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ホーム日本のジャズ (JAZZ IN JAPAN)陰影濃くハードボイルドかつ温かな人情味溢れるキリッとしたトランペット咆哮と、悠然として迫力も十二分なダイナミック・ピアノ弾奏の親密なる語らい CD 広瀬 未来、 片倉 真由子 MIKI HIROSE + MAYUKO KATAKURA / AIR
商品詳細
★ともに今日の日本ジャズ界を代表するトップ・プレイヤー=最高実力者であり、当Days of Delightレーベルの看板スターでもある二人、トランペットの広瀬未来(1984年兵庫県神戸市生まれ)とピアノの片倉真由子(1980年宮城県仙台市生まれ)の、東京・南青山の岡本太郎記念館で吹き込まれたデュオ演集。

★張りがあってしなやかな伸びを呈し、と同時にまろやかなソフトネスも自然に備わった、精悍でいて温もりある美味トーンのトランペットが、親しみやすく潤い豊かな歌謡的フレージングと勇壮で硬質なバップ・イディオム的節回しを細かに掛け合わせた、陰影にも富むビタースウィートなテイストの躍動型抒情指向プレイを鋭く敏活に繰り出して、何とも粋渋でイナセげっぽい堂々たる華を成し、一方、これに優しく寄り添う堅実な引き立て役面と、より攻勢傾向を増して中々前のめりにダイナミック・ブルージーな立ち回りをキメる頼もしい自己主張面、とを的確に使い分けながら、終始ほぼリラックスした調子で鷹揚に振る舞う、骨太く歯切れよくも角張ったストーン・タッチのピアノの活躍も、包容力十二分かつしっかりグルーヴィーなコクのある魅力を余裕で揮いきった、全編ハード・バップ・スタイル・デュオの本道ド真ん中を迷いなくシンプル・ストレートに突き進む、実に真っ当な人情娯楽的快演が連続してスッキリと、そして大いにデリシャスに愉しませる会心打内容。

★明快で滋味ある直球的歌心表現と、重心も確固と据わった安定律動的スイング感醸成、とを変らず揺るぎないキモとした、正々堂々真っ向勝負のリリカル・バピッシュ奏演がひたすらイキイキとポジティヴな覇気も一杯に展開され、一貫して煌めくようなスター性と威厳満点に颯爽と花形役を担う広瀬(tp)、並びに結構悠々と構えてウォーム・テイスティーにブレなきバックアップを見せる反面、鋭角的に尖ったハードなアクション・アタックも忘れない緩急自在の片倉(p)、のともに腰を据えて伸びやかに本領を発揮したアドリブ奮戦が、濃い旨味を帯びた誠に豊饒なる盛り上がりを見せてゴキゲンだ。

★広瀬(tp)の、先ず何より音色・響鳴そのものの「凛然とした勇者の立ち姿」を思わせる硬派で雄渾な(すっくとした)佇まい、が理屈を越えた圧倒的オーラを放っていて傑出しており、そして繰り出される吹奏は大層よく唄っているもののそう甘くはなくキリッとハードボイルドに苦味走った無駄なく簡潔明瞭な、1ミリも揺らぐところのない剛健にして懐深き独自の妙味を極めて壮快に放っていて鮮度抜群、説得力も絶大で、かたや片倉(p)の、ワンポイントのゆとりや節度を絶やさぬも行く時は徹底的にガンガン行く、モーダル・アグレッシヴだったりアーシー・ソウルフルだったりの気魄と熱のこもったそのストロングな躍動ぶりにも、十全に吟醸された芳醇なる味わいがあってまた格別。

1. Embraceable You
2. Body And Soul
3. Days Of Wine And Roses
4. Spartacus Love Theme
5. Sunlight
6. The Nearness Of You
7. Blues For TARO
8. Invitation
9. Air

広瀬 未来 (trumpet)
片倉 真由子 (piano)

2021年4月20日 東京・岡本太郎記念館(東京都港区南青山)での録音

レーベル:Days of Delight

在庫有り
国内制作CD

陰影濃くハードボイルドかつ温かな人情味溢れるキリッとしたトランペット咆哮と、悠然として迫力も十二分なダイナミック・ピアノ弾奏の親密なる語らい CD 広瀬 未来、 片倉 真由子 MIKI HIROSE + MAYUKO KATAKURA / AIR[DOD 019]

販売価格: 2,630円(税込)
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商品情報
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DAYS OF DELIGHT

★広瀬未来と片倉真由子が岡本太郎のアトリエで録音した極上のデュオアルバム。

日本ジャズ界が誇るトッププレイヤーによる至高のデュオ!
本邦随一の実力派トランペッター広瀬未来と、多くのミュージシャンから絶大な信頼を得るファーストコール・ピアニスト片倉真由子による美しくもスリリングな対話が作品になりました。レコーディングしたのは南青山・岡本太郎記念館が保存する岡本太郎のアトリエ。使用したピアノも太郎が愛用した100年前のアップライトです。岡本太郎の気配が残る唯一無二の芸術空間のなかで、ふたりのトッププレイヤーがスピード感と緊張感に満ちたサウンドを展開します。(新譜案内より)


「フラット、自由、ナチュラル...。要するに、広瀬未来は“シンプル”なのです。シンプルとは優先順位がはっきりしていて、迷いがないこと。なにがいちばん大切なのか、本質はなにかがくっきりと見えている。だから小賢しい計算をしたり、保険を掛けたりする必要がない。このシンプルネスこそが広瀬未来のダイナミズムの力源であり、それはそのまま片倉真由子の強度の源泉でもあります。ふたりの対話が宿す上質な緊張感の底流にあるのはこの演奏哲学である。それがぼくの結論です。」
―――Days of Delight ファウンダー&プロデューサー 平野暁臣