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ホーム2022年11月REVIEWヨーロッパならではのマイルド・ロマネスクな詩情や耽美性と骨太く硬質重厚&激烈な力学指向アクションの迫真性・凄味を兼備した独創的ピアノ・トリオ! CD ODDGEIR BERG TRIO オッドゲイル・ベルグ / WHILE WE WAIT FOR A BRAND NEW DAY
商品詳細
★ノルウェー-オスロを主たる拠点として活動し、過去このOzella Musicから3作品をリリースして好評を得ていたピアニスト:オッドゲイル・ベルグの、トリオによる2016年録音の「Before Dawn」に始まった"夜明け前三部作"の最終作=自作曲集。

★骨太でしっかり固く歯切れのいい、鋭角的クリアネスと確たる安定感溢れるストーン・タッチのピアノが、端正な物腰で節度や気品を保ちながらしかし中々パッショネートに哀愁的情緒を活写する、ヨーロピアンならではのポエティックな文芸センス並びにエレガンスに貫かれた起伏烈しくダイナミックでもあるアクション型のメロディック・プレイ、を精確かつ精悍に綴ってロマネスク&グルーヴィーな揺るぎなく凛々しい華を成し、ドシャバシャと賑々しくパワフルに迫るドラムや、ウネりを利かせて情魂味もたっぷりにドライヴする温かなベース、らの機動性に長けた半遊撃的サポートもノリとスリルを的確に醸成してガッチリ頼もしい魅力を放った、全編親しみやすく分かりやすいほぼマイルドなテイストの躍動的リリカル演奏が続いて、清々しい感動が齎される会心打内容。

★まろやかで温和げな歌心の表出=美しいメロディーの体現と、今流のリズミカルでキレのあるグルーヴ=ノリのよさの演出、を変らず旨とした現代ヨーロッパ抒情派の正統らしい意気溌溂とした娯楽的快演が展開されるが、トータルな楽想としては欧州耽美路線然たる「吟遊詩人の牧歌浪漫」風の世界観が全体を支配しているものの、主役:ベルグ(p)の音色・タッチに顕れる硬質堅牢な力強さ、打鍵の圧倒的強靭さや、詩的でありながら殺陣っぽい立ち回りの迫真力〜ダイナミズムをも重視した結構激烈な筆運び、加えて大音量でシャープ&スピーディーに猛襲してくるドラム&ベースのアタッキングなバックアップ、といった要素が奏効して、典雅なリリシズムが強硬なる力学性を多々伴って創出される、という誠にユニークな音空間に仕上げられており新鮮味も十二分だ。

★ベルグ(p)の、ユーロ詩情派の本領たる甘美な端麗メロディーの歌い様に瑞々しい妙味を発揮すると同時に、バップ、ブルース、モードの各言語マナーに基づいたハードな感触と凹凸に富む迫真白熱の爆発的激動攻勢、にも確固としたところを見せて、結果、深遠でたおやかなロマンティシズムの世界がソリッド&エネルギッシュな好戦的感覚で描破される、そうした両極端を併有した弾鳴には唯一無二の雄渾たる個性=芯の通ったオリジナリティが認められ、説得力も絶大。

1. The Dream Of Adam 6:36
2. Dancing Through The Storm 6:14
3. Lucky Be Happy (feat. Børge-Are Halvorsen) 2:38
4. Happy Morning 5:25
5. Psalmish 6:19
6. Sunday Mood 7:15
7. Scenes From A Movie 5:07
8. Bring On The Night 5:34
9. Post Mortem 7:10
*all compositions by Oddgeir Berg

Oddgeir Berg (piano, keyboard = synthesizer?)
Karl-Joakim Wisloff (bass)
Lars Berntsen (drums)
Børge-Are Halvorsen (alto saxophone on 3)

2020年3月12-16日ノルウェー-オスロのBonker Studio録音

レーベル:Ozella Music

在庫切れ
可能な限りお取り寄せ致します

デジパック仕様CD


ヨーロッパならではのマイルド・ロマネスクな詩情や耽美性と骨太く硬質重厚&激烈な力学指向アクションの迫真性・凄味を兼備した独創的ピアノ・トリオ! CD ODDGEIR BERG TRIO オッドゲイル・ベルグ / WHILE WE WAIT FOR A BRAND NEW DAY[OZ103CD]

販売価格: 2,400円(税込)
数量:
商品情報
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OZELLA MUSIC

ルウェー・オスロを拠点にするピアニスト、オッドゲイル・ベルグのトリオ2022年作アナログ盤。2018年「Before Dawn」、2019年「In The End Of The Night」という夜明け前を想起させる3部作の最終作。偶然にもノルウェーのロックダウン3日前に録音が開始されたというまさに"その時/その時間がくる直前"のコンセプトを体現するかのようなタイミングで作業された1作で、そのことが反映されたのか全体的に激しさを感じさせる力強さと明るいサウンドが録音された充実のコンテンポラリー・ジャズ作品です。(新譜案内より)

Recorded at Bonker Studio 12-16 March 2020
Mastered by Hans0Jorg Maucksch,Pauler Acoustics,Germany