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ホーム2023年3月REVIEWアルトサックス、女性ヴォーカル、ヴィブラフォン、ピアノらの清々しく爽やかでいて熟練したコク旨なソロが華々しく見せ場を繋ぐ人情味満点の娯楽編 CD BUSTER WILLIAMS バスター・ウィリアムズ / UNALOME
商品詳細
★燻し銀のヴェテラン・ベーシスト:バスター・ウィリアムズ(1942年米ニュージャージー州カムデン生まれ)の、自身の80歳を記念しての、紅一点ジーン・ベイラー(vo)、ブルース・ウィリアムズ(as,fl,ss)、ステフォン・ハリス(vib)、ジョージ・コリガン(p)、レニー・ホワイト(ds)、という中々渋い馴染みの面々とのオールスター・セクステットを基本とした円熟快演集。

★歯切れよくウネるようなドライヴ感溢れる力強い肉太ベースの躍動や、精確巧緻に空を斬り刻んでゆくが如きシャープネスに満ちたドラムの攻勢、に頼もしく支えられ、また煽られて、熱い激情を孕んだアルトのアグレッシヴな咆哮、クール&ブルージーに爽やかなグルーヴを齎すヴィブラフォン、モーダルとファンキーの間で闊達に吟醸節を繰り出すピアノ、そして妖艶でミステリアスなしっとり感と思索性を滲ませる女性ヴォーカルのリリカル演唱、らが色とりどりにして旨味十二分の見せ場を流麗に繋いでゆく、全編カラフル&デリシャスな名場面に次ぐ名場面の連続で大いにノセ、和ませてもくれる白眉の充実内容。

★硬派筋の雄々しさ・勇猛さと抒情派タイプの歌謡性やポエティシズムを自然に併せ持った、ブルース・フィーリングもバッチリ潤沢なストレートアヘッド・ジャズの鑑!とも云うべき真っ向勝負の現代モード系ハード・バップ快演、がイキイキと精悍鋭敏に展開され、バスター・ウィリアムズ(b)やL・ホワイト(ds)のサポート役に徹しながらも巧まずしっかり濃い存在感を放つ、さりげなく芸の細かさも光った懐深そうなバックアップに上手く触発されて、ブルース・ウィリアムズ(as,fl,ss)やS・ハリス(vib)、G・コリガン(p)、J・ベイラー(vo)らのいずれも千両役者然とした堂々たるアドリブ活躍が、何とも華やかでテイスティーな魅力を揮いきり、全く素晴らしい。

★アルト中心に吹くブルース・ウィリアムズ(as,fl,ss)の、先ずはエネルギッシュ&パッショネートな猛々しいモード色濃いめのアクション吠えに本領を見せ、バラードでは一転してスマート&スムースな寛ぎ吹奏で快適に憩わせ、また涼しげな中に瞑想感を孕んだフルート・プレイやアーシーでイナセなソプラノ・ブロウにも瑞々しい妙味を振るうなど、そのドラマティックな舞い泳ぎっぷりが中々のスター性を発散して傑出しており、またベイラー(vo)のブルージー・グルーヴィーな漆黒の醸熟感とけだるく物憂いアンニュイ風情や上品な色香を兼備した馨しき歌い様も、インスト陣とは立ち位置の異なる別格の花形ぶりを示して誠に蠱惑的、更にはハリス(vib)のミルト・ジャクソン的なクーリッシュ・ブルース型の爽涼ワザを根幹としつつ時にはボビー・ハッチャーソンやゲイリー・バートン辺りに接近したシリアス・アプローチにも転じる、何げに引き出しの多い立ち働きも好調、そしてコリガン(p)の控えめに抑え役を担うもその一音一音に豊かなニュアンスや機智を窺わせる堂に入った語り口も絶品、加えてバスター・ウィリアムズ(b)の時折浮かび上がって来ては豊かな温もりとこってり芳醇なコクに満ちたソロで悠々座をさらう振る舞いもこれまた卓抜だったりと、個人プレー合戦の聴きどころは圧倒的なまでの豊作具合。

