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ホーム2022年2月REVIEWウォーム&マイルドでソフト・スムースな懐深い寛ぎ指向のバリトン・ブロウが超芳醇かつ鷹揚に冴え渡った極楽醸熟編♪ CD HARALD BERGERSEN ハーラル・ベルゲシェン / BARITONE
商品詳細
★1950年代から活躍し、Gemini作品等で知られるノルウェーの大ヴェテラン・マルチリード名手:ハーラル・ベルゲシェン(1937年ノルウェーのオスロ生まれ)の、自身はバリトンサックスに専念したギター入りのカルテットによる一編。

★太く重厚でしなやかな弾力とドライヴ感に溢れたコク味もこってりな、そして骨芯の低く据わった濃い口トーンのバリトンが、ダイナミックで雄渾なグルーヴとちょっぴりけだるいレイジー・デカダンな憂愁のブレンドされた、温もりあるメロディック・スインギー・プレイを滑脱に紡いでハートフル&テイスティーな華を成し、一方、趣味のいいクール・メロウなコードワークと鋭角的バップ・アクション節を的確に使い分けて流れるが如くカヴァーに入るギターの、簡潔にポイントを押さえた助演も粋な魅力を際立たせた、全体を通じリキまず泰然とした調子の緩やか&まろやかな抒情指向の快演が横溢して、ホッと安堵させ、和ませてくれる中々の極楽内容。

★ウォーム&インティメイトなリラクゼーションが絶えず底流し、歌心とスイング感を何より大切にするも大方はバラードやミディアム調の「なごみ路線」が主軸を成した、瀟洒味に富む夜の寛ぎ小唄セッションっぽい心地よさ抜群の柔和げリリカル・バピッシュ奏演、が余裕と節度をもってジェントル・グルーヴィーに展開され、1曲1曲はわりかし手短にまとめられたスイスイ進む遊覧船気分の道程の中で、ベルゲシェン(bs)の、雄大なスケールと豊かな包容力に満ちた悠々たるアドリブ妙技が、美味しさ格別そして鷹揚に冴え渡ってゴキゲンだ。

→概ねスタイルはジェリー・マリガン(やラーシュ・グリン)・タイプの、即ち、レスター系の吹奏法でソフト・スムース&スモーキーに流線形を描いてゆく、優しく暖かくも微妙に倦怠感を伴った流麗潤滑なるリラクシング・ブロウが、雅趣濃やかにさすが充分熟成された好調ぶりを見せており、しかしまた局面によってはペッパー・アダムス型の豪快にパンチを利かせたパワフルな武骨咆哮を炸裂させるところもあって、上手くアクセントやメリハリがつけられ、トータルとしては懐深く穏和で芳醇な、十全に吟醸されたマイルド・テイストの好感度イメージが揺らぐことはない、という、その年季の入ったちょっと達観したようでもある吹鳴のあり様は含蓄に富み説得力も絶大。結構シャープに斬り込んでくるヘルゲルー(g)の幾分やんちゃっぽくもある敏捷な立ち回り(ほっこりあったかなベルゲシェンに対しヘルゲルーは「ちょいワル」担当か)も、大いに鮮麗で高得点。

01. Freight Trane (Tommy Flanagan)
02. Meus Melhores Momentos (Erineu Edison Maranesi)
03. Merlin (Lars Gullin)
04. Waltz For You (Harald Bergersen)
05. Undecided (Charlie Shavers / Sid Robin)
06. Chelsea Bridge (Billy Strayhorn)
07. Three And One (Thad Jones)
08. Summer Serenade (Benny Carter)
09. Blues In The Closet (Oscar Pettiford)
10. Another Time, Another Place (Benny Carter)
11. A Ballad (Gerry Mulligan)
12. Observing (Bård Helgerud)

