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ホーム2021年6月REVIEWモダン・ジャズ黄金期を思わせる正統派ハード・バップの王道をまっしぐらに突き進む小粋な歌心と黒いブルージー・ソウル満点の痛快娯楽世界! CD BRUCE HARRIS QUARTET ブルース・ハリス / SOUNDVIEW
商品詳細
★以前Posi-Tone作品が好評を集めていた、NYシーンで多忙に活躍する正統実力派の黒人トランぺッター:ブルース・ハリス(1979年ニューヨークのブロンクス生まれ)の、今回はワンホーン・カルテットによる(一部女性ヴォーカルが客演)一編。

★鋭い張りやキレとスモーキーなくすみ・燻り感を併せ持ち、カラッとしていながら豊かな渋味にも事欠かぬ、何ともアジなトーンのトランペットが、バップやブルースに由来した伝統的な硬派筋の語法を根幹とし、と同時に朗々と晴れやかに哀歓を活写する歌謡フレーズも潤沢に盛り込んで、奥行きとメリハリに富んだ凛々しくも瀟洒さある文脈を結構飄々と軽妙に形作って、誠に粋な華とウマみ満点の見せ場を飾り、一方、中々ストイックに殺陣の型に徹するかのようなピアノの苦味走ったソリッド&スクエアーな立ち回り以下、リズム隊のキッチリとツボを心得た堅固な安定感あるサポートもゴキゲンに骨太いノリを醸成して、頼もしく魅力を際立たせた、全体を通じハード・バップ・ジャズの王道を行くオーソドックスな快進撃が横溢して、実に小気味よくスカッとノセられる会心打内容。

★歌心とスイング感とブルース・フィーリングとバップ魂、に確固と貫かれた、極めてシンプルでストレートアヘッドな大衆娯楽活劇調の明快演奏が嬉々溌溂と展開され、今日的と云うよりは少々オールド・ファッションに感じられる「モダン・ジャズ黄金期」の如き幾分か質素で素朴さある親しみやすいエンタテインメント世界、が迷いなく揺るぎなく創出されてゆく中で、一座の花形:ハリス(tp)の、終始水を得た魚のように心底愉しそうに伸び伸びと躍動し、清やかに歌うド真っ当なアドリブ奮戦がバッチリ豊饒に盛り上がりを見せて、全く爽快だ。

→精悍鋭敏なピリッとした勇み肌のスウィンギン・アクション咆哮で歯切れよくスリリング・グルーヴィーに昂揚させてくれる反面、ちょっとしんみりした調子でメロウ・テンダーにきめ細かく憂愁的情景をじっくり描き込む機微・ニュアンス充分のバラード表現や、ダウン・トゥ・アースでブルージー・スピリチュアルな漆黒の吟醸ソウルをコク味こってりに唄い上げるレトロ風情のスイングorトラッド的寛ぎメランコリック路線、といったリリカルなアプローチの余情豊かさ・含蓄深さがまた絶品で、しかもいかなる場面にあってもワンポイントのゆとりや節度を絶やさない、独特の軽み&ウィットの利いた悠然げなその吹鳴のあり様は大いに洒脱で最高にイカしている。律儀一徹な頑強バップ・イディオム・プレイや重厚なるストライド技などで手堅くハリスを盛り立てるフォートナー(p)の燻し銀的助演も光る。

1. Soundview
2. Satellite
3. Maybe It's Hazy
4. If You Were Mine
5. Hank's Prank
6. You're Lucky To Be Me
7. Ellington Suite
8. Bird Of Red And Gold
9. Saucer Eyes

Bruce Harris (trumpet)
Sullivan Fortner (piano)
David Wong (double bass)
Aaron Kimmel (drums)

guest:
Samara Joy McLendon (vocal on 4, 8)

2020年10月25日ニューヨーク市クイーンズ区アストリアのGB's Juke Joint(スタジオ)録音

※produced by award winning trumpeter Jeremy Pelt

レーベル:Cellar Music (Cellar Live)

在庫切れ
可能な限りお取り寄せ致します

見開き紙ジャケット仕様CD




モダン・ジャズ黄金期を思わせる正統派ハード・バップの王道をまっしぐらに突き進む小粋な歌心と黒いブルージー・ソウル満点の痛快娯楽世界! CD BRUCE HARRIS QUARTET ブルース・ハリス / SOUNDVIEW[CM102520]

販売価格: 2,100円(税込)
数量:
商品情報
CELLAR LIVE

★正統実力派の黒人トランペッター:ブルース・ハリス(1979年NYブロンクス生まれ)による、Sullivan Fortner(p)David Wong(b)参加のカルテット作品。

★ハードバップ・ファンにはたまらないストレートなアプローチ。ジジ・グライスの曲を取り上げるなど、選曲にもグッときます。伸びやかなトランペットサウンドに伝統に根ざしたジャズ演奏への矜持を感じる作品です。