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ホーム日本のジャズ (JAZZ IN JAPAN)ブルース由来のアーシーな旨味に溢れメロウ&ハートウォーミングなリラクゼーションにも富んだ幽玄深き粋渋ギターの醸熟名演 さすが! CD 竹田 一彦 KAZUHIKO TAKEDA / ST. LOUIS BLUES
商品詳細
★1950年代後期から凡そ65年に渡り第一線で活躍を続けてきた関西ジャズ界の重鎮、=ヴェテラン大御所ギタリスト:竹田一彦(1936年奈良県天理市生まれ)の、久しぶりの単独リーダー作となるこのニュー・アルバムは、長らく共演を重ねているベースの神田芳郎(1952年大分県生まれ)とのデュオによる一編。

★バネを利かせてウネウネと大きくウェイヴを描くような肉太ベースの重厚でハード・ドライヴィングなスウィンギン鳴動に頼もしく導かれて、しなやかな張りとシャープなキレのある風合いを呈しつつ微妙にザラついた感触もアリな味わいに富んだトーンのギターが、その一音一音から醸熟のコクをじんわり漂わせながらブルース・テイスト濃いモダン・ジャズ・ギターのこれぞ真髄たるダウン・トゥ・アースなイナセ節を中々丹念に繰り出す、ちょっとレイジーに翳った渋〜い物憂げプレイを歯切れよく綴って何とも余情豊かでスモーキー・グルーヴィーな燻し銀的華を悠然と成した、さすが練達にして生鮮度も十二分の好演内容。

★「ブルース」を基調とし、インティメイトな和み気分と敏活で力強いスイング感がナチュラルに共存する、何より歌心を大切にした温もりと人情味満点の親しみやすいリリカル・バピッシュ快演、が滑脱に、愉しそうに寛いだムードで展開され、確固として安定律動的にビート・グルーヴ感を醸成する一方、随所に浮かび上がっては雄弁に唄いまくるイキのいいソロ奮戦を披露する神田(b)の活躍、もこってりテイスティーに際立つ中で、竹田(g)の、気さくげでひたすら分かりやすいがどこか超然と構えた風な孤高の趣もある「侘び寂」調のアドリブ妙技が、実に風流に冴え渡って卓抜だ。

→けだるくアンニュイな頽廃傾向と背筋がピーンと伸びた凛々しさ・清新さが渾然一体化し、アーシーなブルージーさに溢れると同時にメロウ&クールな端麗美も巧まず潤沢に表されるその、質素で地味なリラクシング・ブルース的文脈を誠心込めて丁寧に、端正に、そして簡潔に形作ってゆく粋渋の極みとも云うべきサラリと達観したような、即ちある種の穏やかな諦念に到達したかのようでもある語り口は、芳醇な旨味を立ち昇らせながらしかも独特の軽みや幽玄めいた雅趣も仄めく、何げに懐深い淡麗なる味わいへ事も無く収束していて、そうしたごくシンプル・ストレートであり煙霧の如き含蓄にも富んだ弾鳴のあり様は、いささか蠱惑的ですらある。

01. Summertime
02. St.Louis Blues
03. The Guitar Man
04. Sonnymoon For Two
05. They Say It's Wonderful
06. The Man I Love
07. Under A Blanket Of Blue
08. You Don't Know What Love Is
09. Poor Butterfly
10. Sandu

竹田 一彦 Kazuhiko Takeda (guitar)
神田 芳郎 Yoshirou Kanda (bass)

2022年6月2日京都のBF Garden Studio(京都市右京区西院平町)録音

レーベル:Days of Delight

在庫有り
国内制作CD


ブルース由来のアーシーな旨味に溢れメロウ&ハートウォーミングなリラクゼーションにも富んだ幽玄深き粋渋ギターの醸熟名演 さすが! CD 竹田 一彦 KAZUHIKO TAKEDA / ST. LOUIS BLUES[DOD 033]

販売価格: 2,650円(税込)
数量:
商品情報
DAYS OF DELIGHT

★「レコーディングでは、ふたりはあえてブースに入らず、小さなクラブでのギグとおなじ距離感でプレイ。ライヴのように一気に録音しました。竹田さんはいつもどおり、なにも考えず、なにも諮らず、自分のなかに湧きあがる音をナチュラルに、鼻歌のように歌っています。一粒一粒が深く、何度聴いても飽きることのない竹田一彦の音、デビュー以来65年を生き抜いたギタープレイをどうぞご堪能ください」
―――Days of Delight ファウンダー&プロデューサー 平野暁臣

★87歳にして一線を走り続けるギターレジェンド・竹田一彦
ベースとのデュオアルバム『St.Louis Blues』!

★1950年代後半から 65年にわたって現場の第一線で活躍してきた竹田一彦は、日本を代表するギタリストにして関西ジャズ界の重鎮。

★8年ぶりのリーダー作に選んだのは、長年にわたって共演を重ねてきたベーシスト・神田芳郎とのデュオでした。気心の知れたふたりのマエストロが、歌心あふれる極上のブルース&バラードを紡いでいきます。(メーカー・インフォ)