Harald Bergersen ハーラル・ベルゲシェン (baritone saxophone)
Bård Helgerud ボード・ヘルゲルー (guitar)
Fredrik Nilsen フレドリク・ニルセン (bass)
Torstein Ellingsen トシュタイン・エリングセン (drums, percussion)

2021年6月25-27日ノルウェー-アスケルのMusikkloftet録音

レーベル:Losen

在庫切れ
可能な限りお取り寄せ致します

見開き紙ジャケット仕様CD


ウォーム&マイルドでソフト・スムースな懐深い寛ぎ指向のバリトン・ブロウが超芳醇かつ鷹揚に冴え渡った極楽醸熟編♪ CD HARALD BERGERSEN ハーラル・ベルゲシェン / BARITONE[LOS 264-2]

販売価格: 2,350円(税込)
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商品情報
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Losen Records

ハーラル・ベルゲシェン Harald Bergersen は、1937年、オスロに生まれました。18歳の時、クラリネットをメインの楽器にバス・クラリネット、フルート、サクソフォーンのプレーヤーとしてプロフェッショナルの活動を始めました。スタン・ゲッツからインスピレーションを得たという「穏やかな」スタイルのジャズ。1959年12月のある夜、ハーラルがオスロのレストランで演奏していると「誰あろう、ゲッツ本人が聴きにきた」というエピソードもあるといわれます。シェル・カールセンのビッグバンド(1959‒60)、オスロ木管五重奏団とオスロ木管ソロイスツ(1963‒73)、オスロ・フィルハーモニック管弦楽団(1966‒68)、ノルウェー放送管弦楽団(1970‒77)、現代音楽アンサンブル「新音楽(Ny Musikk)」(1977‒88)で演奏、1977年からはノルウェー国立音楽大学で教え始めました。ビッグバンドから始まったジャズの活動も並行してつづけ、1964年から1990年までノルウェー放送ビッグバンドで演奏したほか、トランペッターのベルント・ステーンと組んだビバップ・クインテットの活動でも知られます。1985年、自身の名前による最初のアルバムを録音。アンサンブルや演奏スタイルの幅を広げたギグとレコーディングも積極的に行いました。Losen Records の新しいアルバムは、COVID-19 のパンデミックによる「沈黙」の時期、ハーラルが若い世代のプレーヤーたちからジャムセッションに招待されたことをきっかけに生まれました。ドラマーのトシュタイン・エリングセン Torstein Ellingsen(1966‒)、ベーシストのフレドリク・ニルセン Fredrik Nilsen(1968‒)、ギタリストのボード・ヘルゲルー Bård Helgerud(1982‒)。プログラムは、トミー・フラナガンの《Freight Trane》やビリー・ストレイホーンの《Chelsea Bridge》といったスタンダード、ブラジルのエリネウ・エジソン・マラネージの《Meus Melhores Momentos》(わが最良の時)、スウェーデンのラーシュ・グッリンの《Merlin》(マーリン)、ボード・ヘルゲルーが作曲した《Observing》とハーラルの《Waltz for You》。以前、ジャズ・グループの「ヨン・ファクセ」が『I Am Awake(私は目を覚ましている)』(LOS 190-2)を録音したヴィーダル・ルンデーンの「Musikkloftet」(ミュージック・ロフト)の「心地いい空間」でセッションが行われ、ハーラルは「変化を楽しむため」に2013年に買った新しいバリトンサックスで臨みました。(新譜案内より)

ハーラル・ベルゲシェン(バリトン・サクソフォーン)
ボード・ヘルゲルー(ギター)
フレドリク・ニルセン(ベース)
トシュタイン・エリングセン(ドラム、パーカッション)

録音 2021年6月25日‒27日 Musikkloftet(アスケル、ノルウェー)
制作 トシュタイン・エリングセン
録音、ミクシング ラーシュ・フェルディナン・ベルゲシェン
マスタリング ヴィーダル・ルンデーン、ラーシュ・フェルディナン・ベルゲシェン