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ホーム日本のジャズ (JAZZ IN JAPAN)CD 伊佐津 さゆり SAYURI ISATSU / Field
商品詳細
★その大自然をこよなく愛するピアニスト・伊佐津さゆり。
美郷・安曇野から届く【信州ジャズ】誕生!!!!

●長野・安曇野に住むピアニスト・伊佐津さゆりの、待望の最新作。
伊佐津さゆり(ピアノ)、安ヵ川大樹(ベース)、平井景(ドラム)。風景を描く最高のピアノトリオが、信州・安曇野にてレコーディング&ジャケット撮影。

*ゲスト参加・坂上領(フルート)。
ドラマー・平井景が、全面プロデュースし、主宰のレーベル「ブライト・サンズ・レコード」から発売。
レコーディング・エンジニアには、日本トップ・クラスの赤川新一氏を起用。

●安曇野の情景を投影したオリジナル曲に、長野で生まれた唱歌「ふるさと」「しゃぼん玉」「早春賦」を独自にジャズ・アレンジ。上箱付き。12ページのブックレット付き。音楽ライター・島田奈央子プロデュースのイベント「Something Jazzy」に、トリオ+フルート、ギターの豪華メンバーで出演。

1. Rain
2. Field
3. しゃぼん玉 (平井景アレンジ)
4. 季節
5. 早春賦 (伊佐津さゆりアレンジ)
6. 霧
7. Night Train
8. Spring Notes
9. Dream Map
10. Over The Mountain
11. ふるさと (伊佐津さゆりアレンジ)

All music written by Sayuri Isatsu
/ except "Shabon-Dama" written by Ujo Noguchi/Shimpei Nakayama
arranged by Kay Hirai ,
"Soushunfu" written by Kazumasa Yoshimaru/Akira Nakada
arranged by Sayuri Isatsu ,
"Furusato" written by an unknown composer
arranged by Sayuri Isatsu

伊佐津 さゆり: ピアノ
平井 景 : ドラムス
安ヵ川 大樹 : アコースティック・ベース
坂上 領 : フルート & リコーダー
Produced by Kay Hirai (Bright Sun's Record)
Co-Produced by Naoko Shimada (Bright Sun's Record & Something Jazzy)
Recorded by Shinichi Akagawa (studio mimizuku)
Recorded at Sayuri's Room (Azumino,Nagano,Japan) on 1st &2nd , September , 2012 ,
Art Cafe"Seiga" (Azumino,Nagano,Japan) on 3rd , September , 2012 ,
mogLA studio (Tokyo,Japan) on 26th , September , 2012

在庫有り
CD


CD 伊佐津 さゆり SAYURI ISATSU / Field[BRSRCD 004]

販売価格: 2,300円(税込)
数量:
商品情報
<伊佐津さゆり プロフィール>
長野県安曇野市出身。早稲田大学モダンジャズ研究会にてジャズを始める。自身のバンドによる都内でのライブ活動後は、信州を中心に活動。スタンダードに限らず、ポピュラーな曲をジャズアレンジする他、情景をモチーフにしたオリジナル曲を演奏。ジャズをもっと身近に聴いてもらえるよう、「信州にジャズを広める会」代表として、コンサート活動を展開中。これまでの作品『伊佐津さゆりソノリティ Stormy Day』。

▼解説▼
「“信州ジャズ”って呼び名、いいかもね」
そんな言葉が交わされたのは、2012年の春だった。場所は、長野県まつもと市民芸術館。
地元・安曇野に住むピアニスト、伊佐津さゆりは自らのコンサートを終え、興奮も冷めやらぬまま、その日共演したドラマーの平井景、そしてスタッフとの間で、今後の展開について果てしなくアイディアを出し合った。こんなに盛り上がったのには、理由がある。

彼女の演奏や、彼女が描くオリジナル曲には、心を揺り動かすドラマがあり、そして純粋なフィルターを通した安曇野の情景が、一面に浮かんでくるのである。ある時は、季節や天気、時間によって変化していく山々の景色、黄金色に輝く田園風景、また静かな夜空に彷徨う星たちのざわめきも、全てが音符になり、伊佐津さゆりの音世界が繰り広げられていく。

また信州・安曇野は、とにかく冬が長い。春の訪れを待ち遠しく思い、草花が芽吹き始めた時の喜びは何にも変え難い。その思いから描かれた曲達は、なんとも切なく感動的で胸を打つ。美しく、大きく、そして少しストイックな彼女の音楽は、ノスタルジックな印象の北欧や東欧のジャズにも通じるものを感じる。

“信州ジャズ”という言葉はもちろん後付けだが、その清涼感のある言葉の響きは、彼女の音楽にピッタリとくる。これは偶然のようで必然だった気がする。

安曇野出身の伊佐津さゆりは、音楽大学時代に東京に住んでいた事がある。
その時に出会いバンド活動を共にしたドラマーが、このアルバムのプロデューサーでもある平井景だ。安曇野に帰郷後に、リリースしたアルバム『Stormy day』も、実は彼がサウンドプロデュースを担当しているが、伊佐津さゆりの水彩画のような世界観を、見事に爽快で立体的なサウンドに仕上げている。

「風景を音に投影」する二人が、また時を経て再燃。今回はサウンド・プロデュースのみならず、制作の全般的ディレクションも平井景に委ね、”信州”を舞台にした新しいドラマが
始まった。

息の合ったプレイはアルバム全体に及ぶが、中でもピアノとドラムだけで展開していく「Over The Mountain」は、それぞれが思い描く山々の風景を音にし、スケールの大きなインタープレイが繰り広げられる。”和”の印象をも持つアンサンブルに、きっと誰もが胸を熱くするはずだ。

そして今回、ベーシストには、深みのある木の音と香りを音に響かせる、日本屈指のプレイヤーである安ヵ川大樹を起用。曲に更なる彩りを加えるのは、温かい音色と抜群のセンスを持つフルーティスト、坂上領。また、録音エンジニアには、日本トップクラスの赤川新一氏が参加し、伊佐津さゆりワールドをベストメンバーで支える事になった。しかもレコーディングは、彼女の自宅の広いリビングと、明治時代の蔵を改造したカフェの2か所で行われた。
つまり、メンバーとスタッフ全員が、東京から長野・安曇野へ移動したのだ。

「彼女にとって、慣れた空気と場所での録音がいいと思う」
という赤川氏の意見に全員の思いが一致。
信州で生まれた楽曲を、信州でレコーディングすることになった。
まさに“信州ジャズ”の誕生である。
このアルバムのタイトルとなった「Field」とは、“野”や“土地”を表す言葉。
生まれ育った地を愛し、その地に「凛」と立つ姿が重なる。
そこから望む美郷を音にするピアニスト、伊佐津さゆりにふさわしいタイトルだと思う。
(音楽ライター・島田奈央子)
Bright Sun's Record