOTTA TRIO+ ダニーロ・ブライオッタ / THE WHITE NIGHTS SUITE[FR 2107]

販売価格: 2,700円(税込)
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