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ホーム2021年6月REVIEWスモーキー・ブルージーでメロディアス&テイスティーこの上なき極真芳醇バップ・プレイが横溢するスウィンギンかつリラクシングな卓越した抒情世界!超快適!!! CD √BAGU with SHUNZO OHNO ルート・バグ with 大野 俊三 / O @ BAG オー・アット・バグ
商品詳細
★岐阜や名古屋のシーンで凡そ40年に渡りコンビを組んで活動を続けてきた、ベースの北川弘幸とドラムの猿渡泰幸、の2人ユニット:"ルート・バグ"は、過去このWhat's Newより中牟礼貞則(g)&岡安芳明(g)をフィーチュアしたアルバム2作品を発表し好評を得ていたが、今回は、前2作と同じく中牟礼&岡安の参画に加え大野俊三(tp)もゲストに迎えた強力体制による最新スタジオ・アルバム。

★バネを利かせて勢いよく跳躍する重厚かつ敏活な太いベースや、シャープに空を切り裂きながらダイナミックなリズムを刻む多彩にして律動力抜群のドラム、らにガッチリ支えられ、プッシュされながら、繊細で仄暗くレイジー・スモーキーな消え入るような趣もある右チャンネル・ギター(中牟礼)や、よりキレや張りの強い厚みある半鉄板的トーンでアーシーに吟醸ソウルを映す左チャンネル・ギター(岡安)、そして、苦味走ったハードボイルドな調子でパワフルに咆哮する精悍トランペット、らの活躍が色とりどりに滋味ある華を悠然と成してゆく、何とも余情深き好演内容。

★イキイキと躍動しスイングする圧倒的なノリのよさと、ウォーム&インティメイトな思わずホッとする優しいリラクゼーション、を兼備した、歌心徹底重視のごく親しみやすい抒情派ハード・バピッシュ奏演が歯切れよくも折り目正しく展開され、終始一定の余裕や節度が保たれた瀟洒さ充分の趣味よき道程が続く中で、各人の、ひたすらメロディアスに晴々朗々と、或いは渋〜く歌いに歌うソロ活躍が、極めて雅趣豊かに、しかも芳醇に粋で風流この上なき見せ場を軽々飾って素晴らしい。

★中牟礼(g)の、バップ・イディオムを使ったシブくてイキな醸熟アクションと、よりクール・グルーミー&メロウ・テンダーでちょっと妖しく翳った(ジミー・レイニーやジム・ホールとかにも通じる)きめも細かいアンニュイ・フレージング、を的確に使い分け、また融和させた独特の憂い漂うニュアンス豊かな滑脱プレイ、がさすが十二分に練達した、それでいて自然体の軽みや脱力感をも絶やさぬ懐深い冴えを悠々示していてとりわけ出色な他、岡安(g)の、一貫して切れのいい鮮明な響きをもってダウン・トゥ・アースなブルースの旨味を力強く体現するファンキー・バップ技や、大野(tp)の、曲想に応じて語調を微細に変化させながら、しかしあくまで伸び伸びと愉しげに得意ワザ披露に興じきる、といった感じの明快直球ド真ん中のハード・バッパーぶり、も各々しっかりコク旨な魅力を遺憾なく揮っており、また彼らの最良のプレイを引き出す猿渡(ds)&北川(b)(→ハードなドライヴ感と優しく包み込むようなウォームネスの兼ね合いが絶妙!)の何げに芸の細かい機微あるサポートも卓抜だ。

1. Blueggea (ブルーゲ) (中山 静雄) (quintet)
2. Summer Time (George Gershwin) (tp & ds duo)
3. Four Brothers (Jimmy Giuffre) (2g-b-ds quartet)
4. I Can't Get Started (Vernon Duke) (right g-b-ds trio)
5. 夏色サンバ (北川 弘幸) (2g-b-ds quartet)
6. A Nightingale Sang In Berkeley Square (Manning Sherwin) (tp-left g-b-ds quartet)
7. O@Bag (オー・アット・バグ) (北川 弘幸) (2g-b-ds quartet)
8. A Jolly Monkey (中山 静雄) (quintet)

中牟礼 貞則 Sadanori Nakamure (guitar / ギター on right channel except 2, 6)
岡安 芳明 Yoshiaki Okayasu (guitar / ギター on left channel except 2, 4)
北川 弘幸 Hiroyuki Kitagawa (bass / ベース except 2)
猿渡 泰幸 Yasuyuki Sawatari (drums / ドラムス)

*guest:
大野 俊三 Shunzo Ohno (trumpet / トランペット on 1, 2, 6, 8)

2019年10月29日,30日松戸市(千葉県) Groove Studio録音

レーベル:What's New

在庫有り
国内制作CD

スモーキー・ブルージーでメロディアス&テイスティーこの上なき極真芳醇バップ・プレイが横溢するスウィンギンかつリラクシングな卓越した抒情世界!超快適!!! CD √BAGU with SHUNZO OHNO ルート・バグ with 大野 俊三 / O @ BAG オー・アット・バグ[GWNJ 2025]

販売価格: 2,870円(税込)
数量:
商品情報
WHAT'S NEW

★世界的トランペッター大野俊三をゲストに迎え、中牟礼貞則、岡安芳明二人の名ギタリストと共に繰り広げるルート・バグ珠玉のニューアルバム。

★ルート・バグ(√BAGU) ”の待望の新作が完成した。“ルート・バグ ”は、岐阜最強のユニット、ドラムの猿渡泰幸とベースの北川弘幸のことである。

★このコンビは、39年以上続く。“ルート・バグ ”の名は、猿渡が岐阜市で経営するライブハウス「BAGU」に由来する。
★ルート・バグの歩みは2006年8月23日、『G’s Workshop』を発表した。メンバーは、猿渡泰幸、北川弘幸と中牟礼貞則、岡安芳明の4人だった。2011年10月19日、『BAG’S-40』を同じ4人で発表した。この時の年齢は、「中牟礼が70代、猿渡が60代 北川が50代 岡安が40代」という四世代だった。
★最新作『O@BAG』は、中牟礼貞則と岡安芳明という二人の名ギタリストが参加し、更には名トランぺッター、大野俊三まで参加した珠玉の作品。(新譜案内より)

2019年10月29日,30日 GROOVE STUDIO 松戸,埼玉 録音
解説:高木 信哉

Recorded,Mixed and Mastered by Keiichi Sato
Produced by ROOT BAGU