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ホーム2022年4月REVIEWブルージー・テイスティーでとことんメロディアスな潔い直球勝負の会心プレイが横溢する、人情味に満ちた大衆娯楽派ハード・バップの鑑! CD DAVE BURNS デイヴ・バーンズ / 1962 SESSIONS
商品詳細
★1940年代から活動、ディジー・ガレスピー・ビッグ・バンド、デューク・エリントン楽団、ジェイムズ・ムーディーのグループ等で名を上げ、Vanguardにリーダー吹き込み2作を残す他、サイドマンとして数多くの第一線レコーディングに名を連ねたモダン・トランペットの逸材:デイヴ・バーンズ(1924年米ニュージャージー州パースアンボイ生まれ、2009年ニューヨーク州フリーポートで死去)の、本盤は、自身の初リーダー・アルバムであるケニー・バロン(p)ら参加のクインテットによる1962年6月NYC録音の「Dave Burns」(Vanguard原盤)を全曲(7曲)収録し、更に、サイドマンとして参加したアル・グレイ(tb)のセプテットによる1962年2月シカゴ録音の「Snap Your Fingers」(Argo原盤)からバーンズのソロがフィーチュアされた2曲、同じくサイドマンとして参加したビリー・ミッチェル(ts)のセクステットによる1962年10月シカゴ録音の「This Is Billy Mitchell」(Smash原盤)からバーンズのソロがフィーチュアされた4曲をプラスした、バーンズの1962年セッションの集大成的な一編。

★シャープでしなやかな張りや伸び並びにキレがあって、眩い光輝とスモーキーな陰影が交錯する感じの、何とも味わい豊かなトーンのトランペットが、一音一音を噛み締めるような端正で丁寧な面と、勢いよくリズムに乗って爆裂するが如きガッツみなぎった躍動面、とを併合しつつのひたすらブルージー・バピッシュで歌心溢れるハキハキしたメロディック・プレイを敏活に紡いで、清々しくも渋味ある粋な華を成し、豪放磊落なテナーやアーシーなピアノらも巧まずコントラストを描きつつ的確に彩りを添えた、全般にブルース色の濃い正攻法なハード・バップ演奏が連続して小気味よくノセ、また結構濃いウマみを満喫させてくれる会心打内容。

★親しみやすい端麗なメロディーの美とダイナミックなスイング感、そして漆黒のブルース・テイスト、を徹頭徹尾大切にした、極めて「ハード・バップらしいハード・バップ」快演が気合も軒昂げにイキイキと展開され、若きケニー・バロン(p)の堂々としたダウン・トゥ・アースでスクエアー・バピッシュ、時にはモーダルな、表情に富む劇的活躍以下リズム隊のツボを心得た鉄板サポートに頼もしく支えられながら、バーンズ(tp)の一貫して安定感ある泰然自若の体を示したアドリブ奮戦が中々雄渾げに冴え渡って絶好調だ。

→豊富なビッグ・バンド経験で鍛え抜かれた、さすが一点のブレも破綻もなく構成力もしっかりした、メリハリを効かせてドラマティックに舞い躍る咆哮の様は全く鮮やかで、マイルスの影響もチラつくミュート技や、チェットにも通じるクールなバップ・アクションなど、その多彩にしてあくまで「メロディーの泉」然とした洗練モダニズム溢れるリリシスト&スインガーぶりは実に颯爽としていて見事。武骨で泥臭いH・モーガン(ts)やB・ミッチェル(ts)、こってりソウルフルなA・グレイ(tb)、バップ色濃厚に猛ハッスルするB・ハッチャーソン(vib)など、ソロ・リレー合戦の名場面も殊の外充実している。

01. C.B Blues (Dave Burns) 9:40
02. Tali (Tom McIntosh) 6:45
03. Something Easy (Dave Burns) 7:01
04. Secret Love (Fain-Webster) 4:59
05. Straight Ahead (Dave Burns) 6:56
06. Imagination (Van Heusen-Burke) 6:34
07. Rhodesian Rhapsody (Kenny Barron) 4:35
08. Three-Fourth Blues (Gene Kee) 5:21
09. R.B.Q. (Gene Kee) 4:56
10. You Turned The Tables On Me (Alter-Mitchell) 5:38
11. Automation (Dave Burns) 6:45
12. Tamra (Billy Wallace) 3:50
13. Siam (Gene Kee) 5:28

#01-#07:
Dave Burns (trumpet)
Herbie Morgan (tenor saxophone)
Kenny Barron (piano)
Steve Davis (bass)
Edgar Bateman (drums)

1962年6月ニューヨークシティ録音
as「Dave Burns」(Vanguard VRS 9111)

#08 & #09:
Dave Burns (trumpet)
Al Grey (trombone)
Billy Mitchell (tenor saxophone)
Bobby Hutcherson (vibraphone)
Floyd Morris (piano)
Herman Wright (bass)
Eddie Williams (drums)

1962年2月19日イリノイ州シカゴのTer Mar Recording Studio録音
from「Al Grey / Snap Your Fingers」(Argo LP 700)

#10-#13:
Dave Burns (trumpet)
Billy Mitchell (tenor saxophone)
Bobby Hutcherson (vibraphone)
Billy Wallace (piano)
Herman Wright (bass)
Otis Finch (drums)

1962年10月30日イリノイ州シカゴのUniversal Studios録音
from「Billy Mitchell / This Is Billy Mitchell」(Smash MGS 27027)

レーベル:Fresh Sound

在庫切れ
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CD


ブルージー・テイスティーでとことんメロディアスな潔い直球勝負の会心プレイが横溢する、人情味に満ちた大衆娯楽派ハード・バップの鑑! CD DAVE BURNS デイヴ・バーンズ / 1962 SESSIONS[FSRCD 1113]

販売価格: 2,200円(税込)
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