CATFISH RECORDS

★ベテラン歌謡シンガー:青江三奈の、本盤は「The Shadow Of Love」(1993年)の好評を受けて再びジャズ・スタイル演唱に取り組んだ一編、=ニューヨークの一流ジャズメン達(ルー・ソロフ、デヴィッド・スピノザ他)をバックに今回は自身の持ち歌を日本語歌詞メインで歌った、1995年9月NYでのチャリティー・ディナー・ショウの模様を収めたライヴ作品(ビクター VICL-724)の再発版。デジタル・リマスター。

●キレ味抜群のシャープ&ダイナミックなジャズ・バンド演奏に乗せて、依然瑞々しく艶やかなハスキー・ヴォイスによる、闊達でいて懐深い、情味たっぷりのスピリチュアル&グルーヴィーな熱唱が粋に映えた芳醇内容である。

★何より先ず、渋い熟味と生鮮さの入り混じった「声」の存在感=妖しくもスケールの大きな馨しいスター性、が理屈抜きに圧巻で、持ち前のブルージーな情魂味や、リズム感も絶妙のダイナミックなグルーヴ表現力、をフルに発揮しつつ、伸び伸びと楽しげにソウルフルな快唱をキメまくってくれるその、包容力ある豊艶でおおらかなさすがの「大御所」ぶりが実に清々しい。痛快豊穣なエンタテイメント編。

1 オープニング Moanin'〜伊勢佐木町ブルース
2 長崎ブルース
3 池袋の夜
4 国際線待合室
5 New York State Of Mind
6 上を向いて歩こう
7 Love Is Forever
8 白樺の小径
9 淋しい時だけそばにいて
10 恍惚のブルース
11 女とお酒のぶるーす

青江 三奈 Mina Aoe(vocal)
Lou Soloff(trumpet)
Lou Marini(tenor saxophone,clarinet)
David Spinozza(guitar)
Michael Abene(piano)
Edison(organ,arr)
Chip Jackson(bass)
Masataka Kawano(drums)
Steve Berrios(percussion)

1995年9月23日-25日 録音
(VICTOR VICL 723原盤)(STEREO)

解説:岩浪 洋三

在庫有り
CD