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ホーム ｜ 2023年4月REVIEW ｜ しっとり優しくも奥行きとスケール感あるドラマティックな抒情派ヴォーカルが格調高いオーケストラをバックに遺憾なく熟練の妙味を発揮した感動的浪漫世界　CD　SCOTT DUNN CELEBRATES RICHARD RODNEY BENNETT WITH CLAIRE MARTIN AND THE ROYAL PHILHARMONIC ORCHESTRA クレア・マーティン、スコット・ダン / I WATCH YOU SLEEP アイ・ウォッチ・ユー・スリープ
商品詳細
★お馴染み英国のトップ歌姫：クレア・マーティン(1967年英国サウス・ロンドンのウィンブルドン生まれ)の、デンマークStuntからの3作目となる本盤は、アメリカ人指揮者・編曲者＆ピアニスト：スコット・ダンとのコラボレーションによる、ジャズ・コンボにロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団を加えての、マーティン&ダンともに親交の深かった英国の国民的音楽家＝作曲家・ピアニスト・歌手：リチャード・ロドニー・ベネット(1936年イングランド-ケント州ブロードステアーズ生まれ、2012年米ニューヨークで死去)へのトリビュート・アルバム。

★艶やかで爽涼そしてちょっぴりハスキーに掠れるところもある芯のしっかりした端麗なクール・ヴォイスが、一語一語・一声一声に丁寧に情感を込めてじっくりと物語的世界を描き出す風な、デリカシーとテンダネス加えて機微に富んだ語り節調のリリカル演唱をたおやかに綴って、最高に美しく華々しくもハートフルな映えを示し、バックのオーケストラのゴージャスでドラマティックな鳴動も、奥行きの深い壮大なるストーリー性並びに胸に迫る感動を的確に醸成してカラフルに魅力を際立たせ、更にはピアノ・トリオのハード・バピッシュ&ブルージーな活躍もバッチリ粋渋に煌めいた、全編を通じ温かな人情味とエレガンスやドラマツルギー溢れる音空間・歌景色にゆったり心地よく浸れる、白眉の極楽内容。

★概ねバラードを基調とし、ソフトで典雅かつ作劇構成力に長けたロマンティック&エモーショナルな行き方が続き、"ムーディーさ"とスケール感を高める雄渾のオーケストラ演奏や、軽妙小粋なバップ・ジャズならではのグルーヴ感を演出するピアノ・トリオの吟醸的働き、もテイスティーに光る中で、花形主役を担うマーティン(vo)の、肩の力の抜けた自然体調子で優しく語りかけてくるようであり、それでいて結構肝の据わったブレのない確固たる芯の強さも自ずと備える、さすが巧まざる熟度を感じさせる歌い回しが鮮やかに冴え渡って全く爽快、そして感動的だ。

→リキみを解いてひたすら伸び伸びと、悠々とセッションを愉しむようでありながらその一節一節には丹念で誠実そうな真心やウィットっぽさ(更にはブルース由来のコクやイキさ)がこもっていて小気味よくも瀟洒&ウォームに胸を打つものがあり、そうした、一聴作為なく流れに身を任せるかの如き淡麗さ・流麗さを保ちつつその内側から滲み出てくる揺るぎない堂々たる無双の圧倒的スター性も大いに手伝って、一本太い骨のある歌声キャラが品格＋旨味豊かに確立されていて、ウ〜ム見事。

01. I Watch You Sleep
02. Autumn In New York
03. It's Only A Paper Moon
04. For Ev'ry Man There's A Woman - It Was Written In The Stars
05. Round About
06. I'll Always Leave The Door A Little Open (vo-p-b-ds quartet)
07. I Wish I'd Met You (vo-p-b trio)
08. Don't Play Games With Love (vo-p-b-ds quartet)
09. Goodbye For Now
10. Early To Bed
11. I Never Went Away
12. Let's Go And Live In The Country
13. Not Exactly Paris
14. My Ship
15. I Wonder What Became Of Me (vo & p duo)
16. It Was Written In The Stars (vo & p duo)
(all music arranged and orchestrated by Scott Dunn, except My Ship arranged by Scott Dunn and Richard Rodney Bennett and I'll Always Leave The Door A Little Open, I Wish I'd Met You And Don't Play Games With Love arranged by Rob Barron with Scott Dunn.)

Claire Martin クレア・マーティン (vocal)
Scott Dunn スコット・ダン (conductor, arranger) (piano on 15, 16)
Rob Barron ロブ・バロン (piano)
Jeremy Brown ジェレミー・ブラウン (bass)
Matt Skelton マット・スケルトン (drums)
Ryan Quigley ライアン・キグリー (flugelhorn)
The Royal Philharmonic Orchestra ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団

2022年8月24-25日英国ロンドンのブラックヒース・コンサート・ホール録音

レーベル：Stunt

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三つ折り紙ジャケット仕様CD

しっとり優しくも奥行きとスケール感あるドラマティックな抒情派ヴォーカルが格調高いオーケストラをバックに遺憾なく熟練の妙味を発揮した感動的浪漫世界　CD　SCOTT DUNN CELEBRATES RICHARD RODNEY BENNETT WITH CLAIRE MARTIN AND THE ROYAL PHILHARMONIC ORCHESTRA クレア・マーティン、スコット・ダン / I WATCH YOU SLEEP アイ・ウォッチ・ユー・スリープ[STUCD 23012]

販売価格: 2,400円(税込)
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商品情報
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STUNT

☆英国最高のシンガー、クレア・マーティンのStunt Records第3弾。
☆スコット・ダン＆ロイヤル・フィルとの共演によるリチャード・ロドニー・ベネット・トリビュート！

■2018年「ベスト・ヴォーカリスト」賞を含め、過去に英国ジャズ賞（British Jazz Awards）を計8回分受賞してきた英国最高のジャズ・シンガーの1人、クレア・マーティン。デンマークのStunt Recordsからのリリース第3弾となるのは、2012年からハリウッド・ボウル・オーケストラのアソシエイト・コンダクターを務めるアメリカ人指揮者、アレンジャー＆ピアニスト、スコット・ダンとのコラボレーションによる、ジャズ、クラシック、映画音楽など多彩なジャンルで活躍したイギリスの国民的作曲家＆音楽家リチャード・ロドニー・ベネット（1936-2012）のトリビュート・アルバム！　

★1990年代初頭にクレア・マーティンとスコット・ダンはリチャード・ロドニー・ベネットと別々にで会い、それぞれ大親友となりました。クレア・マーティンは過去にもR.R.ベネットとの共演アルバムを3枚録音しており、その想いの深さは折り紙付きです。ベネットのナンバーの他、ヴァーノン・デューク、ハロルド・アーレン、ジョニー・マンデル、クルト・ワイル、アイラ・ガーシュウィンなどベネットがジャズ・ピアニスト＆シンガーとしても親しんだ魅惑のナンバーを、スコット・ダン＆ロイヤル・フィルの極上の伴奏でお贈りします。