ジャズのCD,LPをご紹介します。メジャーからマイナー、自主制作盤までジャズのCD,LPをお届け致します。



catfishrecordsをフォローしましょう

ホーム | MODERN JAZZ 楽器別 > VOCAL澄みきった爽やかなクールネスと妖艶な幻夢色を絡めた抒情派ヴォーカルが瑞々しく活写するウェイン・ショーターの無双音楽世界 CD SONIA SCHIAVONE ソニア・スキアヴォーネ / WAYNE SHORTER'S LEGACY
商品詳細
★過去にも同レーベルからアルバムを出していた、イタリアのキャリアある本格派女性ヴォーカリスト:ソニア・スキアヴォーネの、小コンボ伴奏でのウェイン・ショーター名曲集。

★クリーンな清涼感や透明感に溢れると同時に妖しい翳りや艶をも湛えた、トーン高めで張りのあるしなやかな美声による、軽妙に宙を舞い泳ぐようなリキみの抜けた流麗なリリカル・スタイルを基調としながらも背筋は自ずとピンと伸びていて、歌声の端々から独特の思索性や理知性も垣間見えてくる、という、聴く者に心地よい緊張感を保たせる(ショーター曲の曲想に負うところもあるか?)ちょっと夢幻的でもあるファンタジック演唱が、瑞々しくも蠱惑性漂うミステリアスな華を成し、バック陣の手加減なしの硬派なシリアス筋モーダル・バピッシュ快演もノリと旨味そしてスリルを的確に高めてピタリと絵にハマッた、全体を通じショーターの作家性とスキアヴォーネ(vo)のニュアンス濃やかで真剣勝負な表現姿勢のシャープさ〜研ぎ澄まされ感とが絶妙の融和を見せる、清新にして歯応え充分の好投内容。

★どの曲にもアレンジ構成面に中々周到な意匠が凝らされ、インティメイトな居心地のよさと神秘的サスペンスの共存する何げにメリハリの利いたドラマティックめの行き方が続き、ハード・ドライヴ感みなぎるテナー・ブロウやインテリジェントそうなピアノ等々、インスト面にも豊富にスポットの当てられるカラフル・テイスティーな道程の中で、主役スキアヴォーネ(vo)のショーターへの思い入れと誠実真摯な独自の翻案力を多分に感じさせる、デリカシーや機微に長けた歌い回しが抜群の鮮度をもって冴え渡っており見事。

→抒情派は抒情派でも米国系の瀟洒な寛ぎ路線などとは全く趣が異なり、そのヒンヤリした冷涼な感触を呈しつつクール・センシティヴに無双のナイトメアっぽい歌景色を軽やかに描き出してゆく声鳴のあり様は、どこか幻視めいたところのあるショーター音楽ともぴったりシンクロする抜群の親和性をイキイキと発揮しており、転回として度々挿入されるこなれたスキャット技にも曲ならびに演奏と上手くマッチした必然性がしっかり顕れていて、そうした、一切ブレていない堂々とした語り口の粋は誠に凛々しく説得力も絶大だ。

01. Deluge
02. Footprints (Follow The Footprints)
03. Yes And No (To Be Or Not To Be)
04. Infant Eyes
05. Touches Of Colours
06. I Sing
07. Iris
08. Speak No Evil (All For One)
09. Miyako (How Do I Love Thee)
10. Black Nile

Sonia Schiavone (voice, vocal background and effects)
Fabio Gorlier (piano)
Stefano Profeta (double bass)
Donato Stolfi (drums)
Gianni Virone (tenor saxophone on 03, 06, 08, 10) (soprano saxophone on 02) (bass clarinet on 04) (clarinet on 09) (possibly baritone saxophone on 03, 10)
Cesare Mecca (trumpet on 03, 08, 10)
Aldo Caramellino (trombone on 03, 08, 10)

2021年9月22,23,24日イタリア-トリノのRiverside Studio録音
(2022年イタリア作品)

レーベル:Da Vinci Jazz

在庫切れ
可能な限りお取り寄せいたします

CD


澄みきった爽やかなクールネスと妖艶な幻夢色を絡めた抒情派ヴォーカルが瑞々しく活写するウェイン・ショーターの無双音楽世界 CD SONIA SCHIAVONE ソニア・スキアヴォーネ / WAYNE SHORTER'S LEGACY[C00573]

販売価格: 2,380円(税込)
数量:
商品情報
Da Vinci Jazz

★ゴスペル、オペラ、アカペラ、ジャズ、そのすべてのスタイルを探求するソニア・スキアヴォネ。

★アルバム・コンセプトは、ソニア・スキアヴォネ自身が深く魅了されたというコンテンポラリー・ジャズの第一人者、ウェイン・ショーターの詩学と芸術哲学への小さなオマージュ。7歳からクラシック音楽を学んできた芸術の理解力とセンスで即興のボーカル・インプロヴィゼーションが繰り広げます。エミリー・ディキンソンの詩もソニア・スキアヴォネの歌唱力で見事に表現。

★アルバム、Come Eden!(C00260)でも共演したファビオ・ゴルリエ、ステファノ・プロフェータ、ドナート・ストルフィとともに、今回参加のジャンニ・ヴィローネ、チェーザレ・メッカ、アルド・カラメリーノとも抜群のセッションで軽やかで優雅に「Wayne Shorter’s Legacy」を歌います。(新譜案内より)