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ホーム2021年4月REVIEW【日本のみフィジカル・リリース/日本盤ボーナス曲収録】 柔和で瀟洒でしっとりと優しく潤んだメロウ・テンダーな涼やかバラード演唱が瑞々しく冴える極楽編 CD BECCA STEVENS AND ELAN MEHLER ベッカ・スティーヴンス & イーラン・メーラー / PALLET ON YOUR FLOOR パレット・オン・ユア・フロアー
商品詳細
★過去の作品群も好評だった、ニューヨークで活躍する女性シンガーソングライター(ギタリストでもある):ベッカ・スティーヴンズ(1984年米ノースカロライナ州ウィンストン・セーラム生まれ)の、本盤は、自身はヴォーカルに専念した、ピアニスト(プロデューサーでも鳴らす):イーラン・メーラーとのデュオによる一編、=従来は配信オンリーだったデジタル・アルバムにボーナス・トラック1つ(別テイク)をプラスしての日本盤CD化。

★端正で冷涼な潤いを湛えた響きを呈するピアノが、独特の思索瞑想性を孕みつつも力強くおおらかにスピリチュアル・ブルージーな心温まる弾奏(またある時は荘厳に祈るような趣があったりもする)を紡いで、中々ハートフルに背景世界を形成してゆく中で、澄みきったクリーンな透明感や清風の如き爽やかな風合いを示したきめの細かい、それでいてキリッとした張りやしなやかな伸び、キレのよさをも備えるトーン高めのちょっと白雪っぽい端麗な艶やかヴォイスが、一声一声に濃密に魂を込めて聴く者の胸に切々とダイレクトに訴えかけてくる感じの、情感こまやかで結構渋くて粋なブルース由来の吟醸味にも富んだ渾身のリリカル演唱を丹念に綴って、余情も深く瑞々しい感動が齎されるさりげなく練達した充実内容。

★バラードを基調とした、インティメイトな和み感と生鮮な緊張とが好バランスで自然に融け合う、ラウンジ・リラックス・ムードの居心地よくも小気味よい瀟洒な道程が続き、メーラー(p)の、鋭角的骨太タッチでアーシー・バピッシュにコク旨なグルーヴを体現したり、幾分か仄暗くミステリアスに心象風景の奥底へじっくり降りてゆくようなメディテーション空間を形成したり、などの滑脱にして極めて的確なメリハリある半劇的サポート、に優しく支えられながら、スティーヴンズ(vo)の、背筋はピンと凛々しく伸びていながら肩の力は絶妙に抜けていて無理のない自然体調子を保った、一貫して歌詞の情緒とメロディーの美を何より大切にし、その一つ一つを慈しむが如き「歌愛」に満ちた誠に丁寧な節回しが、節度と真剣さをもって清新に冴え渡っており、何とも爽快で素敵だ。

→(白人系)抒情派ジャズ・ヴォーカルの伝統にしっかり根ざした、繊細真摯で洒脱なウィットをも感じさせるナチュラル・テンダーな誠心こもった、そして包容力あるまろやか感触のリラクシング・フレージングが実に味わい豊かに魅惑の華を成しているが、その声音そのものに顕れるヒンヤリしたクールネスや、生々しく切実に語りかけてくるような迫真力ある息遣い、時折垣間見せる現代SSW派らしいややコンテンポラリーめのフォーキー・ブルース風情、といった要素が奏効して、アウトラインはあくまで安定安心のオーソドックス・タイプだが独自の個性、独自の揺るぎないスタンスをも有した、巧まずして研ぎ澄まされ感充分の含蓄ある歌声キャラ〜不動の美味イメージが確固と打ち樹てられていて、何げに見事。

1. エルヴィス・プレスリー・ブルース
(ギリアン・ウェルチ&デヴィッド・ローリングス)
Elvis Presley Blues (Gillian Welch and David Rawlings)

2. バット・ビューティフル
(ジミー・ヴァン・ヒューゼン&ジョニー・バーク)
But Beautiful (Jimmy Van Heusen and Johnny Burke)

3. アイ・エイント・ガット・ナッシン・バット・ザ・ブルース
(デューク・エリントン / ドン・ジョージ)
I Ain't Got Nothin' But The Blues (Duke Ellington / Don George)

4. アワ・ラヴ・イズ・ヒア・トゥ・ステイ
(ジョージ・ガーシュイン / アイラ・ガーシュイン)
Our Love Is Here to Stay (George Gershwin / Ira Gershwin)

