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ホーム2021年10月REVIEW奥深くロマネスクなスカンジナヴィアン・フォーキー・テイストとブルージー・バピッシュな粋渋グルーヴィーさが細密に融け合った独創的抒情世界 CD JAN LUNDGREN, LARS DANIELSSON, EMILE PARISIEN ヤン・ルンドゥグレン、ラーシュ・ダニエルソン、エミーユ・パリジャン / INTO THE NIGHT
商品詳細
熟味&貫禄も増してきたスウェーデンの人気ピアニスト:ヤン・ルンドゥグレン(1966年スウェーデンのOlofström生まれ)の、本盤は、2010年より毎年自身が主催してきたジャズ祭:Ystad Sweden Jazz Festivalの2020年開催時(8月)に、ベースのラーシュ・ダニエルソン(1958年スウェーデンのSmålandsstenar=スマランドステナーまたはヨーテボリ生まれ)&ソプラノサックスのエミーユ・パリジャン(1982年フランスのロット県カオール=Cahors,Lot生まれ)との新生変則トリオで出演したそのステージの模様を捉えたライヴ・アルバム。バネとウネりを充分利かせて軽やかに跳ね躍るようであり、それでいて重厚でゴツい固さや骨芯の据わり様も備わった、肉太ベースの中々表情豊かでメリハリに富む力強い鳴動、に頼もしく支えられ、導かれて、折り目正しくしっとりと潤いを湛え、煌びやかに光沢を放つ感じもある、きめの細かいクリスタル風タッチのピアノが、一定の抑制や節度を保って、耽美的でロマンティックな哀愁描写と粋でイナセな吟醸的ブルース節を織り混ぜた、無駄なく簡潔で余情深いメランコリック風味の抒情肌メロディアス・プレイを、歯切れよく明晰に紡いで、瑞々しくも凛々しい魅力を揮い、一方、幾分かハスキー・スモーキーに掠れたまろやかなトーンで、脱力しつつ仄暗くアンニュイに憂き詩情を歌うソプラノサックスの、流麗優美でいてパッションを宿した伸びやかな吹奏も、しっかりエモーショナル&スピリチュアルに堂々と華やいだ輝き(&旨味)を放った、全般にちょっとしんみりした物悲しい情趣が鋭い敏活さ・アクティヴさをもってイキイキと雄渾に活写される、感動的な好演内容。概ね、北欧フォーク的な独特の哀感溢れる深遠なる(ちょっぴり深山幽谷っぽい趣もある)ロマネスク世界が、現代ヨーロピアン・リリカル・ジャズの文脈にチェンバー風テイストも盛り込まれながら多彩に、重層的に描き出されてゆき、ハード・ドライヴ感満点の豪快なダイナミズム攻勢で全体の芯・核たるグルーヴをストロングに体現するダニエルソン(b)の大黒柱ぶり、スカンジナヴィアン・フォーキー語法やクラシックの様式に軸足を寄せつつしかし(今回はファンキーでこそないものの)バップやブルースのイディオム活用も欠かさない、ルンドゥグレン(p)の本作に限ってはわりかしストイックに制御された粛然たる「座長」としての働き、そして、フォークとフランス流ミュゼットの文体を掛け合わせて伸び伸びと自由滑脱に泳ぎ回るパリジャン(ss)の「一座の花形」っぽい溌溂勇躍、と、三者三様の立ち回りがフレッシュ・スリリングかつカラフル・テイスティーに交錯して、バッチリ濃密に楽しませる。

1. Glädjens Blomster (traditional arr. by Jan Lundgren) 4:25
2. Asta (Lars Danielsson) 5:10
3. Préambule (Émile Parisien) 9:34
4. I Do (Jan Lundgren) 4:49
5. Schubertauster (Vincent Peirani) 3:18
6. A Dog Named Jazze (Jan Lundgren) 4:48
7. Into The Night (Jan Lundgren) 6:46
8. Ystad (Lars Danielsson) 6:21

Jan Lundgren (piano)
Émile Parisien (soprano saxophone)
Lars Danielsson (bass)

2020年8月1日スウェーデン-イースタッドで催されたYstad Sweden Jazz Festivalでのライヴ録音

レーベル:Act

在庫有り
三つ折りデジパック仕様CD


奥深くロマネスクなスカンジナヴィアン・フォーキー・テイストとブルージー・バピッシュな粋渋グルーヴィーさが細密に融け合った独創的抒情世界 CD JAN LUNDGREN, LARS DANIELSSON, EMILE PARISIEN ヤン・ルンドゥグレン、ラーシュ・ダニエルソン、エミーユ・パリジャン / INTO THE NIGHT[ACT 9932]

販売価格: 2,380円(税込)
数量:
商品情報
ACT

★北欧ジャズの第一人者、ヤン・ラングレンの COVID-19 の影響により偶然生まれたドリーム・トリオの感動的な一夜をとらえたヨーロピアン・チェンバー・ジャズの決定版!

★ COVID-19 の影響でヤン・ラングレンが主催するジャズ・フェスティバルに自身のレギュラートリオを招致することが出来なくなってしまったため、ラーシュ・ダニエルソン (b)、エミール・パリジーン (sax) の名手 2 人を迎え、急遽誕生したドラムレストリオの抑制されたスリル感溢れるライブ録音です。
★初共演とは思えない、心地のよい緊張感のあるアンサンブルで繰り広げられる演奏は、美しくメロディアスな曲が織りなす一編の物語のようです。
★今後のヨーロピアン・ジャズに新たな伝説を生み出すであろう素晴らしいグループ誕生の瞬間をとらえたアルバムです。(新譜案内より)

本作はライブ盤でありながら、一貫したコンセプトやストーリーがたいへん見事である。COVID-19 のせいとはいえど、この度このような音楽が誕生したことに感謝したい。日本語ライナーノーツ:望月慎一郎(ピアニスト・作曲家)

Recorded live in concert at Ystad Sweden Jazz Festival
Produced by Jan Lundgren & Lars Danielsson
Executive Producer: Siggi Loch

Jan Lundgren(piano)
Emile Parisien (soprano saxophone)
Lars Danielsson (bass)

Recorded live in concert by Mattias Dalin (Eurosound AB) at Ystad Sweden Jazz Festival, August 1, 2020
Mixed by Bo Savik, Jan Lundgren and Lars Danielsson at Tia Dia Studios, Mölnlycke, Sweden
Mastered by Bo Savik