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ホーム2023年3月REVIEWコンテンポラリー・ヨーロピアンならではのエレガンスやロマネスクな詩情とごく親しみやすい粋渋テイストやテンダネスを併せ持ったリリカル・ピアノのアップデート版 CD LAURENT COULONDRE ローラン・クーロンドル / A TRIP IN MARSEILLE
商品詳細
★CristalやL'Autre、New World Order Production等よりの諸作が好評を得ていた、フランス新世代の個性派ピアニスト:ローラン・クーロンドル(1989年フランスのニーム生まれ)の、今回はソロ・ピアノ集。ソロ・ピアノに徹底してこだわる2022年に設立されたフランスの新興レーベル:Paradis Improviséの制作。

★折り目正しく滑らかでいてキレのいいシャープネスや硬質感も豊富に備え、また清澄な透明性と濃い陰影が表裏を成した趣もある、骨太く力強い堅牢タッチのピアノが、ある時は繊細でクール・スウィートなしっとりとした優しいポエティシズム表現に奥行きある妙味を発揮し、ある時はクラシック寄りの幾何学的メカニカルさを強めた思い切りのいい豪快な力学的アクション攻勢で聴く者を理屈抜きに圧倒、またある時はバップ色の濃いソリッド&スクエアーなグルーヴ醸成にボッサ調の遊泳感&サウダージ描写を加味した文脈展開で心地よく波乗り気分に浸らせてもくれる、という、中々縦横無尽の硬軟併せ持った、そして歌心溢れる劇的リリカル・プレイを綴って小気味よくノセ、清新に感動させる何げに高密度な敢闘内容。

★何よりメロディーや和声の美しさ並びに律動的なノリのよさを重んじる、ヨーロピアンらしく格調高いエレガンスを有するもののごく親しみやすいテンダー&ハートフルな味わいを決して失わぬ、今日流アクティヴ抒情派の正統らしい爽やかで敏活な行き方が続き、エヴァンスやハンコック、コリアらの成果を踏まえたモード以降の詩的ピアノの典型スタイルを出発点としつつそれをヨーロッパ流儀へ大きくシフトさせた風な耽美指向文体であったり、よりバップ的な歯切れよいハードなグルーヴィーさを際立たせたダイナミズム攻勢や粋渋な歌物解釈であったり、更にはその基軸をクラシック・ピアノに置いたと思しき一種のチェンバー的アプローチであったり、などの表情多彩なアドリブ奮戦=ドラマティックなストーリーテラーぶりが実に瑞々しく冴え渡って素晴らしい。

→現代型リリカル派の王道的な歩の進め具合を見せていたかと思えば、いつしかそれがユーロ流のひんやりクーリッシュで瞑想的な妖しい散文詩の領域へ入り込んでいたり語法の根幹がクラシックのイディオムに掏り替わっていたり、といった辺りのヨーロピアンならではの本性に独自の魅力があるとも云えるが、しかしそうしたクール・メディテイティヴで硬質な景観がやがてトンネルを抜けるようにエヴァンスやコリアらに再接近した音世界へ、或いは伝統的なアメリカン小唄路線らしいイキでシブめの寛ぎ情緒へ戻って行ったりもして、結構テイスティーにホッとさせてくれたりと、その先読みを許さない弾鳴のあり様は生鮮度抜群で説得力も十二分。

1. Choriniño 4:11
2. Pequeno Camarão 4:32
3. Laura 5:54
4. Petite Louise (Michel Petrucciani) 5:24
5. Michel On My Mind 5:33
6. Smoke Gets In Your Eyes (Jerome Kern) 5:14
7. Bahia 5:00
8. Spain (Chick Corea) 4:56
*1 to 3, 5, 7 : composed by Laurent Coulondre

Laurent Coulondre (piano)

2021年6月15日フランス-マルセイユのParadis Improvisé録音

レーベル:Paradis Improvisé

在庫有り

三面デジパック仕様CD


コンテンポラリー・ヨーロピアンならではのエレガンスやロマネスクな詩情とごく親しみやすい粋渋テイストやテンダネスを併せ持ったリリカル・ピアノのアップデート版 CD LAURENT COULONDRE ローラン・クーロンドル / A TRIP IN MARSEILLE[PI 4412]

販売価格: 2,860円(税込)
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商品情報
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PARADIS IMPROVISE

★2022年にフランスで設立された新たなレーベルParadis Improvise(即興の楽園)。
ピアノソロに焦点を当て、名手による演奏をしっかりとした音像で録音。丁寧に撮影された美しいポートレートをジャケットに使用したハイセンスな注目レーベルからのリリース。

★本作は2013年に「Opus 1」で多くのピアノファンを魅了したローラン・クーロンドルのソロ作品。

★エグベルト・ジスモンチを彷彿とさせる冒頭曲から切れ味抜群の演奏を披露しており、全編を通して卓越したテクニックと感性が遺憾なく発揮された多くのジャズピアノ好きの方に聴いていただきたい大推薦盤です。ミッシェル・ペトルチアーニの"Petite Louise"やラストでの"Spain"のリリシズムには代えがたいものがあるように思います。「名手による演奏」という言葉では到底言い足りない、ただならぬピアノソロの世界を聴かせてくれる2023年最初の大プッシュ作品です。(新譜案内より)

★Paradis Improvise・・・
2022年にフランスでローンチされたジャズレーベル。レーベルオーナーのアパートにあるスタインウェイピアノを良い音のする場で録音するソロピアノに焦点を当てた作品をリリース。プライベートで行われてきたコンサートをきっかけにその場と音を残したいという想いでレーベルを立ち上げ、親密な空間を捉えたような録音も魅力的な注目のレーベル。
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