5. ディープ・パープル
(ピーター・デローズ)
Deep Purple (Peter DeRose)

6. ジャスト・スクイーズ・ミー
(デューク・エリントン&リー・ゲインズ)
Just Squeeze Me (Duke Ellington and Lee Gaines)

7. メイク・ミー・ア・パレット・オン・ユア・フロアー
(Trad. / ギリアン・ウェルチ&デヴィッド・ローリングス)
Make Me A Pallet On Your Floor (Traditional; Gillian Welch and David Rawlings)

8.【日本盤ボーナス・トラック】
アワ・ラヴ・イズ・ヒア・トゥ・ステイ (テイク1ヴァージョン)
(ジョージ・ガーシュイン / アイラ・ガーシュイン)
Our Love Is Here To Stay - take 1 version (George Gershwin / Ira Gershwin)

ベッカ・スティーヴンス Becca Stevens (vocal)
イーラン・メーラー Elan Mehler (piano)

2019年9月8日 NYCイースト・サイド・サウンド・スタジオ録音

レーベル:Core Port (Newvelle Records原盤)

在庫有り
国内制作CD

★NOW ON SALE
『ベッカ・スティーヴンス/ティー・バイ・シー』RPOZ-10008
『ベッカ・スティーヴンス/パーフェクト・アニマル』RPOZ-10005
『ベッカ・スティーヴンス/レジーナ』RPOZ-10030
『ベッカ・スティーヴンス/ワンダーブルーム』RPOZ-10055


【日本のみフィジカル・リリース/日本盤ボーナス曲収録】 柔和で瀟洒でしっとりと優しく潤んだメロウ・テンダーな涼やかバラード演唱が瑞々しく冴える極楽編 CD BECCA STEVENS AND ELAN MEHLER ベッカ・スティーヴンス & イーラン・メーラー / PALLET ON YOUR FLOOR パレット・オン・ユア・フロアー[RPOZ 10066]

販売価格: 2,100円(税込)
数量:
商品情報
CORE PORT

★配信のみでリリースされたベッカ・スティーヴンスのデュオ・プロジェクト新作が日本のみフィジカル・リリース。アメリカン・ミュージックの古層に同化したベッカの感動的なヴォーカルが迫ってくる傑作。

■ベッカ・スティーヴンス最新作は旧友イーラン・メーラー(p)とのデュオ・アルバム。グレイト・アメリカン・ソングブック、フォーク、ブルースなどを取り上げた圧倒的かつ感動的な内容。ベッカの「歌」「声」がここまで全面に押し出された作品は珍しく、そこにビル・エヴァンスやポール・ブレイに影響を受けたイーランのピアノが美しく幻想的に調和する。

★イーランはNY在のピアニスト/作曲家で、フランスのアナログ専門レーベルNewvelle Recordsの共同設立者(2016〜)。同レーベルはブルックリンでも活動しており、今回はレーベル初の配信アルバム。本作録音は2019年の9月で当初リリース予定はなかったが、あまりの素晴らしさに配信だけでもとリリースが決まった。フィジカル盤としては今回日本のみの発売。

■ベッカとイーランは、2009年にイーランのアルバム『The After Suite』で共演して以来の関係。このアルバムのアメリカ&ヨーロッパ・ツアーでの演奏、さらにイーランが住んでいたスイスでこのアルバムにも繋がる多くのレパートリーを二人で集中的にセッションし、そこでイーランがベッカのスタンダード解釈と声のレンジの広さに改めて驚嘆したことが本作アイデアの基となった。それから約10年経ち、Newvelle Recording Sessionsという企画がレーベル内で実現、その一環として二人の邂逅が実現した。

★冒頭曲はギリアン・ウェルチがパートナーのデヴィッド・ローリングスと二人で作った名作『Time:The Revelator』(2001)より。アルバム最終曲は多くのミュージシャンが様々なスタイルで取り上げているブルースだが、これもギリアン・ウェルチの『Soul Journey』(2003)で歌っていたヴァージョンを参考にしている。これらに挟まれて、ガーシュイン、エリントン、ジミー・ヴァン・ヒューゼン、ピーター・デローズといったグレイト・アメリカン・ソングブックを形成する作曲家たちのレパートリーが並ぶ。(メーカー・インフォ)

2019年9月8日 NYCイースト・サイド・サウンド・スタジオ録音
*レコーディング&ミックス・エンジニア:マーク・ウルセリ
*マスタリング・エンジニア:アレックス・デターク (NYCバンカー・スタジオ)