CATFISH RECORDS

★心を射抜け！美しき音の銃弾。俊才ミラバッシが満を持して問う初めてのライブ盤　めくるめく美しさがあなたを陶酔の果てに誘う。

★ジョバンニ・ミラバッシ待望の三枚目はトリオによるライブ盤だ。経験量は多寡の差があるから、あくまでも個人的な基準に照らして、ということだけれど、正直に言ってピアノ・トリオのライブ盤としては屈指の傑作に出会ったという気がする。思い切って更に付け加えるとキース・ジャレット・トリオのSOMEWHERE BEFOREとか、デジョネットを擁したエヴァンス・トリオのモントルーでのライブにも匹敵するんじゃないか？

★良いよ、これ! 絶対聴いたほうが良い。演奏者がどういう人とか、音源としてどうこうとか、余計な注釈が必要とは思えない。ライブという形の中でも終始一貫して自らの美意識を表現できるミラバッシの資質は傑出したものだし、切ないほどに美しいのに感傷に落ち込まない緊張感は素晴らしい。

★演奏曲目は基本的にオリジナルで、この点にも注目してほしい。唯一の例外がAVANTI! のオープニングを飾ったTr.8なのだが、これはもう「歌いまくっている」! それでなくとも甘美なメロディがトリオの演奏とライブというシチュエーションにより新たな生命を得て輝く様は、音楽を愛する者にとって殆ど至福だろう。ミラバッシの知名度はともかくも、この演奏が少しでも多くのリスナーに届くことを願ってやまない。そして、サワノはミラバッシを日本に紹介する唯一の窓口だったことを誇りとしていいだろう。このCDを手にとった人へ。よかったですね。あなたの感動は、約束されている。

Text by 北見 柊

1. Jean-Paul Chez Les Anges
2. Place De La Mairie
3. 28, Rue Manin
4. Des Jours Meilleurs
5. Requiem
6. Memento Mores
7. Cafe Francais
8. El Pueblo Unido Jamas Sera Vencido

Giovanni Mirabassi (piano)
Daniele Mencarelli (bass)
Louis Moutin (drums)

2001年11月 録音

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デジパック仕様CD
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