CATFISH RECORDS

★1940年代からR&Bやブルース系のバンドで演奏し、その後もジャズとR&B系の双フィールドで自己コンボの他、様々なグループに参画して長年に渡り精力的活躍を続けながら、Prestige/JAM/SteepleChase/Concord等へ味のあるレコーディングを残して来、90年代以降〜今世紀にかけてもHighNote/JHM/Chiaroscuro/Milestoneから気合の入ったアルバムを次々と発表して好評を得ている、そして2007年には久しぶりに来日公演も果たした、ホットなブルージー・テナーの大ベテラン名手:レッド・ホロウェイ(1927年アーカンソー州ヘリナ生まれ)の、前作から約4年ぶりとなるニュー・アルバム、=シチュエーションも様々な幾つかの小コンボ・セッション(スタジオ&ライヴ)をまとめた、好もしいゴッタ煮感覚溢れる会心盤。
★コンテンポラリー系のグルーヴ物風の軽快でソフトな、ノリよく弾み流れるようなリズミカル・サウンドをバックに、或いはまた、純アコースティックなワン・ホーン・カルテットによる真っ向勝負のハード・バップ・スイング形式で(他にも色々)、アーシー・ソウルを満載した旨口テナーの、タフで野太い、かつ、優しく温かな包容力を感じさせるおおらか吟醸ブロウ、が中々スッキリと清やかに絵を飾った、余情も深い快適芳醇編である。
★スタイルや編成は曲によって様々に変化して、起伏メリハリ感(〜音響の色彩バリエーション)にも富むが、一貫してウォーム&インティメイトな、和気あいあいと寛ぎ交歓セッションを楽しむような優しい空気感、を底流させた、温厚げで小気味よさ抜群の闊歩邁進が続き、主役テナーの、イナセ肌の熱いファンキー・グルーヴ魂が依然瑞々しくハジけ躍るかの如き、腰の据わったパワフル&ダイナミックな濃い口ブルース咆哮や、円熟っぽく自然と角のとれた?、まろやかで甘美な脱力調子の哀愁バラード妙演、などなど、肩肘張らぬもこってり深みのある、さすが年季の入った名人芸が超ゴキゲンに冴え渡り、オルガン、ギター、ヴォーカル(女性も男性も登場)等々の個性溢れる助演も、これまたおいしさ一杯に綺羅星の如く華を添えている。盛り沢山で理屈は抜きの痛快娯楽テイスティー作品。

1.NO TEARS OVER YOU
2.SWIFFTY
3.MUSIC FOR MAKING LOVE
4.SPEAK LOW
5.HITTIN' THE ROAD AGAIN
6.SALUTE TO MCDUFF
7.CHARLOTTE,CHARLOTTE
8.RUSSELL SQUARE
9.PUT THAT MONEY DOWN

RED HOLLOWAY(ts)
featuaring RICHARD REID, DWIGHT DICKERSON, GERRYCK KING, ART HILLERY,CALVIN KEYES, KENNY DIXON, SHUGGIE OTIS, RALPH GREEN, SACHA BOUTROS, MIKE WOFFORD, ROB THORSEN, DUNCAN MOORE, PETER SPRAGUEetc...

在庫有り
CD