1. Stairways (Buster Williams) 5:26
2. Estate (Bruno Martino / Bruno Brighetti) 8:29
3. Tayamisha (Buster Williams) 5:47 (instrumental)
4. In The Middle Of A Rainbow (Buster Williams) 7:16
5. The Wisdom Of Silence (Buster Williams) 4:54
6. 42nd Street (Harry Warren / Al Dubin) 7:01
7. I've Got The World On A String (Harold Arlen / Ted Koehler) 6:18
8. Here's To Life (Artie Butler / Phyllis Molinary) 6:11 (vo-p-b trio)

Jean Baylor (vocal except 3)
Bruce Williams (alto saxophone except 5, 6, 8) (flute on 5) (soprano saxophone on 6)
Stefon Harris (vibraphone except 8)
George Colligan (piano)
Buster Williams (bass)
Lenny White (drums except 8)

2022年4月26&27日米ニューヨークシティのSear Sound Studio C録音

レーベル:Smoke Sessions

在庫切れ
可能な限りお取り寄せ致します

デジパック仕様CD

アルトサックス、女性ヴォーカル、ヴィブラフォン、ピアノらの清々しく爽やかでいて熟練したコク旨なソロが華々しく見せ場を繋ぐ人情味満点の娯楽編 CD BUSTER WILLIAMS バスター・ウィリアムズ / UNALOME[SSR 2301]

販売価格: 2,400円(税込)
数量:
商品情報
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SMOKE SESSION

バスター・ウィリアムス、80歳を記念し録音されたリーダー作
前作に引き続きベテランのジョージ・コリガン、レニー・ホワイトに加え
90年代のR&Bデュオ、ジャネイで知られるフィメールR&Bシンガーのジーン・ベイラーらも参加

★ベテラン・ベーシスト、バスター・ウィリアムス、80 歳を記念したスタジオ録音、リーダー作が登場。

★ 1960 年代から演奏活動をはじめ、ソニー・スティットやジーン・アモンズ、デクスター・ゴードン等と共演、ナンシー・ウイルソン、サラ・ヴォーン等のバッキングやアルバム録音にも参加している。60 年代の後半からハービー・ハンコックのバンド “Mwandishi” にも参加、ニューヨークを拠点にして、マイルス・デイヴィス 、アート・ブレイキー、マッコイ・タイナー、ソニー・ロリンズなど、名だたる巨匠との共演をはじめ、現在まで積極的な音楽活動を続けている。トム・ハンクス主演の映画「ターミナル」にベニー・ゴルソンのカルテット・メンバーとして出演して日本でも人気の高いベーシストである。

★本作は、前作に引き続き長年に亘って活動を共にし、Steeple Chase、Criss Cross 等に多くの録音を残している俊才ピアニストのジョージ・コリガン、マイルス・デイヴィス、フレディ・ハバード、ハービー・ハンコック等のバンドで活躍した大御所ドラマー、レニー・ホワイトの両名が参加。また、90 年代に活躍した R&Bデュオ、ジャネイとしての活動で知られるフィメール R&Bシンガーのジーン・ベイ
ラー、サックス奏者のブルース・ウィリアムス、ヴィブラフォン奏者のステフォン・ハリスといった新しいメンバーも加わっている。

★タイトルの「Unalome 」とは個人の超越と悟りへの道を表す、仏教のシンボルで、敬虔な仏教徒であるバスター・ウィリアムスが、人生とキャリアを通じて探求してきた概念でもある。彼はこう語る。「私は、人生は連続した上昇するステップであるべきだと信じています。そして、Unalome はこれまで確かに歩んできた輝かしい道のりの最新の一歩なのです。」

★アルバムを通してしっとりした曲が多めで、ジーン・ベイラーの伸びやかな歌声とヴィヴラフォンの軽やかな音色が活きる構成となっている。(新譜インフォより)
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