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ホーム日本のジャズ (JAZZ IN JAPAN)機敏で瞬発力抜群なドラムの遊撃的サポートに触発されてソロ・リレー合戦がキュッと引き締まったカラフルな充実を見せる現代ハード・バップの良質佳作! CD 山田 玲 AKIRA YAMADA KEJIME COLLECTIVE / COUNTER ATTACK カウンター・アタック
商品詳細
★小林茂文、猪俣猛、本田珠也、ジーン・ジャクソンらに師事しつつ18歳時よりプロ活動を始め、前田憲男トリオ、大野俊三バンド、大西順子トリオ、菊地成孔"dCprG"、渡辺香津美トリオ等々、数多くの第一線グループで辣腕を揮ってきた(また広瀬未来や熊谷ヤスマサらのレコーディング・メンバーとしても強力に屋台骨を支える)大忙しの若手実力派ドラマー:山田玲(1992年鳥取県生まれ)の初アルバム。

★編成は広瀬未来(tp)&高橋知道(ts,ss)の2管がフロントに立ったクインテット(=Kejime Collective)を基本とし、ラスト1曲にはレジェンド:渡辺香津美(g)がゲスト参加。

★敏捷に機動しながら中々手数の多いパンチ・アタックや突き・斬り込みを次々カマしてくるも、一発たりとも外れはなく実に的確に芯を捉え核心を衝いてくる感じなドラムのキレ味鋭い多角的・遊撃的ダイナミズム攻勢、に上手くノセられ、触発されて、ピリッとスパイスを利かせて陰影濃くビターに飛び跳ね躍るトランペットや、スモーキー&メロウに半脱力調子で渦巻きを描く野太いテナー、スマートなクールネスと角張った硬質な凹凸感をテキパキ表すピアノ、らがカラフル&テイスティーに見せ場を繋いでゆく、極めて真っ当でストレートかつ何げに密度の濃い会心打内容。

★硬派で凛々しく苦味走ったハードボイルドなアクションの迫真力に溢れると同時に、哀愁滲む歌心やブルース・フィーリングも潤沢に備わった、決して甘くはないが独特の憂きメロディーの美に富む思索的なリリカル・ハード・バップ快演、が歯切れよく展開され、バンド全体の推進パワー〜原動力を担うリーダー:山田(ds)の表情多彩で芸の細かいゲリラティックな猛襲が、ズバ抜けた精緻な律動性と生々しいスリル&サスペンスを鮮麗に齎す、重厚でスウィンギンな道程の中、銘々の腰を据えて伸びやかに本領を発揮したソロ敢闘が、無駄なくムラもない中身のギッシリ詰まった高濃度な充実コースを創り上げてナイス。

★広瀬(tp)の、ソリッドでスパイシーな甘さ控えめの抑揚に富んだシリアス・アクション咆哮を毅然として紡ぎながら、その吹鳴の端々から味わい豊かな詩情やメランコリー〜哀感がじんわり漂ってくる、激動の中にも余裕と節度を保ったそうした泰然たる立ち働きが、絶えず抜群のスター性と吟醸的旨味を精悍げに放ち続けてとりわけ傑出しており、また高橋(ts,ss)の、テナーでは純正ハード・バップに接近したユル渋い鷹揚なまろやかブロウで和ませ、ソプラノでは一転してモード色濃いアグレッシヴ&スピリチュアルな語調で鋭く突っ掛かってゆく劇的活躍、そして渡辺翔太(p)のハンコック的モード・ピアノ奏法を幾分かソフトにスマート化した感じの手堅い洗練プレイ、といった辺りもそれぞれにデリシャスで好印象。

★加えて、ラストで颯爽と登場し悠々と構えた小粋なブルース技で軽やかに座をさらう渡辺香津美(g)の匠の至芸も◎。

1. Counter Attack
2. It's A Hustle
3. Mr. K
4. Kejime Island
5. A.I.
6. African Skies
7. Georgia On My Mind

広瀬 未来 (trumpet)
高橋 知道 (tenor saxophone except 2, 5) (soprano saxophone on 2, 5)
渡辺 翔太 (piano)
古木 佳祐 (bass)
山田 玲 (drums)

*special guest:
渡辺 香津美 (guitar on 7)

2021年3月1日 東京録音

レーベル:Days of Delight

在庫有り
国内制作CD

機敏で瞬発力抜群なドラムの遊撃的サポートに触発されてソロ・リレー合戦がキュッと引き締まったカラフルな充実を見せる現代ハード・バップの良質佳作! CD 山田 玲 AKIRA YAMADA KEJIME COLLECTIVE / COUNTER ATTACK カウンター・アタック[DOD 022]

販売価格: 2,630円(税込)
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商品情報
DAYS OF DILIGHT

★次代を担う山田玲が若き精鋭を揃えた 2管編成で“現代のジャズ”を展開!

★本作は、第一線のプレイヤーから引っ張りだこのファーストコールドラマー・山田玲が、自身のリーダーバンド〈Kejime Collective〉を率いて臨んだ初めてのスタジオ録音盤。広瀬未来(トランペット)、渡辺翔太(ピアノ)ら若き精鋭を揃えたクインテット編成で、生き生きと躍動する現代のジャズを展開します。さらに、最後の曲には
スペシャルゲストとして日本ジャズ界が誇るスーパーギタリスト・渡辺香津美が参加。バンドサウンドに上質な刺激を与えています。(メーカーインフォ)


★「〈Kejime Collective〉のダイナミズムを支えているのは、皮算用や予定調和から逃れようとする“自由な精神”であり、組織としてそれを保証するリーダー山田玲の統率原理なのだということ。サウンドが生き生きと躍動的なのも、音楽の景色が有機的に変容していくのも、偶然ではなくメカニズムの産物なのです」
――Days of Delight ファウンダー&プロデューサー 平野暁臣